この記事では、残置物を撤去する際の費用について徹底解説していきます。
実家を相続したり、親御さんが施設に入られたりして実家が空き家になった場合、残置物撤去をする必要があるでしょう。そういったケースでの費用の相場や、実際の事例を解説します。
記事後半では、残置物の撤去を安く業者に依頼するコツや業者を選ぶ際のポイントもご紹介。たくさんの不用品やゴミでお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。
残置物撤去の基礎知識【費用を左右するポイントも】
残置物を撤去する費用を解説する前に、まずは、残置物撤去とはどんな作業なのか、どんな時に残置物撤去が必要なのかを簡単に解説します。
残置物撤去とは
残置物撤去とは、一般的には「以前の居住者が使用していた家財品を処分する作業」のことです。「動産物撤去」や「動産類撤去」と呼ばれることもありますが、すべて残置物撤去と同様の意味と捉えてよいでしょう。
賃貸物件の残置物撤去は、所有権を持つ大家さんや管理業者の義務ですが、所有権の受託に合意すると、借主が行うことになります。
残置物撤去の必要があるケース
残置物撤去は一体どんな時にするのでしょうか?残置物撤去の必要があるケースは主に以下です。
- 両親の施設や病院への入院を機に実家が空き家になった
- 両親が他界し実家じまいをしたい
- 近親者が他界し相続人になった
- 所有している物件を賃貸に出したい
実家が空き家になった場合、家電や家具をそのままにしておくと、火災リスクが高まったり、ホームレスに占有されたりする可能性も。残置物撤去をして、家の中を綺麗にしておくと、定期的な清掃の負担が軽減し、家の資産価値を守ることにもなります。
また、転勤などで所有している物件を賃貸に出したい場合は、残置物撤去をするのがマストです。
残置物を撤去する方法
残置物撤去の方法としては、以下の2つがあります。
- 自力でやる
- 不用品回収業者に依頼する
アパートの一室など間取りが小さい場合は、家電や家具も少ないため自力での残置物撤去が可能です。しかし、一戸建てや広い間取りの家の場合は、残置物撤去には、相当の時間と労力が必要です。
また、残置物の量が多いと、自力で撤去する際の費用は高額になる可能性が高く、業者に依頼した方がコストパフォーマンスが高いケースもあるでしょう。
残置物撤去の費用については、この後解説します。
残置物の撤去費用はいくらくらい?【自力VS業者徹底比較】
さっそく残置物の撤去にかかる費用を解説していきます。今回は、自力での撤去費用と業者の費用を比較しますので、ぜひお役立てください!
自力での残置物撤去の費用
自力で残置物撤去をする際にかかる費用には以下があげられます。
- 車両レンタル代:1万円~
- 荷台レンタル代:3千円前後(1日)
- リサイクル家電処分料金:1万円前後(エアコン・テレビ・洗濯機・冷蔵庫)
- 粗大ゴミ回収料金:1万円前後(家具・家電10点前後の場合)
- ダンボールなどの料金:1,000円~
残置物撤去の際、軽トラックをお持ちでない場合は、最低でも3万円程度の費用がかかってくるでしょう。
一戸建てなどで作業が一日で終わらない場合は、車両・荷台のレンタルがさらに加算されます。上記に加え、協力してくれる人へのお礼、ガソリン代なども考えると、狭い間取りでも最低5万円という声もネット上には見られます。
また、費用に加え、作業するための時間や労力も必要ですので、自力での残置物撤去は、コストパフォーマンスの点ではおすすめできません。
不用品回収業者の「軽トラ積み放題プラン」は、車両レンタル料金で、家にある不用品をまとめて処分してもらえますよ!
業者に残置物撤去を依頼した際の費用
次は、業者に残置物撤去を依頼した際の費用を解説します。まずは、以下の表をご覧ください。
料金相場 | 作業時間 | 作業人数 | |
---|---|---|---|
1R/1K | 3万~8万円 | 1~2時間 | 1~2名 |
1DK | 5万~12万円 | 2~4時間 | 2~3名 |
1LDK | 7万~20万円 | 2~6時間 | 2~4名 |
2DL | 9万~25万円 | 2~6時間 | 2~5名 |
2LDK | 12万~30万円 | 3~10時間 | 3~6名 |
3DK | 15万~40万円 | 4~10時間 | 3~7名 |
3LDK | 17万~50万円 | 5~12時間 | 4~8名 |
4LDK以上 | 22万~60万円 | 6~15時間 | 4~10名 |
(参考:みんなの遺品整理)
上記の費用はあくまで目安です。ゴミ屋敷・汚部屋になっている場合は追加料金が発生するケースもあります。
部屋のゴミ屋敷・汚部屋レベルを知りたい方は、下記記事もあわせてご覧ください。
残置物撤去の費用の内訳は以下です。
- 人件費
- 車両費
- 運搬費
- 梱包費
- 処分費
- 特殊作業費(エアコン取り外しなど)
上記すべてが含まれると考えれば、業者の残置物撤去はかなりコストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。不用品回収業者選びについては、下記記事もぜひ参考にしてください。
残置物撤去を業者に依頼した3つの事例と費用総額
ここでは、ワンナップLIFEなどの業者による実際の残置物撤去の事例をご紹介します。
ケース1.遺産整理に伴う残置物撤去
まずは、親御さんの死去により空き家になった残置物撤去の事例です。
- 間取り: 2DK
- 利用プラン:2tトラック載せ放題
- 作業人数: 2人
- 作業時間 :3時間
- 費用:60,200円
(参考:ワンナップLIFE)
お母様がお亡くなりになられ、生前一人で暮らしていたお部屋を片付けたいというケースです。部屋にあった大量のゴミ袋の回収、ゴミの分別回収が終わった後は残す物と残さない物の選別も行われました。
相談しながら捨てる物を決めて回収し、最後に生ゴミの跡などでフローリングが汚れていた場所を掃除して作業は終了でした。不用品の回収から掃除にまで対応している業者なため、費用が相場より抑えられています。
親御さんが亡くなられた後の家を整理するのはつらいものです。こちらの、依頼者の方も、自力では難しいとご依頼をされました。
ケース2.空き家になった実家の残置物撤去
次は、親御さんが介護施設に入居され実家じまいで残置物撤去を依頼されたケースです。
- 間取り:3DK
- 作業人数:2人
- 作業時間:1日
- 費用: 100,000円
(参考:プライムハート)
依頼前にある程度整理をしていたため、間取りの割には残置物が少なく、作業がスムーズに完了。結果的に費用面が抑えれたケースです。
ケース3.親御さんが死去した後の一軒家の残置物撤去
最後は、親御さんが死去され空き家になった一軒家の残置物撤去のケースです。
- 間取り:一戸建て(2階建て)
- 作業人数:記載なし
- 費用:20万円
(参考:Y.K.COMPANY)
2階建ての一戸建てなため、家具・家電が多く、2トントラック3台分の残置物撤去。ほぼ手つかずの状態だったため、他の事例に比べると高額です。また、このケースでは残置物撤去の後の清掃は含まれていません。
しかし、2トントラック3台分の不用品を自力で処分する手間や時間を考慮すると、コストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。
実家の残置物撤去は、計画的に準備すると費用を抑えられる可能性もありますので、ぜひ下記記事を参考にしてください。
残置物撤去に業者がおすすめ理由【費用対効果だけじゃない!】
残置物の撤去は、自力でやるより業者に依頼する方がおすすめです。ここでは、残置物撤去を業者に依頼するのがおすすめの理由を解説します。
おすすめの理由は以下です
- すべての種類の物を回収してもらえる
- 精神的な負担が軽い
- 残置物撤去後も定期的な掃除を依頼できる
- 買取りで臨時収入になる
それぞれ解説していきます。
すべての種類の物を回収してもらえる
業者を利用すれば、家の中にある物を一掃できます。
- 家具
- 家電
- 衣類
- 本
- 食品
- 生ゴミ
- ペットのトイレ
業者に依頼すれば、上記のような物をすべてまとめて回収してもらえます。自力で処分するとなると、分別し、指定の日に指定の場所に運搬する必要があります。
また、残置物に多い、洗濯機、冷蔵庫、テレビ、エアコンはリサイクル家電に分類されるため、処分する際は、1点につき2~4千円の処分費用が必要です。
運搬する手段がない方や、多忙で時間が取れない方は、分別不要でまとめて撤去してもらえる業者は最適と言えるでしょう。
業者を選ぶ際は、ぜひ下記記事を参考にしてください。
精神的な負担が少ない
親御さんが施設に入られたり、亡くなられて空き家になった場合は、実家を片付けるのは精神的苦痛を伴います。思い出が詰まった家の中の物を処分するのが難しい方も少なくありません。
業者に依頼すれば、空き家になった実家の残置物撤去の負担が軽減します。希望すれば、作業員が一緒に「残す物」と「捨てる物」の分別もしてくれるため、思い出の品だけを残すこともできるでしょう。
残置物撤去後も定期的な掃除を依頼できる
業者は、掃除・片付けの「定期サービス」も実施しています。残置物撤去も、定期的に掃除や片付けを依頼すれば、家を常に綺麗な状態でキープできますよ。家の資産価値を守ることにもつながりますので、いずれ家を資産運用したい方に最適です。
買取りで臨時収入になる
不用品回収業者の中には、買取りに対応している業者もあります。残置物の中には、売れる物がある可能性も!わざわざ、リサイクルショップに持ち込む手間もないため、利便性も抜群です。
- 状態の良い家具
- 家電
- ブランド品
- 骨董品
- 状態のよい服
上記は、買い取ってもらえる可能性が高いでしょう。買い取り料金は、残置物撤去の費用から相殺してもらえます。買い取ってもらえる物が多数あれば、臨時収入になることも!
残置物撤去の費用を安く抑えるには?【依頼のコツ4選】
最後に、残置物撤去の費用を少しでも安く抑えたい方に、業者に依頼する際のコツを解説します。残置物撤去の費用を抑えるための依頼のコツは以下です。
- 無理のない範囲で荷物を減らす
- 複数の業者に見積りを依頼する
- 割引きキャンペーンを活用する
- 業者のスケジュールにあわせて依頼する
それぞれ解説していきます。
無理のない範囲で荷物を減らす
残置物撤去の費用は、回収してもらう荷物の量によって変わります。荷物の量が少なければ、その分料金も安くなります。
家具や家電などの大きな物は自力での処分は難しいかもしれませんが、できる範囲で荷物を減らせば、業者が使用するトラックのサイズが小さくなるため、その分費用を抑えられますよ。
トラックのサイズごとの「積み放題プラン」の料金は、下記記事でご確認ください。
詳細解説記事 | |
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軽トラック | 軽トラック積み放題のゴミ回収はお得?どのくらい積める? |
1.5tトラック | 不用品回収の1.5tトラック積み放題はどのくらい? |
2tトラック | 2tトラック積み放題の不用品回収をもっとお得に! |
4tトラック | 不用品回収の4tトラック積み放題はどのくらい? |
複数の業者に見積を依頼する
残置物撤去を依頼する際の費用を少しでも安くしたいなら、複数の業者に見積を依頼しましょう。
多くの業者は、無料見積りに対応しています。見積りを比較すれば、一番安い業者が一目瞭然ですし、基本料金に含まれる作業内容もしっかり確認できますよ。
また、不用品回収業者の中には、他社の見積りを提示することで、割引に応じてくれる業者も。
割引キャンペーンを利用する
残置物撤去の費用を安くするには、「割引キャンペーン」を利用しましょう。割引きキャンペーンの内容は業者によって異なりますが、以下のような内容が多いでしょう。
- WEB限定割引き:作業料金の10%割引き
- 初回割引き:1,000円~
- リピート割引き:1,000円~
- 口コミ投稿割引き:1,000円~
一戸建ての実家じまいなどは、処分する物が多く費用が高額になりがちです。割引キャンペーンを利用すれば、数万円安くなる可能性も!
ワンナップLIFEは、常時割引キャンペーンを実施しているため、費用を抑えたい方には最適ですよ!
業者のスケジュールにあわせて依頼する
残置物撤去の費用を安く抑えるには、業者のスケジュールにあわせるのもおすすめです。すべての業者が実施しているわけではありませんが、適用されれば1割程度安くなることも!
比較的時間に余裕がある方は、ぜひ気になる業者に問い合わせてみましょう。
業者の料金を安く抑えるコツは下記記事で詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。
残置物の撤去は業者でスピーディーに!費用を抑えるには…
引っ越しや住み替え、実家じまいなどで空き家になった場合は、残置物を撤去する必要があります。しかし、自力で残置物の撤去をするとなると、時間、体力、そして、費用もかかります。
しかし、業者に依頼すれば、家中の不用品をまとめて回収してもらえる上、掃除や片付けもしてもらえて、多忙な方でも負担なく空き家の残置物の撤去ができますよ。
ワンナップLIFEは、365日休まず営業しており、ご依頼から最短30分で駆けつけます。さらに、トラック積み放題は業界最安レベルのリーズナブルな料金ですので、残置物撤去費用を安く抑えたい方は、ぜひワンナップLIFEをご検討ください。
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