本記事では、物屋敷の片付け方法を解説します。
「物屋敷」とは、生ゴミなどはないものの不用品で散らかった家。ゴミ屋敷が生活ゴミであふれているのに対して、物屋敷は日用雑貨や昔コレクションしていたアイテムなど、使わなくなったアイテムが中心です。
不用品が大量にあふれる物屋敷の片付けは、多大な時間と労力が避けられません。自力で片付ける時の注意点や、頼りになる専門業者のメリットなどをご紹介します。
家屋敷はゴミ屋敷一歩手前。手に負えなくなる前に、早めに対処しましょう。
うちって物屋敷?【即片付けるべき状況】
そもそも物屋敷とは、どのような状態を指すのでしょうか。
- 部屋の一部が物置と化している
- 家全体がモノであふれている
- 生ゴミ以外のゴミが増え始めている
上記3点をベースに、特徴を解説していきます。
LEVEL1:部屋の一部が物置と化している
物屋敷の良くある特徴として、一部の部屋やスペースだけにものがたまっている状態が多く見受けられます。
リビングや寝室を片付けるために、とりあえず他の部屋に不用品をしまい込む行為は、心当たりのある方も多いでしょう。しまっては放置するサイクルが繰り返された結果、一つの部屋だけが入れないほどまでモノが積まれていくわけです。
日常的に使わないアイテムや捨てられない物が積み重なり、そのエリアが掃除しにくくなる悪循環に陥っていますが、この時点では、まだ「物部屋」程度。
ゴミ屋敷とは異なり、食べ残しや悪臭の原因となるゴミは混ざっていないのが特徴です。
LEVEL2:家全体がモノであふれている
少し段階が進むと、ひと部屋だけでなく家全体が物であふれ始めます。
本や服、趣味のアイテムなど、実用性や思い入れのあるアイテムだけでなく、買ってきた日用品やショップの包装紙などが乱雑に置かれ、整理整頓が追いついていない状態。
収納スペースが不足して、床や家具の上にも物が積まれていくため、歩くスペースすらなくなってきます。
この段階でも、ただものが多く散らかっているだけで、生ゴミなどの不衛生なものは放置されていない点、ゴミ屋敷との違いと言えます。
LEVEL3:生ゴミ以外のゴミが増え始めている
さらに物屋敷化が進むと、物を捨てられない性分に整理整頓が追い付かない現実があわさって、紙類やプラスチック製品、古い衣類などの「捨てられない物」が増え始めます。
ゴミ屋敷のように生ゴミが腐敗しているわけではありませんが、ゴミのような不用品がどんどん増えていくと、結局自力での掃除はかなり負担になるでしょう。
この状態は、ゴミ屋敷一歩手前と言っても過言ではありません。定期的に整理しないとリカバリーが難しくなる傾向があります。
汚部屋の対処法は、以下記事でも詳しく解説しています。
物屋敷になってしまう原因【片付け必須】
ゴミ屋敷とまではいかないまでも、なぜ物屋敷化してしまうのか。その原因をチェックしていきます。
- 上へ上へとものを重ねがち
- 片付ける時間がない
- 引きこもっている
- 高齢者だけが住んでいる
それぞれ参考にしてください。
上へ上へとものを重ねがち
「とりあえず置くだけだから」と、物を上に重ねる習慣がつくと、そのまま物が無秩序に積み上がっていきます。
はじめは一時的な措置のつもりが徐々に整理が難しくなり、下にたまる物が目に入らなくなるため、必要なものを探す手間も増えるでしょう。下部のアイテムを取るために上部のを他の物の上に移動して、さらに範囲が広がる結果に。
そして、手の付けようがなくなり、掃除する気力が減っていきます。
片付ける時間がない
忙しい日常の中で、片付けに割く時間がないと感じる方も少なくないでしょう。
仕事や家事、育児などで手一杯になると、整理整頓が後回しになります。そして、散らかれば散らかるほど、精神的に整理するのが億劫になり、ますます放置される傾向が否めません。
このような状況が続くと、物が次第に増えていって居住空間が狭くなり、物屋敷化の一因になります。
引きこもっている
引きこもりがちになると、外部との接触が減り、物の管理に頓着しなくなります。社会的な孤立感から、部屋の状態に対する意識が薄れ、整理する意欲も低下するでしょう。
また、外出しないと物の入れ替わりがありません。ため込む一方で捨てる行為から遠ざかり、使わない物がたまりがち。
その結果、生活空間が物であふれ、行動範囲もさらに狭くなってしまいます。
高齢者だけが住んでいる
高齢者だけで暮らしている世帯は、どうしても物の整理が滞ります。不用品を捨てる気があっても、大きくて重いものは負担になるため、放置せざるを得ない状況に。
また、高齢者は思い出の品を手放しづらく、本来は不要な物も手元に置く傾向があります。周囲の説得も効果がないケースも多く、長年の荷物が蓄積されて居住空間が圧迫。一度悪循環に陥ってしまうと、どうしても物屋敷化が進行してしまいがちです。
物屋敷を片付けるコツ【3つのポイント】
それでは、物屋敷を片付けるコツを解説していきます。
- 処分ルールを明確にする
- 足の踏み場を確保する
- 目に付く大きなゴミから捨てていく
できる範囲からチャレンジしてみてください。
処分ルールを明確にする
物を整理する前に、まず処分ルールを決めましょう。
例えば、「1年以上使っていないものは捨てる」「傷んでいるものは処分する」などの具体的な基準を設けるのがコツ。
どのアイテムを残してどれを手放すべきかの線引きを設定すると、アイテムごとに悩む時間が軽減し、作業が進みやすくなります。
足の踏み場を確保する
片付けを始める最初の一歩として、足の踏み場を確保しましょう。
まず、玄関に続く通路を確保し、不用品やゴミを外に出しやすい動線を作ってください。また、片付ける部屋にもスペースを作り、ゴミ袋や保管ボックスを近くに置くと、その場で仕分けもできて効率的。
狭いスペースで作業しようとするとなかなか進まず、途中で挫折してしまいがちですが、足の踏み場がどんどん広がってくると心理的にもスッキリし、片付けのモチベーションが高まりますよ。
目に付く大きなゴミから捨てていく
片付けの際には、目に付く大きなゴミをとりあえず捨てていきましょう。
空のダンボールや空き箱、包装紙など、簡単に捨てられるものを目に付く場所から減らしていくと、片付いていく進捗がわかりやすく、達成感を感じやすくなります。
大きいゴミが片付くと、次に整理するアイテムもわかりやすくなるので、ますます片付けのモチベーションが上がりますね。
物屋敷を自分で片付ける時の注意点
物屋敷を自分で片付ける時の注意点を、3つ挙げていきます。
- リサイクル家電は自治体では回収できない
- 自治体は一度に捨てられる量に制限がある
- 運搬と分別が大変
順番にチェックしていきましょう。
リサイクル家電は自治体では回収できない
リサイクル家電とは、家電リサイクル法で定められた以下4種の家電を指します。
リサイクル家電は、通常のゴミとは異なり、自治体では回収できません。リサイクル料金を支払い、指定業者で適切に回収してもらう必要があります。
自分で回収を依頼する場合、家電量販店に引取依頼する方法が多く見受けられますが、リサイクル料金に収集・運搬料金が加算されます。
一方、不用品回収サービスなら、リサイクル料金のみの負担で他の不用品とまとめて回収してもらえますよ。
自治体は一度に捨てられる量に制限がある
自治体のゴミ収集では、一度に捨てられる量に制限があるため、大量の不用品を処分したくても、計画的に分けて出す必要があります。
せっかくまとめたゴミを、家に保管しなくてはいけない時間があるのは避けたいですよね。特に、引越しの日時がせまり急いで物屋敷を整理する状況では、他の片付け進行の妨げにもなります。
運搬と分別が大変
自分で不用品を片付ける場合、運搬や分別は想像以上に大変です。
特に、大型家具や家電は移動が難しく、粗大ゴミの指定場所へ持って行くだけでも一苦労。産業廃棄物や適正処理困難物の分別も、知らないと不法投棄になってしまうため、1つひとつ確認しつつ、作業していく必要があります。
物屋敷の片付けを専門業者に依頼するメリット
自力で物屋敷を片付けるのは難易度が高い作業。専門業者に依頼するメリットをお伝えします。
- リサイクル家電も同じタイミングで回収できる
- 一度に大量の不用品を回収できる
- 運搬と分別の必要がない
ニーズにあう利点があるでしょう。
リサイクル家電も同じタイミングで回収できる
不用品回収業者に依頼すると、リサイクル家電も一緒に回収してもらえます。
リサイクル家電を、家電量販店や引っ越し業者に回収依頼すると、収集・運搬料金が別途発生します。一方で、不用品回収業者なら他の不用品と同じパックプランで回収してもらえるので、お得ですね。
同じタイミングで自宅から一度に処分できるため、より早く片付けが完了するでしょう。
運搬と分別の必要がない
不用品回収を業者に依頼すれば、運搬や分別の手間が一切不要になるのも負担激減ポイント。
大型家具や家電などの重くて運びづらいものも、どう処分すればいいか悩む産業廃棄物などの仕分けも、すべて専門スタッフが迅速に対応してくれます。
自分で運び出す労力や品目ごとに分ける手間を、残すアイテムの整理に当てれば、より早く綺麗な新生活がスタートできるでしょう。
一度に大量の不用品を回収できる
不用品回収業者を利用する最大の利点は、一度に大量の不用品を効率的に回収できること。
時間や手間をかけずに、さまざまなアイテムをまとめて処分できるため、特に忙しい方や大きな家が物であふれているケースに最適です。
パックプランを活用すれば、不用品を処分すればするほどコストパフォーマンスが高くなりますよ。
物屋敷の片付けにかかる費用相場
最後に、物屋敷の片付けにかかる費用相場を見ていきましょう。
物があふれてる部屋や家を片付けるためには、以下のような費用がかかります。
- 片付け費用
- オプションサービス費用
- リサイクル料金
リサイクル家電料金以外のそれぞれの費用は、部屋の大きさやゴミの量、作業員人数、ゴミの量や種類によって変動します。
間取りを目安にしたパックプランの費用相場を表にまとめました。
(間取り) | 片付け・不用品回収料金目安 |
---|---|
1R/1K | 1~3万円(軽トラック) |
1DK/1LDK | 3~5万円(1.5tトラック) |
2DK/2LDK | 5~8万円(2tトラック) |
3DK/3LDK | 8~10万円(4tトラック) |
4LDK以上 | 10万円~(4tトラック) |
業者によっては、上記の目安に「駐車料金」や「深夜・早朝料金」が追加されるケースや、不用品回収やハウスクリーニングなどを含めた価格設定を提供している場合などがあります。
必ず複数業者から相見積もりをもらい、比較検討しましょう。
物屋敷の片付けはワンナップLIFEへ相談しよう
物屋敷の片付け方やコツ、業者に依頼した場合の料金相場などを解説しました。
ゴミ屋敷のようにゴミを放置していないからと言って、物屋敷が簡単に片付けられるわけではありません。それこそゴミ屋敷化してしまう前に、早めにプロの業者に依頼しましょう。
「ワンナップLIFE」は、年間15,000件以上の汚部屋片付け実績を誇る専門業者。近隣からのプライバシーも遵守しつつ、迅速に物屋敷を解消します。
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