仏壇の処分費用はいくらくらい？回収料金を安く抑える方法も紹介

 

仏壇の処分費用相場【高くつく方法から安い方法まで】

仏壇の処分費用について、高い方法から安い方法まで解説します。

一般的に、処分費用は仏壇に関わらず大きさや解体が必要かどうかによって変わります。

仏壇本体だけでなく、すべての仏具を引き取ってもらえるのかどうかについても尋ねておきましょう。

菩提寺に依頼する場合は3万円から10万円が目安

仏壇の処分をお寺に依頼する方法は、多くの方が思い浮かべる方法です。処分を依頼する際、お寺にお渡しするお布施として、一般的に3万円から10万円ほどの費用がかかります。

しかし、仏壇の処分は、どこのお寺に依頼しても対応してもらえるわけではありません。高いお布施をお渡しすれば引き受けてくれるというものでもないので、ご注意ください。

引き受けてもらえる可能性が高いお寺は、以前から付き合いのあった菩提寺です。仏壇の処分をお寺に依頼する場合は、スケジュール調整や運搬方法の確保などが必要不可欠です。

費用以外のことも意識しつつ、お寺に相談してみましょう。

仏壇仏具店に依頼する場合は2万円から8万円が目安

仏壇仏具店に仏壇の処分を依頼する場合、2万円から8万円が費用の目安です。

同じ店舗で仏壇の買い換えをするときは、処分費用が安くなる可能性があります。そのため、お問い合わせの時点で、買い替えた場合の費用について相談しておきましょう。

仏壇を処分する際は、当日までに、できるだけ詳しい情報を仏壇仏具店にお伝えください。そうすることで、店舗側も正確な環境が把握できて、見積もりを出しやすくなります。

すべての希望を聞いてもらえるとは限りませんが、あらかじめ以下の内容を伝えておきましょう。

• 仏壇のサイズと種類
• 仏壇の材質
• 仏具の有無
• 運搬の条件
• 希望する処分方法

現場に応じた正確な見積もりを出してもらうことで、当日にトラブルが発生しにくくなります。

自治体は500円から3,000円が目安

自治体のルールにしたがって仏壇を処分すると、500円から3,000円の範囲で対応できることが一般的です。

しかし注意したいことは、自治体は仏壇の専門業者ではないことです。そのため、仏壇の閉眼供養まで対応してくれません。閉眼供養は目安として5,000円から10,000円かかるので、粗大ゴミの処理費用とは別にかかることを念頭においておきましょう。

自治体に仏壇を処分してもらうときは、指定の場所、つまり粗大ゴミ置き場まで仏壇を運びます。

粗大ゴミ置き場へ仏壇を放置することに、違和感を覚える方もいるでしょう。違和感を覚える場合は、費用がかかっても、自治体以外の業者に依頼することがおすすめです。

不用品回収業者に依頼すれば、仏壇を粗大ゴミ置き場に放置することがありません。

不用品回収業者は8,000円から3万円が目安

不用品回収業者は業者ごとに費用が大きく異なり、8,000円から30,000円が目安です。

費用が変動する要素も多く、業者ごとにその基準も異なります。仏壇の処分費用が変動する要因には、たとえば以下があります。

• 仏壇の大きさや重さ
• 業者の対応エリア
• 運搬費用や作業費用の有無

一般的な仏壇のサイズは幅が44cmから65cm、高さは110cmから158cm、奥行きは40cmから48cmです。すでに人の背の高さと同じくらいですが、大きいものでは180cmになる仏壇があり、運搬や解体作業などの難しさが増します。

仏壇の運搬や解体作業のやり方が分からない方は、ワンナップLIFEの利用をご検討ください。

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また、仏壇の処分方法詳細については、下の記事で詳しく解説しています。気になる方は、あわせてご覧ください。

仏壇処分に魂抜きは必須？供養の費用相場と種類

 

仏壇は人の魂が宿るものなので、一般的なお品物とは扱いが異なります。

• 閉眼供養
• 処分をした後の供養

ここでは上記に関して説明します。

閉眼供養（魂抜き）

 

• 宗派によるものの5万円が目安

仏壇を新しく購入する際、通常は開眼供養をして本尊や位牌にお性根を入れます。そのため、仏壇を処分するときは、閉眼供養をして今まで宿っていた魂を抜いてもらうのが一般的です。

開眼供養を行った仏壇を、閉眼供養をせず移動させることは罰当たりだと言われています。

とはいえ、仏壇の専門家を依頼しない場合、閉眼供養を実施してもらえない可能性があります。不用品回収業者によってはお寺と連携している業者も存在しますが、すべての業者が対応しているわけではありません。

専門家ではない人にとって、閉眼供養をすることは当たり前ではありません。そのため、両者で認識をすり合わせしておきましょう。

処分をした後の供養

仏壇の隣に台を作り、故人の遺骨を安置している方もいるでしょう。このような場合、遺骨の供養をどうすればいいのか悩む方もいるはずです。

故人を身近に感じられるお品として、たとえば以下の供養方法があります。

	ミニ骨壺	遺骨のペンダント
特徴	小さな分骨用のお骨壷。ご遺骨をご自宅で保管できる	故人の遺骨や髪を入れて身につけられる
費用の目安	4,000円から70,000円	3,000円から170,000円

一般的に、遺骨の形をそのまま入れることは難しく、細かくパウダー状にしてから供養します。

仏壇処分費用を安く抑える3つのコツ

仏壇の処分費用は高いですが、以下を活用することで費用が安くなる可能性もあります。

1. リサイクルショップに売却する
2. 寺院の合同供養を利用する
3. 実家を片付けるタイミングで仏壇の処分を丸投げする

それぞれ、詳しく紹介します。

リサイクルショップに売却する

リサイクルショップに仏壇や仏具を売却すると、処分の費用を安く抑えられます。しかし、一定の費用がかかるので、リサイクルショップに問い合わせましょう。

故人をしのぶ際に中古品を購入しようと考える方は少ないので、仏壇本体の買取価格は期待できません。しかし、仏具は高値で売れる可能性があります。

金やプラチナが使用されている仏具のほか、アンティーク品として高く評価される可能性もあります。

また、再利用できる素材が使われている場合は、仏壇本体を引き取ってくれるリサイクルショップが見つかるでしょう。

寺院の合同供養を利用する

寺院の合同供養とは、複数の仏壇を一括で供養してくれる方法です。

合同供養では複数の仏壇をまとめて供養してもらうので、費用を抑えられます。寺院の中には単独での供養にも対応しているところがあるので、選択肢に悩んだ場合は専門家に相談してみましょう。

とはいえ、合同供養は一括での対応になるので、希望通りに供養してもらえない可能性があります。お寺の規模や供養のやり方によっては、親族が立ち会えないかもしれません。

希望を叶えたい方は、単独での供養が向いています。

実家を片付けるタイミングで仏壇の処分を丸投げする

一緒に実家の片付けをする場合は、仏壇の処分まですべて同じ業者に任せましょう。まとめて引き取ってもらうことで、処分の効率が一気に上がり全体のコストが抑えられるからです。この方法なら、解体作業が運搬が難しいケースでも丸投げでき、大型の仏壇であっても費用を抑えられます。

業者が仏壇の閉眼供養に対応しているかどうか、必要な方はチェックしましょう。不用品回収業者の中には、お寺と提携してお坊さんを手配してくれるところもあります。しかし、別途お布施代が必要になるので、依頼する場合は用意しておきましょう。

実家の片付けと仏壇の処分を同じ業者に任せる場合、スタッフには仏壇の現物を見てもらってください。

実家の片付けをしている方は、以下の記事も参考になります。

仏壇処分・実家じまい費用を見積もる際の4つの注意点

仏壇の処分をする際は、主に4つの注意点があります。仏壇の処分自体がはじめての方も多いので、以下に配慮しながら作業を進めましょう。

• 仏壇に祀られているものを把握しておくこと
• 仏壇処分後は位牌の選択肢を知っておくこと
• 業者には現物を見てもらうこと
• 貴重品の有無をチェックすること

上記について、それぞれ詳しく紹介します。

仏壇に祀られているものを把握しておくこと

仏壇を処分するときは、何が祀られているのか把握しておきましょう。宗教によりますが、一般的には以下が祀(まつ)られている仏具です。

• ご本尊（ごほんぞん）
• 位牌（いはい）
• 仏飯器（ぶっぱんき）や茶湯器（ちゃとうき）
• 花立（はなたて）
• 香炉（こうろ）
• 火立（ひたて）
• マッチ消し
• リン

祀られている仏具を把握しておくことで、何をどのように供養すればいいのか考えられるようになります。

とくに位牌をどうするかについては、仏壇の処分後もいくつか選択肢があります。そのため、親族間で話がまとまらず、方針を決められないご家庭があるでしょう。

あらかじめ祀られている仏具と供養の方法を把握しておくと、話し合いの場でもご自身の要望が伝えられます。

仏壇処分後は位牌の選択肢を知っておくこと

仏壇を処分した後、位牌の扱いをどうするかで悩む方は多いはずです。仏壇本体の場合は、供養をすれば粗大ゴミとして抵抗なく処分できます。しかし、位牌をゴミとして処分することは、多くの方が抵抗を覚える方法です。

そこで、以下では、位牌をゴミとして処分しなくても良い方法や、かかる費用を表にまとめました。

方法	かかる費用の目安	できる場所の例
お炊き上げ	およそ1万円から3万円	お寺
永代供養	およそ10万円から40万円	霊園
一時預かり	年間でおよそ1万円から3万円	位牌堂

できる場所の例を挙げていますが、すべての場所で対応してもらえるとは限りません。
事前に、対応が可能かどうか、電話やメールなどで相談しましょう。

業者には現物を見てもらうこと

仏壇を処分する時に業者を呼ぶ場合は、必ず現物を見てもらいましょう。サイズ、素材、重さが異なるからです。サイズや重さが異なると、処分費も変動することが一般的です。

以下にて、仏壇の種類と、一部のサイズをご紹介します。

（仏壇の種類）	特徴	サイズの例
上置き仏壇	比較的小さい仏壇で、台の上に置ける	44㎝×30㎝×25㎝
台付き仏壇	床に置くタイプで収納スペースがある	122cm×62cm×52cm
金仏壇	杉や松などに漆を塗って金箔で装飾した仏壇	131cm×66cm×50cm

サイズは上記以外にも種類があり、仏壇に使われている素材も異なります。上記すべてを知識のない人が判断するのは困難なので、できれば専門の業者に直接見てもらいましょう。

貴重品の有無をチェックすること

仏壇には収納スペースがあり、仏具が収納できます。

お盆飾りに関するお品物を収納したり、亡くなった方の思い出の品などを収納したりするときに使います。

しかし、上記のお品物以外に、通帳や印鑑などの貴重品が入っている場合もあるのでご注意ください。とくに銀行員と実印を併用している方は、不正な取引をされるリスクが高まります。

親が収納していたお品物まで把握できていない場合もあるので、仏壇を処分する際は、収納スペースのチェックをしてください。

仏壇の処分を検討している方の中には、実家じまいをしている方もいるでしょう。以下の記事もあわせてご覧ください。

仏壇の処分費用を抑えたいなら『ワンナップLIFE』

一般的に仏壇は閉眼供養をするので、お寺に引き取ってもらう処分方法が選べます。とはいえ、仏壇は処分の手順や費用が複雑で分かりにくいものです。

費用が複雑で分かりにくいときは、民間の不用品回収業者に無料見積もりを取ってみてください。

民間の不用品回収業者を選べば、処分方法が分かりにくい不用品も丸投げで依頼できます。

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