本記事では、もう使用しないハードディスク(HDD)の処分方法についてご紹介します。
記事後半では、ハードディスクの寿命やデータの消去方法も解説していますので、ハードディスク処分を検討されている方は必見の内容です。
インターネットの普及に伴い、次々に高性能な部品が発売。ハードディスクを交換して、より高性能の電子機器を買い求める機会も多くなっているのではないでしょうか。
これから、パソコンなどの各種電子機器やオフィス用品の処分をされる方も、ぜひ最後までご覧ください。
ハードディスクを処分する時の注意点は?
書き込みや保存したデータをすべて記憶しているハードディスクは、処分する際にデータの流出や個人情報の漏洩に十分注意してください。
ここで気をつけなければならないのは、「パソコンやスマホ本体が壊れてもハードディスクは復元できる」ということ。
パソコンやスマホに内蔵されているハードディスクを取り出して、データを復元させる方法はいくらでもあるのです。
ハードディスク内に一度記憶されたデータは、完全に削除されないまま残っていたり、復元によってデータを盗まれたりする可能性があります。
ハードディスクの処分方法6選
不要になったハードディスクの、処分方法を6つご紹介します。
- 自治体で不燃ゴミとして処分する
- 自治体の回収ボックスを利用する
- 家電量販店で処分する
- リサイクルショップに持ち込む
- フリマアプリやヤフオクに出品する
- 不用品回収業者に依頼する
順番に見ていきましょう。
自治体で不燃ゴミとして処分する
ハードディスクを処分する方法として、各地域の不燃ゴミの日に回収してもらうことができます。
通常の不燃ゴミとして無料で処分できる自治体が多く、最も手軽な処分法ですが、データ消去が確実にできたかどうかの保証はまったくありません。
「自分で完全にデータ消去ができる」という場合以外、そのまま不燃ゴミに出してしまうのはおすすめできません。
自治体の回収ボックスを利用する
ハードディスクをはじめ、パソコン本体や小型家電などは、各自治体が設置している小型家電回収ボックスを利用できます。
無料で回収してもらえるのは30cm×30cmの投入口に入るもので、それ以上は粗大ゴミとして有料回収になります。
さらに、自治体の回収ボックスでは、ハードディスクのデータの消去までは行っていません。
ハードディスクからデータを盗まれないとも限らないので、事前に自分でデータを完全に消去してから捨てましょう。
家電量販店で処分する
ハードディスクの回収サービスを行っている家電量販店もあります。
ハードディスク1つにつき500円~1000円程度の費用で引き取ってくれ、回収後は再資源化されることがほとんどです。
家電量販店によって、データ消去サービスの有無が分かれますので、持ち込む際には事前に確認してください。
リサイクルショップに持ち込む
リサイクルショップに持ち込む場合は、ハードディスクだけでなく、パソコンやスマホ本体をそのまま持ち込んで査定をしてもらうとよいでしょう。
しかし、一般的なリサイクルショップでは、データ消去をしてくれる可能性は低く、持ち込む前に自分で消去する必要があります。
自分でデータ消去する自信がない方は、パソコン専門のリサイクルショップを探しましょう。
フリマアプリやヤフオクに出品する
ハードディスクを、フリマアプリやネットオークションで売却するという方法もあります。
リサイクルショップなどで売却するよりも、高値で取引することができる可能性もありますが、確実に売れる確約がないことや、購入者との連絡・発送時の梱包などの労力を考慮しましょう。
また、完全にデータを消去しなければ、見ず知らずの人に大切なデータをみられてしまう可能性もあります。
必ずデータを完全消去してから出品してください。
不用品回収業者に依頼する
とにかくスムーズにハードディスクの処分をしたい場合は、不用品回収業者への依頼がおすすめです。
最短即日で、土日祝日や早朝深夜にも対応してくれるため、忙しくて処分に手間をかけたくない方に適した方法と言えるでしょう。
また、不用品回収業者に頼めば、ハードディスク以外の不用品も回収してくれます。使っていない家具家電など、処分の仕方に迷っている不用品があれば、まとめて回収依頼してしまうとおトクです。書斎やオフィスの断捨離なら回収業者一択と言ってもいいでしょう。
ハードディスク処分時によくあるトラブルは?
ハードディスクの処分にトラブルはつきものです。
どう対処すれば良いのかわからない方のために、主なトラブルをご説明します。
- ハードディスクを取り出せない
- ハードディスクのデータを消去できない
それぞれの症状を確認していきましょう。
ハードディスクを取り出せない
外付けHDDを安全に取り外すための操作を行うと、「USB 大容量記憶装置の取り外し中にエラーが発生しました」といったメッセージが表示されることがあります。
このエラーが起こる原因は、具体的には以下のようなケースがあげられます。
- ハードディスクにデータ書き込み中
- ハードディスクに保存されているアプリケーションを開いている
- バックグラウウンドで動作するプログラムがハードディスクにアクセスしている
「バックグラウンドで動作しているプログラム」には、セキュリティ対策ソフト、自動バックアップ、プリンターのドライバーやUSB監視ユーティリティーなどがあります。
取り外しでエラーになった場合、一旦すべてのアプリケーションとフォルダを閉じてから、再度安全な取り外し操作を行ってみましょう。
ハードディスクのデータを消去できない
ハードディスク内のデータは、パソコンのゴミ箱に入れたからといって完全に削除されたわけではありません。
ゴミ箱は、あくまでもハードディスク内にあるフォルダの一つ。「ゴミ箱」にデータを入れてもハードディスクから削除されたことにはならないのです。
「初期化」や「リカバリー」という、OSそのものを工場出荷時の初期の状態に戻す作業も、実はデータを完全消去する方法ではありません。
完全にデータを消去するための方法は、次項を参考にしてください。
ハードディスク処分前のデータ消去方法
ハードディスク内のデータを完全に消去するのは、なかなか難しいものです。ここでは、3つの方法について解説します。
- 物理的に壊す
- 専用のソフトを使う
- データ消去業者に依頼する
ハードディスクを最終的に処分する方法によって選ぶと良いでしょう。
物理的に壊す
一番手取り早く、確実にハードディスクのデータを消去する方法は「物理的に壊す」ことです。
ただし、ハードディスクは、データが記録されている円盤状の金属を完全に破壊しないとデータは消去されません。
破壊する際には、大きな音がでたり、破片が飛び散ったりする可能性があるので、袋に入れて金槌で粉々に粉砕するか、専用の機械を使って破壊する必要があります。
専用のソフトを使う
ハードディスク内のデータを完全消去するための、専用のソフトが存在します。
その類いのソフトを使用すれば、手間をかけることなくデータの完全消去ができます。
インターネット上には無料のソフトも存在しますが、精度の観点からみるとやや不安もあるため、精度が高く安全なものを選びましょう。
専用ソフトを使えば、ハードディスクやパソコンを傷つけることなくデータのみを消去できるので、リユースも可能でしょう。
ただし、ある程度知識が必要になるので、専門外の方には少しハードルが高いかもしれません。
データ消去業者に依頼する
ハードディスクのデータ消去を試みても、思ったように操作ができなかったり、パソコン本体が壊れてしまって起動しないという場合もあるでしょう。
そんな時にハードディスクを処分するには、データ消去を専門に行う業者に依頼するのがおすすめです。
有料にはなりますが、ビックカメラやヨドバシカメラなどの身近な家電量販店で、ハードディスクのデータ消去サービスを行っています。
そのほかにも、不用品回収とあわせてデータ消去サービスを行っている業者もあるので、まずは問い合わせてみると良いでしょう。
ハードディスク処分のタイミングは?【寿命の見極めポイント3選】
ハードディスクは消耗品です。
使う頻度が高ければ高いほど、寿命も短くなることが実状ですが、処分を検討する目安を確認してみましょう。
- パソコンの動作反応が遅くなってきた
- 頻繁にエラーが出るようになった
- 異音や異臭がする
ハードディスクを処分すべき目安をご紹介していきます。
パソコンの動作反応が遅くなってきた
ハードディスクの寿命を感じる一番のポイントは、パソコンの使用中に「動作が遅くなった」ときです。
特に「パソコンの起動に時間がかかる」「各メニューの起動に時間がかかる」「データを開く時や保存時に時間がかかる」などの現象が出てきたら、ハードディスクの劣化が考えられます。
頻繁にエラーが出るようになった
きちんと保存したはずのファイルが破壊されたり、エラーが出て頻繁にパソコンが落ちたりするようになると、ハードディスクの劣化が進んでいることが考えられます。
大切なデータへのエラーが多発すると、仕事に大きな支障をきたしてしまう可能性もあるでしょう。
外付けハードディスクを利用する・パソコンを買い換えるなど、早めの処置を検討すべきです。
異音や異臭がする
パソコンを使っている最中に突然異音がしたり、異常な発熱や焼け焦げるような匂いがした場合は、すぐにパソコンの電源をオフにしてください。
バッテリーやコード類からも引火する可能性もあるので、即座に取り外しましょう。
再起動しても同じ症状がでるようなら、早急に修理にだすか処分するかの対応を行ってください。
ハードディスク処分を回収業者に依頼するメリット
ハードディスクなどの処分に困るものは、不用品回収業者に丸投げするのも得策です。
- 最短で処分できる
- パソコンや周辺機器もまとめて処分できる
上記2点を中心に、メリットを挙げていきます。
最短で処分できる
ハードディスクの処分には、データ消去に手間取ったりトラブルが発生したりするケースが少なくありません。
不用品回収業者に依頼することで、パソコンまわりに詳しくない人でもスムーズに処分が叶います。
最短即日で回収可能なので、たとえば急な出張前に処分を済ませたい、という急ぎのスケジュールにも対応できます。
パソコンや周辺機器もまとめて処分できる
ハードディスクの寿命が来たタイミングで、パソコンやプリンターなどの仕事アイテムを一新したい方もいるのではないでしょうか。
リモートワークも主流になりつつある中で、電子機器の整理のついでに自宅の断捨離などもあわせて行えば、コストパフォーマンス良く不用品回収ができます。
ハードディスク等の処分費用相場【電子機器・オフィス用品】
ハードディスクなどを不用品回収業者に回収依頼する場合には、主に「単品回収プラン」「定額載せ放題プラン」が選べます。
ハードディスクをはじめとしたオフィス関連のアイテムを単品回収する際の目安を表にしました。
回収費用 | |
---|---|
ハードディスク | 1,500円前後 |
ノートパソコン | 2,000円 |
デスクトップパソコン | 3,500円 |
プリンター | 2,000円 |
仕事に使用するアイテムの寿命が同時期に来たときなど、それぞれを単品回収するよりも定額プランを利用したほうがお得な場合もあります。
定額プランが適用されるトラックの大きさごとの費用を表にまとめました。
軽トラック 積み放題プラン |
2トントラック(S) 積み放題プラン |
2トントラック(L) 積み放題プラン |
---|---|---|
1~3万円 | 3.5万円~ | 5万円~ |
処分したい不用品が複数ある場合に定額プランを活用すれば、一緒に仕事机や本棚などを処分しても、すべて同額で回収してもらえます。
ハードディスクの処分方法に迷ったら
ハードディスクの処分方法について、ご紹介しました。データの処分作業も発生するハードディスクには、もろもろ注意が必要です。
「ワンナップLIFE」では、ゴミの分別が悩ましい不用品もまとめて回収しています。
「ハードディスクを処分するついでに、他の捨て方がわからないアイテムも一緒に処分したい」という方にお得な、なんでも積み放題の定額プランもご用意。
相談・見積もりは無料で行っていますので、電話はもちろんメールフォームやLINEからお気軽にお問い合わせください。
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