サカイ引越センターで不用品回収はできる？料金・回収品目・注意点を解説

サカイ引越センターに不用品回収も依頼できる？

最初に、サカイ引越センターに不用品回収を依頼できるのか、その詳細をチェックしていきましょう。

• 処分できる不用品は一部のみ
• 委任状があれば不用品処分を依頼できるエリアも
• 買取依頼できる場合がある

上記3点の特徴を、それぞれ解説していきます。

処分できる不用品は一部のみ

結論から言うと、サカイ引越センターでも不用品回収サービスを提供しています。

ただし、不用品回収のみで利用できず、引っ越し作業とセットで依頼するのが大前提。さらに、処分できる品目はかなり限られています。

詳しくは、「サカイ引越センターが不用品回収できる品目」でご紹介しますが、回収品目がリサイクル家電やピアノなどの一部アイテムのみなので、不用品の数が多い引っ越しには不向きと言えるでしょう。

委任状があれば不用品処分を依頼できるエリアも

サカイ引越センターでは、一部の地域に限り、自治体の粗大ゴミ回収を代行するサービスがあります。

依頼者から「委任状」を作成してもらい、サカイ引越センターが代わりに自治体へ申請する流れになります。

粗大ゴミ回収の予約や運搬などを、サカイ引越センターにお任せできる便利なサービスですが、すべての地域で利用できるわけではありません。

対応エリアや支店ごとに対応の可否や条件を確認する必要があります。

買取依頼できる場合がある

サカイ引越センターでは、一部の地域のみ、引っ越し時の買い取りサービスを提供しています。

また、グループ会社では、郵送などで不用品買取を実施しています。酒類や食器、手つかずの贈答品など、引っ越し時の断捨離対象となりがちなアイテムを中心に、家具や家電などが対象です。

査定は無料ですが、買取可能かどうかは品目や状態によって異なる点に注意してください。

サカイ引越センターが不用品回収できる品目

では、サカイ引越センターが不用品回収できる品目を見ていきましょう。

• 粗大ゴミ（一部地域のみ）
• リサイクル法家電4品目
• ピアノ

それぞれ、解説していきます。

粗大ゴミ（一部地域のみ）

サカイ引越センターでは、一部の地域限定で粗大ゴミの回収を代行しています。対象は家具や大型の生活用品などで、委任状を提出すれば、自治体への申請手続きを代行してくれます。

回収代行できる場合の粗大ゴミの手数料は、自治体の定める品目、サイズによって変動します。また、委任状があっても、生活ゴミは対象外。

そもそも、代行できる地域は限られているため、サービスの有無を事前に確認しておきましょう。

リサイクル法家電4品目

テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンの家電リサイクル法対象4品目は、サカイ引越センターで回収可能です。

リサイクル家電は、法に基づいた適正処理が必要なため、リサイクル料金と収集運搬費がかかります。費用例を、以下の表にまとめました。

品目	リサイクル料金の目安	収集運搬費（目安）	合計目安
テレビ	1,870～2,970円	3,000～5,000円	約5,000～8,000円
冷蔵庫	3,740～4,400円	3,000～5,000円	約6,700～9,400円
洗濯機	2,530円	3,000～5,000円	約5,500～7,500円
エアコン	1,320円	3,000～5,000円	約4,500～6,500円

大きさや容量、メーカーによって、リサイクル料金や収集運搬費は変動します。

ピアノ

サカイ引越センターは、引っ越し時のピアノの運搬・回収も対応しています。

また、提携会社のヤマハピアノサービスで、買取や処分の査定を請け負っているので、処分する際には見積もり時に相談してみましょう。

ピアノの処分費用は、サイズや搬出条件によって変わりますが、一般的に数万円から十万円以上かかるケースもあります。

運搬費や解体・梱包費用などが加算されて、高額になりやすい点に注意してください。

サカイ引越センターの不用品回収の注意点

つづいて、サカイ引越センターで不用品回収を依頼する際の注意点をお伝えします。

• 不用品回収のみでは依頼不可
• 回収できない品目が多い
• 好きなタイミングで回収してもらえない
• 割高になる

上記4点を、詳しく解説していきます。

不用品回収のみでは依頼不可

サカイ引越センターの不用品回収は、引っ越しの見積もりや手配と一緒に申し込む必要があります。

あくまでも、引っ越しのサービスを利用する時に利用できるだけなので、引っ越しを伴わない不用品の回収だけを希望しても対応してもらえません。

不用品回収のみを検討しているなら、不用品回収の専門業者に依頼しましょう。

回収できない品目が多い

サカイ引越センターの不用品回収では、回収対象となる品目が限られています。

リサイクル家電やピアノの回収を実施している店舗は多いですが、それ以外の不用品や粗大ゴミは、基本的に回収できないと考えた方が良いでしょう。

処分したい不用品が多い、自分で自治体の指定場所に運搬するのが難しい、などのケースは、不用品回収業者に相談するほうが得策です。

好きなタイミングで回収してもらえない

サカイ引越センターの不用品回収は、引っ越しと同時のタイミングで実施するため、「引っ越し日＝不用品回収日」となります。
不用品回収のみ単独で請け負えないため、当日まで不用品を保管しなくてはならず、引っ越しの片付けを進めにくいデメリットがあります。
不用品回収を早く済ませて引っ越しの準備に集中したい場合は、柔軟にスケジュール調整できる不用品回収専門業者を利用しましょう。

割高になる

サカイ引越センターのメインサービスは、引っ越し。つまり、不用品回収は、仲介している立ち位置になるため、不用品回収の専門業者と比べて割高になる傾向にあります。

不用品回収業者のパックプランを利用すれば、リサイクル家電を含めた不用品が、アイテムや数量を気にせず一気に回収してもらえるので、断然お得。

不用品回収のメリットを、次の項で詳しく見ていきましょう。

サカイ引越センターで回収できないなら不用品回収業者がおすすめ

引っ越し時の不用品回収は、専門業者に依頼するメリットが多々あります。主な3点を、紹介しましょう。

• あらゆる品目を回収できる
• パックプランで料金を抑えられる
• 好きなタイミングで依頼できる

不用品回収ならではの利点を、参考にしてください。

あらゆる品目を回収できる

不用品回収業者の最大の強みは、回収できる品目の幅広さにあります。

家具や家電はもちろん、粗大ゴミやパソコン、生活ゴミ、さらには産業廃棄物や処理困難物などの自治体で回収できないアイテムも、すべて回収可能です。

引っ越し時に出る不用品を、すべてサカイ引越センターに回収してもらうのは無理である以上、一度にまるごと回収してもらえる不用品回収業者は、かなり便利だと言えるでしょう。

パックプランで料金を抑えられる

不用品回収業者は、複数の不用品を一括回収できる「パックプラン」を多数用意しており、品数が多くても料金を一定に抑えられる点も魅力。

サカイ引越センターと不用品回収業者、それぞれの不用品回収費用を比べてみました。

サービス名	単品回収相場	パックプラン相場	備考
サカイ引越センター	5,000～10,000円程度/個	設定なし	リサイクル家電中心 引っ越し時の対応のみ
不用品回収業者	1,000～15,000円程度/個	軽トラックパック10,000円～	さまざまな品目に対応可能 パックプランが充実 引っ越し以外でも利用可能

対象品目の差もあり、一概に同条件での比較は難しいものの、不用品の数が多ければ多いほど、不用品回収業者のコストパフォーマンスが向上するのがわかります。

大量の不用品を処分したい場合には、不用品回収専門業者一択と言えるでしょう。

好きなタイミングで依頼できる

サカイ引越センターのような引っ越し業者と不用品回収業者との大きな違いは、日程調整の柔軟さにも表れています。

引っ越し業者が、引っ越し作業とセットで不用品回収を請け負う体制であるのに対して、専門業者は、好きな日時に予約が可能。

即日対応や深夜早朝の時間帯など、スケジュールの融通が利きやすいため、引っ越し準備の計画も立てやすいでしょう。

引っ越し時の不用品回収を検討しているなら

サカイ引越センターで不用品回収サービスを利用する際の詳細や注意点をご紹介しました。

引っ越し作業がメインの業者では、すべての不用品をまとめて回収してもらうのは難しいのが現実。不用品を分別不要で一度に処分したい人は、不用品回収の専門業者の利用がおすすめです。

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