本記事では、引っ越し時、面倒に感じる人も多い「荷物の片付け方」を詳しく解説していきます。
「引っ越しの片付けをするときは、どこから手をつけるべき?」
「片付けで出た不用品を手軽に処分できる方法はある?」
などと、大量の荷物を前に途方にくれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方のために、「効率よく片付けを進めるコツ」や引っ越し日までの「スケジュールの立て方」もご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
引っ越し時の片付け方【4つの基本のコツ】
引っ越しの片付けは、スケジュールを組んで進めていきましょう。日常生活と並行しても、片付けを効率よく進められるためのコツをご紹介します。
- 「片付け開始」から「引っ越し当日」までのスケジュールを立てる
- 荷物は「使用頻度」で分類する
- 荷物は「部屋ごと」に分けて梱包する
- ダンボールの中身がわかるようにする
「片付け開始」から「引っ越し当日」までのスケジュールを立てる
まずは、片付け開始日から引っ越し当日までのスケジュールを立てることが重要です。
片付け開始の時期を決めるためには、引っ越しする日から逆算して考えてみましょう。使用頻度によって、それぞれ荷造りのタイミングが変わります。
- 引っ越し日確定時:荷物の量から逆算して片付け開始日を決める
- 引っ越し1ヵ月前:不用品として処分するものの目安をつけ、処分方法を検討
- 引っ越し1カ月前:しばらく使わないものを梱包
- 引っ越し1週間前:引っ越して1週間程度で使うものを梱包
- 引っ越し前日:引っ越してすぐに使うものを梱包
大型家具などの不用品を処分する際には、引っ越し当日に回収してもらえるかを事前に確認しましょう。
回収してもらえない不用品は、いつどのように処分をするかを早めに検討する必要があります。
荷物は「使用頻度」で分類する
荷物は使用頻度によって以下3つに分類し、使用頻度の低い順に梱包していきます。すぐに使う予定がないものは、なるべく早めに梱包しておくといいでしょう。
- 引っ越し後もしばらく使わないもの
- 引っ越して1週間程度で使うもの
- 引っ越してすぐに使うもの
引っ越し後もしばらく使わないもの
必要ではあるものの使用頻度が少なく、引っ越しを決めた直後に使わないものは、引っ越しの1カ月前あたりから荷造りをはじめましょう。
- オフシーズンの衣類・靴
- 写真や手紙などの思い出の品
- 取扱説明書・保証書などの書類関係 など
このタイミングで並行して行うべき作業として、不用品の選別が挙げられます。「しばらく使っていないもの=新居に持って行く必要がないもの」の可能性も否めません。
今後も使わないものや持って行く必要のない家具などを、不用品として処分検討する場合は、このタイミングで同時に整理しましょう。
引っ越して1週間程度で使うもの
引っ越し前後に、すぐに使わなくても不便がないものは、前倒しで梱包していきましょう。
- 引っ越し前後で着なくても支障ない衣類
- 特殊鍋などのすぐに使う必要がない調理器具や一部の食器
- 本・DVD など
必要不可欠なもの以外は、この段階で梱包すると直近で慌てずにすみます。
引っ越してすぐに使うもの
引っ越し直前や当日、新居ですぐに使うものだけは、一番最後に梱包しましょう。
- 当日や翌日に着る衣類
- 洗面道具
- 最低限の食器
- カーテン など
荷物は「部屋ごと」に分けて梱包する
「使用頻度」によって、梱包のタイミングを決めるとお伝えしましたが、部屋によっても、その部屋の使用頻度が違うはず。
たとえば以下の順に片づけを進め、動きの少ない部屋に荷物を集めていくことで、日常生活にも支障が出にくくなります。
- 個人部屋ではない和室やゲストルーム
- 寝室
- リビング・ダイニング
- キッチンやトイレなどの水まわり
新居ではどの部屋に置く荷物かをイメージしながら作業をすると、引っ越し後の荷ほどきもスムーズでしょう。
ダンボールの中身がわかるようにする
ダンボールの中身がわかるようにしておくことも、梱包時に忘れてはならないポイントです。
- ダンボールの中身はなにか
- 新居での荷物の置き場所はどこか
上記2点が明確にわかるよう、ダンボールに大きく表記しておくと、引っ越し業者の人が新居に運ぶときに、その場所まで運んでくれます。
荷ほどき時も、優先順位が分かりやすく効率的。些細なことに思えるかもしれませんが、のちのちの負担がかなり軽減されるのでぜひ実践してみてください。
引っ越しの片付けで負担の大きい「荷造り」もこれでバッチリ!
荷造りすべき荷物が多い場合、重い腰が上がらない方も少なくないでしょう。
荷造りがよりスムーズになるグッズやコツをご紹介していきます。
- 荷造りのときにあると便利なグッズ
- 荷造り・梱包のコツ
荷造りのときにあると便利なグッズ
引っ越しのときに使う段ボールや梱包材の一部は引っ越し業者が用意してくれることがほとんどですが、それ以外にもあると便利なグッズを表にまとめました。ぜひ、ご活用ください。
ガムテープ・養生テープ | 中身によってダンボールごとに色を使い分けるのもおすすめ 養生テープは強度が低いため、仮止めする場合に使用 |
---|---|
新聞紙 | 割れ物を包んだり、ダンボールの隙間を埋めたりする緩衝材として |
ひも | 書類や解体した家具などをまとめる時に |
古いシーツ・バスタオル | 家具や家電をつつみ、傷つくのを防げる |
ノック式マジック | 開閉する手間やキャップの紛失が防げる |
軍手 | 滑り止め付きタイプだと楽に運べる |
工具セット | 家具を解体する場合に必要 |
衣装ケース | ハンガーのまま、しわになりやすい服を運べる |
荷造り・梱包のコツ
引っ越しの梱包にはコツがあるものです。以下を参照して、効率かつ安全な梱包を目指しましょう。
ダンボールの組み方
引っ越し業者から支給されるダンボールには、引っ越し業者名、内容物などが表記されているものがほとんど。文字が正しく読める状態で上下を決めると組み立てやすいでしょう。
底にガムテープを貼るときは、底抜け防止のために必ず十字に貼るようにしてください。
小さい段ボールには重いもの、大きい段ボールには軽いもの
段ボールは1人でも持てる重さにするのが基本です。
本や雑誌、食器のように重いものが集まるダンボールは、小さめの段ボールに詰めましょう。
下に重いものを、上には軽いものを詰める
重いものをダンボール内の上に詰めてしまうと、運送中に下の軽いものが潰れたり、壊れたりする場合があります。
段ボールには重いものから先に詰めて、最後に軽いものを詰めます。
段ボール内の隙間はなくす
段ボール内に隙間があると、運搬中に荷物同士がぶつかりあって破損の原因になります。
隙間があれば、新聞紙やタオルなどの緩衝材を詰めて中身が動かないようにしましょう。
段ボールの中身が分かるようにする
荷物を段ボールに詰めたら、中身がわかるようにマジックで表記してください。
引っ越し業者が用意する段ボールには「ワレモノ」「品名」など、丸で囲めばいいように印字されているものもあります。
新居に置く予定の場所も記載しておくと、業者にも伝わりやすいでしょう。
梱包したら積み上げておく
梱包したら、使用頻度の低い部屋やスペースなどの、生活の邪魔にならない場所に積み上げていきます。
重い段ボールは下に、軽い段ボールは上に積み上げることで、重さでダンボールが崩れることを防げます。
引っ越し片付け時の注意点【3つのポイント】
引っ越し時の片付けのコツをお伝えしてきましたが、あわせて注意点も確認していきましょう。
- ゴミ回収の日時を事前に確認しておく
- 大型家具や分別に悩む不用品の回収方法は早めに決めておく
- 引っ越しまで日がない場合は対策を立てる
ゴミ回収の日時を事前に確認しておく
ゴミを出す曜日や場所は、自治体や集合住宅のルールを守りましょう。
可燃ゴミや不燃ゴミ、プラスチックゴミの分別はもちろん、粗大ゴミは予約が必要なので事前確認が必須です。
また、一度に大量のゴミを捨てると、ほかの住民の迷惑になる可能性があるため、少しずつゴミを捨てられるように計画的に片付けましょう。
大型家具や分別に悩む不用品の回収方法は早めに決めておく
洋服ダンス・食器棚・ベッドなどの大型家具を引っ越しのタイミングで処分する場合は、その回収方法を早めに確認してください。
引っ越し業者で不用品回収を行っている場合もありますが、品目が限られます。
また、運搬の難しいピアノなどの楽器や冷蔵庫などのリサイクル家電、分別が悩ましい観葉植物など、処分が難しいものも多いです。
さまざまな不用品を処分する予定なら、「分別不要でまとめて回収できる専門業者」に依頼しておくのがベストです。
引っ越しまで日がない場合は対策を立てる
急な転勤や片付ける時間が取れない場合には、間に合わせるための対策が必要です。
自宅の部屋数や、片付けができる人員確保状況にあわせて、具体的な目安を立てましょう。
当日に間に合わない場合は、追加料金を支払って引っ越し業者に梱包作業を追加依頼する羽目になります。引っ越しシーズンは特に、当日急に追加の依頼を受けてもらえるとは限りません。
物理的に間に合わないと判断したら、日程調整がしやすく、迅速に片付けや不用品回収を提供してくれる専門業者に、まずは相談すべきです。
片付け業者に引っ越し時の不用品回収を依頼した場合の費用相場
片付け業者の料金システムは、一般的には「単品回収」「トラック積み放題プラン」が設定されています。
ハウスクリーニングの費用相場とあわせて、それぞれ解説します。
- 単品回収
- トラック積み放題プラン
- ハウスクリーニングの費用相場
単品回収
不用品の量が少なく数点のみという場合なら、単品回収を依頼した方が安く済ませられる場合があります。
引っ越しのタイミングで処分を検討しがちなアイテムの費用相場は以下の通りです。
処分料金相場 | |
---|---|
テレビ台 | 3,000~5,000円 |
洋服ダンス | 5,000円~7,000円 |
ベッド | 5,000円~8,000円 |
トラック積み放題プラン
単品の不用品が複数ある場合は、トラック乗せ放題プランの方がコスパが良いと言えるでしょう。
乗せ放題はトラックの大きさで費用が異なるため、料金相場は以下の表を参考にしてください。
処分費用 | |
---|---|
軽トラック積み放題 | 10,000円~30,000円 |
1.5トントラック(S)積み放題 | 35,000円~ |
2トントラック(L)積み放題 | 50,000円~ |
ハウスクリーニングの費用相場
片付け業者に、不用品回収だけでなくハウスクリーニングも依頼したい場合は、部屋の間取りやエリアパーツごとの料金を参照にしてください。
退去前にハウスクリーニングを行うことで、入居時に支払っていた敷金が多く返金されるケースもあるので、不用品回収と同時に活用してみるのも得策です。
間取りごとのハウスクリーニングの費用相場
間取り別の料金相場が設定されていることが多いため、ものの多くなりがちなリビングや寝室だけ依頼する、などの方法もあります。
間取り | 料金 |
---|---|
1R/1K | 30,000円~50,000円 |
1DK/1LDK | 50,000円~150,000円 |
2DK/2LDK | 90,000円~300,000円 |
3DK/3LDK | 150,000円~350,000円 |
4LDK以上 | 400,000円~ |
パーツ別のハウスクリーニング
依頼できるクリーニングパースごとの費用例は、以下の通りです。
パーツ | 料金 |
---|---|
床・フローリング | 8,000~15,000円/6帖 |
エアコン掃除 | 8,000~16,000円 |
トイレ・浴室などの水まわり | 6,000円~10,000円 |
引っ越し時の片付けに行き詰ったら!片付け業者に相談を
引っ越し片付け時に、大型家具や分別の難しい不用品の処分に頭を抱えている方、引っ越し当日までに絶対間に合わない!と焦っている方に向けて、効率的な片付け方法を解説しました。
想定以上に発生してしまった不用品を、迅速かつ手軽に処分したい方は、不用品回収業者の利用がおすすめです。不用品回収業者は、片付けの目安が経たない不用品を、最短即日でまとめて回収してくれます。
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