本記事では、大型家電の処分方法について詳しくご紹介します。
引っ越しや断捨離、買い替えなど、大型家電の処分を検討する機会も少なくないでしょう。
- 大型家電は処分に決まりがあるの?
- 大型家電にかかる費用はどのくらい?
- 自分で運び出せない場合はどうすればいい?
上記のような疑問をお持ちの方に向けて、メリット・デメリットや費用を交えて解説します。リサイクル費用も節約できるお得な方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
大型家電とは?【処分に法規制があるものも!】
大型家架電とは、「家庭で使用される家電のうち大型のもの」であり、一般的に1辺が50㎝以上の家電が目安となります。
大型家電には、「家電リサイクル法」対象家電と、それ以外の家電に分けられます。
家電リサイクル法対象家電 | それ以外の大型家電の例 |
---|---|
エアコン・室外機 テレビ 冷蔵庫・冷凍庫 洗濯機・乾燥機 |
スチームオーブンレンジ 掃除機 マッサージチェア 電動ベッド 等 |
家電リサイクル法対象家電は、粗大ゴミとして自治体で回収できないうえ、「リサイクル料金」や「収集・運搬料金」がかかる点に注意が必要です。
家電リサイクル法の「家電4品目」とは
まず、家電リサイクル法対象の大型家電について紹介していきます。
上記4つが家電リサイクル法対象家電。関連する費用や注意点をチェックしていきましょう。
リサイクル料金と収集運搬料金
家電リサイクル法対象の大型家電は「リサイクル料金」と「収集・運搬料金」がかかります。
品目や大きさによって変化するそれぞれの料金を、以下表にまとめました。
品目 | リサイクル料金 | 収集運搬費用 |
---|---|---|
エアコン | 990円 | 550円~2,200円 |
テレビ(ブラウン管 15型以下) | 1,320円〜1,870円 | 550円~2,200円 |
テレビ(ブラウン管 16型以上) | 2,420円〜2,970円 | 550円~2,200円 |
テレビ(液晶・プラズマ 15型以下) | 1,870円 | 550円~2,200円 |
テレビ(液晶・プラズマ 16型以上) | 2,970円 | 550円~2,200円 |
冷蔵庫・冷凍庫(170L以下) | 3,740円 | 1,650円〜2,200円 |
冷蔵庫・冷凍庫(170L以上) | 4,730円 | 1,650円〜2,200円 |
洗濯機・衣類乾燥機(サイズによる価格変動はなし) | 2,530円 | 1,650円〜2,530円 |
メーカーごとに価格設定が違うリサイクル料金もあるため、収集運搬費用とあわせてあらかじめ確認しておくと良いでしょう。
リサイクル料金・収集運搬料金に関連する注意点
リサイクル法対象家電の処分費用は、通常の大型家電と異なる注意点が存在します。
- 自分で自治体の回収場所まで運び込んでも、「リサイクル料金」は必ずかかる
- 購入した量販店に処分のみ依頼すると、買い替え時より割高になる
- 設置先と回収先が異なると、買い替え時でも回収してくれない販売店がある
引取サービスを利用すると、洗濯機や大きいテレビは5,000円以上、冷蔵庫に至っては7,000円近くまで費用がかかるケースも。
リサイクル法対象家電の処分時にこういったことを気にせず、まとめてお任せできるのは不用品回収業者に依頼する場合のみです。
大型家電は「粗大ゴミ」?
「家電リサイクル法対象家電」は粗大ゴミとして自治体に出せず、リサイクルが義務付けられているとお伝えしました。
一方で、その他の大型家電は粗大ゴミとして処分が可能です。以下の比較の通り、費用目安も差が広がりますね。
大型家電の種類 | 処分費用の目安 |
---|---|
冷蔵庫(リサイクル法対象家電) | 4,180円~5,060円 (リサイクル料金+収集・運搬料金) |
スチームオーブンレンジ(その他の大型家電) | 自治体の粗大ゴミ回収費用のみ (400円から1,500円程度) |
なお、一回り小さい電子レンジやドライヤー、携帯端末などは、「小型リサイクル法」対象で、自治体によっては専用回収ボックスで無料リサイクルも可能です。
リサイクル法対象の冷蔵庫の処分方法は、以下記事からも確認できます。
大型家電の処分方法6選
それでは、大型家電の具体的な処分方法を、6つ挙げていきます。
- 不用品回収業者に回収してもらう
- 粗大ゴミに出す
- 引っ越し業者に回収してもらう
- 家電小売店で引き取ってもらう
- リサイクルショップで売却する
- 知り合いに譲渡する
ニーズにあった処分方法を探していきましょう。
不用品回収業者に回収してもらう
大型家電は、リサイクル法対象家電とそれ以外の家電とで、処分方法や費用が異なります。
本来はそれぞれの処分方法に従って分別・処分する必要がありますが、不用品回収業者なら、家電リサイクル法対象品目でもそれ以外の大型家電でも、同時に回収できます。
リサイクル法対象家電を一つ処分するだけでも4,000円以上の費用がかかる一方で、不用品回収業者のトラック載せ放題プランは、10,000円程度で複数の不用品を回収できるお得な設定。
品目を問わず、大型家電や不用品を分別なしで処分できるのは、嬉しいポイントですね。
粗大ゴミに出す
家電リサイクル法に指定されてない大型家電は、粗大ゴミとして処分できます。自治体ごとに設定されている料金規定に沿って、事前に、ゴミ処理施設への申し込みや粗大ゴミ処理券の購入を手配しましょう。
ただし、家電リサイクル法に指定されているエアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機は、リサイクルが義務付けられているので、粗大ゴミ処分はできません。
そもそも大型家電は、搬出や運搬が大変なものばかり。指定場所へ運ぶための人員確保も必要なので、労力や時間の負担は否めないでしょう。
引越し業者で家電を処分
引越し時に、新居へ持って行かずに処分したい大型家電を、引越し業者経由で回収してもらう方法もあります。
引越しと同じタイミングで処分できるのは大きなメリットです。
しかし、引越し業者として不用品回収できる家電は、リサイクル法対象品目のエアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機のみがほとんどです。
引越し当日まで、不用品が片付かない点もデメリットの一つ。その他の不用品も多く発生しがちな引越し時は、分類を気にせず回収してもらえる不用品回収業者に、直接依頼したほうが得策と言えます。
リサイクルショップで売却する
大型家電を処分したいなら、リサイクルショップで売却する方法もあります。中古で状態の良い大型家電は、中古市場でも需要が高いと言えるでしょう。
ただし、リサイクルショップで売却する場合、大前提として状態が良い必要があります。また、古すぎる大型家電は買い取らない店舗も少なくありません。運搬の大変な大型家電を必死で持ち込んだのに、結局値が付かない、などの事態を避けるため、事前にショップに確認してください。
また、マッサージチェアなどの「管理医療機器」は、法律上販売が禁じられています。十分注意しましょう。
家電販売店で引き取ってもらう
大型家電を買い替える場合は、購入店でそのまま引取サービスを依頼する方法も。買い替え時に、引取までセットで提案してくれる販売店が一般的です。
買い替えではなく引取だけお願いしたい場合は、販売店によって対応の有無や金額が異なるため、事前確認が必須です。
家電量販店 | 収集・運搬料金 |
---|---|
ヨドバシカメラ | 550円(税込) |
ビックカメラ | 1,650円(税込) |
ケーズデンキ | 1,650円(税込) |
ヤマダ電機 | 1,650円(税込) |
上記の収集・運搬料金に加えて、リサイクル法対象家電はリサイクル料金が必要なので、処分費用がかさむ点に注意してください。
知り合いに譲渡する
処分したい大型家電がまだ使える状態なら、知り合いに欲しい人がいないか声をかけてみるのも良いでしょう。処分費用がかからないだけでなく、身近でリサイクルがかなう良い方法です。
ただし、知人などに譲る場合は、あくまでも大型家電が使える状態、かつ先方が希望している場合であることが必要です。
大型家電をどちらがどのように運ぶかも、話し合いのポイントとなるでしょう。
大型家電の処分方法は実際どれがいい?
6つの処分方法をご紹介しましたが、一括で比較できるようにそれぞれのメリット・デメリットを表にしました。
(処分方法) | メリット | デメリット |
---|---|---|
不用品回収業者 | ・運び出しや梱包などは全て業者が請け負ってくれる ・回収までのスピードが早い(最短即日対応も可能) ・リサイクル家電もまとめて回収できる |
・費用が発生する |
粗大ゴミ | ・費用が安い | ・大型家電を自力で搬出・運搬する必要がある ・引取日時は指定されているため、回収までに時間がかかる ・リサイクル家電は回収できない |
引越し業者 | ・引っ越しのついでに処分できる | ・不用品回収に対応していない業者もある ・引越し当日まで片付かない ・リサイクル法対象家電のみの回収に限られる場合が多い |
家電量販店の引取サービス | ・持ち運び困難な場合、運搬してもらえる ・業者を選定したり、連絡をとったりする手間が省ける |
・リサイクル家電はリサイクル費用がかかる ・持ち運べない場合は収集運搬料金がかかる |
リサイクルショップで売却 | ・再利用につながる ・収入も見込めつつ、大型家電を処分できる ・出張買取の場合は、担当者が運び出してくれる |
・買取条件によっては買取してもらえない場合がある ・出張買取がない場合は自力で持ち込まなければならない |
譲渡 | ・再利用につながる ・双方にとってメリットがある ・大型家電を処分する必要がなく処分費用がかからない |
・必ず引き取り手がいるとは限らない ・状態の良い使用できる家電に限られる |
運搬や搬出の人員がいない、他にも不用品が複数ある、などのケースは、分類も運搬もお任せできる不用品回収業者がおすすめと言えます。
次の項では、具体的な不用品回収のメリットをお伝えしていきます。
大型家電の処分時に回収業者を利用するメリット
不用品回収業者のメリットを3つ、ご紹介します。
- 搬出や運搬の手間がかからない
- リサイクル費用を気にせず処分できる
- 不用品をまとめて回収できる
順に確認していきましょう。
搬出や運搬の手間がかからない
大型家電を粗大ゴミとして処分する場合、回収予約、処理券の購入、搬出・運搬の手間がかかります。家電によってはかなりの重量で、運搬人員も確保が必要です。
一方で、不用品回収業者なら、搬出や運搬はすべてスタッフに丸投げできます。ややこしい分別も一切気にせず処分できるので、ストレスフリーな処分方法です。
リサイクル費用を気にせず処分できる
リサイクル法対象家電は、ひとつの対象品目を処分するだけで、4,000円~7,000円程度の費用がかかります。一度に複数の家電処分を検討する場合は、かなりの出費になるでしょう。
不用品回収は、リサイクル費用や運搬費用などを考慮せずに済む、定額プランを提供しています。価格も10,000円前後なので、2つ以上のリサイクル家電の処分を検討しているなら、断然お得な方法と言えます。
不用品をまとめて回収できる
引越しや断捨離のタイミングで、大型家電以外にも不用品がある場合は、不用品回収業者のトラック載せ放題プランを利用すると便利です。
金額の上限が決まっているため、トラックに載せれば載せるほどコストパフォーマンスが良くなります。不用品ごとの分別や運搬の心配も無用なので、シンプルかつお得なメリットですね。
大型家電処分時の回収費用相場
大型家電の処分を不用品回収業者に依頼する際の、料金相場をご紹介します。
不用品回収業者の料金設定は、以下が一般的です。
- 単品回収
- 定額載せ放題プラン
リサイクル法対象家電の処分は、リサイクル料金や運搬費用だけで4,000~7,000円程度の出費が発生するとお伝えしました。しかも、対象の家電ごとにそれぞれ加算されます。
一方で、載せ放題の定額プランを利用すると、リサイクル料金や収集運搬料金を気にせず複数の大型家電を一気に回収できます。不用品の量にあわせてトラックの大きさも選べ、価格も10,000円程度~と大変お得。
処分費用相場 | |
---|---|
軽トラック積み放題 | 10,000円~30,000円 |
1.5トントラック(S)積み放題 | 35,000円~ |
2トントラック(L)積み放題 | 50,000円~ |
コストパフォーマンスもタイムパフォーマンスも良い、定額載せ放題プランを検討してみてください。
業者によっては車両料金、駐車料金、作業員増員などの追加料金が別途発生する場合もあるため、必ず事前見積もりをもらいましょう。
大型家電の処分はまとめて不用品回収へ
今回は、大型家電の処分方法をご紹介しました。
大型家電の処分にはさまざまな方法があります。各処分方法のメリット・デメリットやリサイクル費用を参考に、ニーズに合った処分方法を選びましょう。
複数の大型家電を処分する場合、他にも不用品がある場合は、「ワンナップLIFE」でまとめて回収するのがおすすめ。
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