「ゴミが多すぎてやる気が出ない」「ゴミの出し方がわからない」「自分ひとりで片付けられるのかな?」など、ゴミ屋敷の片付けを始める前は不安や疑問でいっぱいではないでしょうか。
しかし、その不安の最中、「なんとかしなくちゃ」と感じて、ゴミ屋敷を片付けようとしているのだと思います。
ぜひ、そのチャンスを活かして、先送りにせずに1つでも多くのゴミを片付けていきましょう!
そこでこの記事では、ゴミ屋敷の【片付け方法】と【準備】について詳しくご紹介しています。
ゴミ屋敷を「なんとかしなくちゃ」という小さなキッカケを逃さないためにも、万全の体制でゴミ屋敷の片付けに臨んでみてください。
ゴミ屋敷の片付け前に伝えたい大事なこと
ゴミ屋敷を片付けようと思い立っても、大半の方は途中で諦めてしまいます。
だから、心の持ちようが片付けの成功を大きく左右するといっても過言ではありません。
そこで最初に、ゴミ屋敷を片付けるうえで、2つ大事なことをお伝えしたいと思います。
とにかく始めることが大事
多くの方が「今度片付けよう...」と何度も先延ばしにして、結局ゴミ屋敷に住み続けています。
たしかに、作業を始める前はモチベーションが上がらず「面倒だな」と感じるでしょう。
しかし、何事もはじめの一歩は苦しみを感じます。
けれど、自転車を漕ぎはじめるときのように、大きく負荷がかかるのは最初のひと漕ぎだけ。
一度スピードに乗ってしまえば、あとは自然に前に向かって進んでいけます。
ゴミ屋敷の片付けも同じで、一旦作業開始すれば徐々に面倒臭さがなくなるはずです!
片付いた部屋で出来ることを想像する
ただ片付けるだけでは、やる気が続かないかも知れません。
そこで、片付けが終わった後のお部屋でしたいことを想像してみてください。
例えば、
- 部屋に友達や家族を呼ぶ
- 綺麗なキッチンで料理をする
- 広いスペースでおうちヨガをする
- アロマを焚いてリラックスした状態で眠りに落ちる
- カーテンを全開にして太陽の光を浴びる
- お部屋をインテリアで飾る
- ソファでくつろいでテレビを見る
などなど、あなたがやってみたいことを具体的にイメージしましょう。
そして、今イメージしたことは子供の夢のように実現が難しいものではなく、ゴミ屋敷を片付け終わった後に必ず現実のものになります。
私たちのお客様の中には、大げさではなく「人生に希望を持てるようになった」と言われる方も少なくありません。
ぜひ、あなたも希望を取り戻せるように、ゴミ屋敷の片付けを進めていきましょう。
【準備編】自分でできるゴミ屋敷の片付け
それでは、ゴミ屋敷の片付けに必要な準備を開始します。
準備段階で行うのは【道具の用意】と【ゴミの捨て方の確認】です。
お忙しい方は、ここでご紹介する準備に1、2日かけてもかまいません。焦らず準備していきましょう。
ゴミ屋敷に欠かせない道具の用意
まずは片付けに使用する道具を用意してください。
これもゴミ屋敷を綺麗にするための大事な一歩です。
マスク、保護メガネ、軍手、ゴム手袋
ゴミ屋敷を開始すると、一面に積もっていたホコリ、害虫・害獣の死骸や糞尿が巻き上がってアレルギー反応を起こす恐れがあります。
たとえ、アレルギーがなくとも身体に悪影響を及ぼすことは避けられません。
そこで可能な限りホコリなどを体内に入れないために、マスクや保護メガネを装着して作業します。
また、軍手もしくはゴム手袋も用意してください。液体状のゴミが多い場合はゴム手袋の着用をオススメします。
ゴミ袋
ゴミ袋は100枚を目安に用意してください。1LDKの部屋いっぱいにゴミがある状態であれば200枚以上は必要です。
ゴミ袋はできるだけ容量が大きなタイプを準備して、指定ゴミ袋がある地域では必ず指定ゴミ袋をご用意ください。
ゴミ袋を用意しすぎても今後の生活で使用できるので、過剰だと思うくらい用意してもかまいません。
ビニール紐、ガムテープ、ハサミ
書籍・新聞紙・古紙などをまとめる際にビニール紐とハサミを使います。
ガムテープはガラスや包丁などを新聞紙などで梱包したときに巻きつけるために使用します。
殺虫剤(スプレータイプ・くん煙タイプ)
殺虫剤はスプレータイプとくん煙タイプの両方を用意しましょう。
バルサンなどのくん煙タイプの殺虫剤は、お部屋の広さに合った商品を購入します。また、最近は火災報知器に感知されないタイプもあるので、必要に応じてご使用ください。
また、バルサンなどを使用していても片付け中にゴキブリが発生することもあるので、スプレータイプの殺虫剤も用意してください。
バケツ、雑巾、スポンジ、ブラシ、洗剤などの掃除道具
掃除道具はゴミの処分がすべて終わってから用意してもかまいません。
ブラシに関しては、洗車用の広範囲の汚れを落とせるタイプを用意すると掃除の効率がアップします。
また、洗剤は中性・酸性・アルカリ性の3種類を用意して次のように使い分けます。
- 中性洗剤
簡単な汚れ、アルミ製品の汚れ落とし - 酸性洗剤
尿石、水アカ、石鹸カス - アルカリ性洗剤
油汚れ、焦げつき、食べ物の食べこぼし、血液、手垢や皮脂
ただし、使用上の注意をよく読み、酸性洗剤とアルカリ性洗剤を混ぜないように気を付けてください。
ゴミの捨て方を確認
自治体のホームページで以下のことを確認しましょう。
- ゴミの分別・捨て方
- ゴミの回収日
- クリーンセンターの利用について
ゴミの分別・捨て方
ゴミの分別方法や捨て方をすべて覚えるのは効率が悪いので、ゴミの量が多いトップ3についてのみ調べます。
ただし、ビニール紐で縛る必要のあるダンボールなどは後回しにしてください。
まずは、袋に詰め込める燃えるゴミ、燃えないゴミ、ペットボトル、ビン・カンなどからトップ3を決めましょう。
その他のゴミの分別方法については、トップ3のゴミの片付けが終わった後に調べます。
ゴミの回収日
次にゴミの回収日を調べます。
ここで、ゴミの回収頻度が高い燃えるゴミなどはゴミ集積場に出しますが、頻度が低い資源ゴミなどはクリーンセンターへの持ち込みを検討してください。
また、ゴミ回収の前日にお部屋を片付けられると、翌日にはスッキリした状態で過ごすことができます。
クリーンセンターの利用について
ゴミ集積場とは違い、業務時間内ならいつでもクリーンセンターにゴミを持ち込めます。
ただし、持ち込むゴミが一定量を超えると有料になるので、あらかじめ料金を調べておきましょう。多くのクリーンセンターでは従量制を採用しており、kgあたりの料金を支払います。
また、ゴミの持ち込みが事前予約制だったり、持ち込めないゴミがある可能性もあるので確認しておきましょう。
【実践編】自分でできるゴミ屋敷の片付け
ゴミ屋敷を片付ける準備が終わったら、いよいよ片付け作業開始です!
次の段取りでゴミ屋敷の片付けを進めていきましょう。
- 殺虫剤を使用し害虫を駆除
- 作業スペースを確保
- 量が多いトップ3のゴミを片付ける
- 衣類、書籍、趣味のものなどの仕分け
- 部屋の清掃
- ゴミ捨て時の注意点
殺虫剤を使用し害虫を駆除
ゴミ屋敷には絶対と言っていいほど、ゴキブリなどの害虫が潜んでいます。
作業中にゴキブリが突然現れてビックリしたり、近所に逃げ出してしまわないように、まず最初にバルサンなどの殺虫剤を焚いてください。
殺虫剤を使用する際は火災報知器やガス報知器が鳴らないように、報知器の電源を抜くか、ビニール袋などでカバーをして報知器が反応しないようにします。
また、テレビやパソコンなどの精密機器、食品、食器にもビニール袋などでカバーして、煙が入り込まないように対策しましょう。
殺虫剤の使用後は1時間以上換気してから片付け作業を開始してください。
※殺虫剤の使用上の注意を必ず守ってください
作業スペースを確保
ゴミが床を覆い尽くしていて足場がない場合は、1箇所を集中的に片付けて床に立てるほどの作業スペースを作ります。
複数人で片付けをして、ゴミの袋詰めと同時にゴミを搬出する場合は、玄関までのルートも優先してゴミを片付けましょう。
量が多いトップ3のゴミを片付ける
準備編でゴミの分別・捨て方を調べた量が多いトップ3のゴミから袋に詰めてください。
このように同じ種類のゴミだけに集中して片付けることで、作業スピードアップが期待できます。
また、作業に慣れてきたら、トップ3のゴミを同時並行して袋詰めするとさらに効率良く作業を進められます。
トップ3のゴミを片付け終わった後は、順に量の多いゴミから片付けていきましょう。
衣類、書籍、趣味のものなどの仕分け
ゴミの片付けが終わったら、次に衣類などの仕分けを行います。
ここで多くの方は「捨てるか残すか」迷ってしまいますが、今までゴミの中に埋もれていたものが必要でしょうか?
改めて衣類などを1品ずつ見ていくと捨てるのを勿体なく感じるかも知れません。
しかし、仕分けでは極力”捨てる”選択肢を取ります。少しでも迷うようであれば捨てるようにください。
即決で必要だと判断したものだけを残していきましょう。
部屋の清掃
ゴミの片付け・仕分けが終わったら、細々したゴミを処分しならがお部屋の清掃をします。
おそらく、床には大量のホコリが堆積しているはずなので、雑巾で一面を水拭きしていきましょう。
ホコリが固まっていたり、落としにくい汚れがある場合は洗剤を塗布します。(洗剤の使用用途は【準備編】を参照してください)
そして、ゴミ屋敷の床に広範囲に渡ってカビが生えていることも少なくありません。
フローリングにカビが広がっている場合は、カビ取り専門業者やハウスクリーニング業者を利用してください。
畳にカビが広がっているときは、カビのレベルに合わせて対処します。
- 軽度のカビ(薄っすらとカビている程度)
「窓を開けて畳の表面を掃除機で吸う→乾拭き」を5回繰り返す
※掃除機でカビが舞わないように注意 - 中度のカビ(表面が黒くカビている)
畳を外に出して掃除機・ほうき・乾拭きで掃除する
4、5日天気の良い日に日陰干しする - 重度のカビ(黒カビ・白カビが混ざっている)
畳屋で新品の畳と交換する
畳は高温多湿、風通しの悪さなどの悪条件が重なるとカビが生えやすくなります。買い替えの際はカビが生えにくい畳を検討してみてください。
ゴミ捨て時の注意点
ゴミ屋敷の片付けのように、大量のゴミを捨てる際に3つだけ注意点があります。
- ゴミ集積場に出せるゴミ袋の個数制限
- 一度に大量のゴミを処分する場合は役所に連絡
- 粗大ゴミの処分方法だけ特殊
ゴミ集積場に出せるゴミ袋の個数制限
近隣の住民が利用するゴミ集積場ですが、実は一度に出せるゴミ袋の数に個数制限があります。(地域によって一度に出せるゴミ袋の数は異なります)
また、ゴミ袋の個数制限だけでなく重量制限があるゴミ集積場もあるので、事前に自治体のホームページを確認してください。
一度に大量のゴミを処分する場合は役所に連絡
ゴミ屋敷で出たゴミを一度に処分するときは、事前に役所へ連絡します。
このとき有料での処分となるので、料金や処分までの流れはご連絡の際に詳しくお聞きください。
粗大ゴミの処分方法だけ特殊
通常、ゴミはゴミ集積場に出しますが、粗大ゴミだけ回収方法が異なります。
地域によって粗大ゴミの回収方法は様々ですが、その中でもスタンダードなのは戸別回収です。
粗大ゴミを戸別回収するには事前申し込みが必要で、申し込みの後に「粗大ゴミシール」を購入して粗大ゴミに貼り付けなければいけません。
このように粗大ゴミを処分は、他のゴミと比べてひと手間多いのが特徴です。
また最近では、不用品回収業者を利用して粗大ゴミを処分される方が増えています。
不用品回収業者の利用も検討してみたい方は、次の記事を参考にしてみてください。
https://one-up-life.com/column/relief-low-eco/
ゴミ屋敷に後戻りしないための7ルール
せっかくゴミ屋敷を片付けたのに、リバウンドしてしまったら「あの苦労はなんだったんだ...」と意気消沈するはずです。
そこで、リバウンドしないための7つのルールをここで決めておきましょう。
以下のことを自分に約束すれば再びゴミ屋敷になることはありません。
- こまめにゴミを出す
- 物を出したらしまう
- 床や机に物を出しっぱなしにしない
- 街中で配布される無料品などをもらわない
- 無駄な買い物をしない(買い物前に購入リストを作る)
- 収納場所を考えて買い物する
- 毎日カーテンを開け、定期的に空気の入れ替えをする
はじめから7つのルールを約束するのは難しいと思うので、「1週間に1つずつルールを追加する」など工夫しながらリバウンド対策をしていきましょう!
そうすれば、2ヶ月後には7つのルールを完璧に守れるようになっているはずです。
【まとめ】ゴミ屋敷を自分で片付ける利点は?
ゴミ屋敷を自分で片付けられるとリバウンドのリスクが減ります。
ゴミ片付けの大変さを身を持って知ったはずですから、二度もゴミ屋敷を片付ける羽目になることはしないでしょう。
そして、自分でゴミを片付ける最大のメリットは出費を抑えられることです。
ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼するとワンルームでも5万円〜10万円はかかりますが、すべて自分で片付けた場合は道具代・ゴミ処理代・ゴミ運搬費(レンタカーなど)くらいしか費用はかかりません。
このように、自分でゴミ屋敷を片付けることは経済的ですし、最高の自信を取り戻すことができます。
しかし、中には時間的・体調的な都合、ゴミがあまりにも多すぎるなどの理由で、自分では片付けられない方もいらっしゃるはずです。
そのような場合は気兼ねなく【ゴミ屋敷清掃業者】を活用してください。
ゴミ屋敷清掃業者を利用すれば、複数のスタッフで1日かけずに作業を完了させます。
業者を利用することに後ろめたさを感じる場合は、作業を手伝ったり、ゴミの分別などご自身でやれるとこまで作業してみましょう。
そうすることで割引対象ともなり得ますし、自らの手でゴミ屋敷を片付けたという自信にも繋がります!
すべての作業を自分でする必要はなく、一部の作業だけを業者に任せられることを念頭に置いて、柔軟に考えながらゴミ屋敷を片付けていきましょう。
ゴミ屋敷清掃業者を利用するときの、業者の選び方などについては次の記事を参考にしてみてください。
https://one-up-life.com/column/trash-house-emphasis/
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