引っ越しで出た大量のゴミを効率良く、安く処分できたらいいと思いませんか?
引っ越し準備に時間を取られ、荷物の移動に多くの費用がかかるからこそ、ゴミの処分だけでも簡単に終わらせてしまいましょう。
この記事では引っ越しによって出た大量のゴミを処分する方法を4つご紹介します。
それぞれの方法にメリット・デメリットがあり、個々人で最適な方法が異なるので、どの方法が最も実践しやすいかを考えながら読んでみてください。
引っ越しで出る大量のゴミと種類
まず“大量のゴミ”とは一体どれくらいの量を指すのでしょうか。
例えば、部屋を埋め尽くすほどのゴミがあるならすぐに大量だと判断できますが、ゴミ袋が5袋の場合は大量かどうか判断しづらいと思います。
ここで大量のゴミの定義をハッキリさせて、さらにスムーズにゴミを捨てられるようにゴミの種類を把握しておきましょう。
自治体による“大量のゴミ”の定義
“大量のゴミ”の量をハッキリさせるために自治体による定義を参考にしてみましょう。
例えば、東京都の杉並区や練馬区では「45Lのゴミ袋3袋以上」が大量のゴミとなり、有料で処分しなければいけません。
他に新宿区では「45Lのゴミ袋4袋以上」が大量のゴミと定義されており、自治体ごとに少しずつ違うことがわかります。
大量のゴミと言っても、たったのゴミ袋3袋でも大量になってしまうわけです。
引っ越しで出ることの多いゴミの種類
大量のゴミを処分するときに一番面倒なのがゴミの分別ではないでしょうか?
引っ越しで出るゴミは大まかに7種類に分けられ、分別方法が間違っていると収集してもらうことができません。
そこで、ゴミの種類とその具体例を挙げてみましたので、ゴミ分別の参考にしてみてください。
ゴミの種類 | 具体例 |
燃えるゴミ | 生ゴミ、食用油、汚れがおちない・とれないプラマークゴミ、革製品、ゴム・ビニール製品、紙くず、木くず、衣類など |
燃えないゴミ | 金属製品、ガラス製品、陶磁器、乾電池(ボタン電池、充電池は除く)、小型家電製品など |
資源ゴミ | ペットボトル、食品トレイ、古紙、ビン、缶など |
粗大ゴミ | タンス、ソファ、テーブル、こたつ、イス、自転車、楽器、布団、カーペット、ガスコンロ、掃除機、炊飯器など |
家電リサイクル法対象品 | テレビ、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・乾燥機 |
処理困難物 | 消火器・バッテリー・バイク・タイヤ・石油類・ペンキ・薬品類・ピアノ・金庫・石・砂・土など |
危険ゴミ・有害ゴミ | 中身の残ったスプレー缶、引火性のあるもの(石油類、塗料、薬品類など)、鉛製品、水銀体温計、蛍光管など |
上記のうち処理困難物は自治体で回収できないため、専門業者などに依頼して処分する必要があります。
ゴミの分別方法は自治体ごとに異なるので、細かな分別方法は各自治体のホームページをご覧ください。
引っ越しまでのタイミングによるゴミの捨て方
引っ越しまでに余裕があればゴミの処分に困りませんが、当日ギリギリでゴミが出た場合などはどうすればいいのでしょうか?
ここでは、引っ越しまでのタイミング別でゴミの捨て方をまとめまたので、参考にしてみてください。
引っ越しまで日数に余裕がある場合
引っ越しまでに余裕がある場合は、自治体のゴミ収集に従ってゴミを減らすことができます。
ただし、燃えるゴミは週2回ほど捨てるチャンスがありますが、燃えないゴミなどは収集回数が少ないので約1ヶ月前から計画的にゴミを処分しましょう。
また、粗大ゴミは戸別回収を予約する、もしくはクリーンセンターへ持ち込んで処分しなければいけません。
粗大ゴミに限っては普段のゴミ捨てと異なる手順となりますので、自治体のホームページで処分方法をご確認ください。
引っ越し間近にゴミが出た場合
引っ越し当日などに出たゴミは、タイミングが合わなければゴミ集積所に捨てることができません。
ゴミの量が持っていける程度の場合は、引っ越し先で処分する方法が手っ取り早い手段になります。
もしくは、少し面倒ですがクリーンセンターへ持ち込んで処分することもできます。(当日持ち込み可能な地域に限る)
万が一、当日処分できないゴミが大量に出たり、乗用車での持ち運びが難しい大型のゴミの場合は、不用品回収業者の利用を検討してみてください。
大量の引っ越しゴミに適した4つの処分方法
大量のゴミを処分する方法を以下の4つの分けてご紹介します。
- 自治体のゴミ集積所に出す
- 自治体のゴミ収集サービス・クリーンセンターへの持ち込み
- 引っ越し業者
- 不用品回収業者
それぞれの処分方法について料金相場・メリット・デメリットをまとめたので参考にしてみてください。
自治体のゴミ集積所に出す
計画的に回数を分けてゴミ集積所に出すことで、処分費用を抑えることができます。
自治体のゴミ集積所に出すときの料金相場
料金相場 | ミニ袋(5L):70円〜100円/10枚 小袋(10L):150円〜200円/10枚 中袋(20L):300円〜400円/10枚 大袋(30L):450円〜550円/10枚 特大袋(40L):600円〜800円/10枚 ※自治体によっては無料 |
自治体のゴミ集積所に出すときのメリット・デメリット
メリット | 費用が安いもしくは無料 |
デメリット | ゴミの分別が必要 ゴミの下処理が必要 一度に出せるゴミの量が決まっている 粗大ゴミを出せない(一部地域を除く) |
自治体によっては指定ゴミ袋の購入に費用がかかりますが、それでも他の3つの方法に比べると安上がりな方法になります。
しかし、先ほどお伝えしたようにゴミは約7種類に分別して、ゴミによっては下処理(汚れを落とす、分解、中身を使い切るなど)をする必要があり、ゴミ収集の日に合わせてゴミ出しをしなければいけません。
そのため、大量のゴミの分別はかなり面倒な作業となり、引っ越し作業の妨げになることも考えられます。
自治体のゴミ収集サービス・クリーンセンターへの持ち込み
引っ越しで粗大ゴミ・多量のゴミが出た場合は、自治体の収集サービスもしくは、クリーンセンターへ持ち込むことで処分できます。
自治体のゴミ収集サービス・クリーンセンターへ持ち込むときの料金相場
料金相場(家庭ゴミ) | 200〜400円/10kg |
料金相場(粗大ゴミ) 例:新宿区の場合 |
1点400円:イス(ソファ除く)、オーブントースター、鏡、姿見、空気清浄機、マットレスなど 1点800円:ウッドカーペット(6畳未満)、自転車(16インチ以上)、電子レンジなど 1点1,200円:食器洗い機、オーブンレンジ、自転車(電動アシスト付き)、ソファなど 1点2,000円:ランニングマシーンなど 1点2,800円:机(両袖)、マッサージチェア (30kg超)、箱物家具(最長辺と2番目に長い辺の合計が360cm超)など |
自治体のごみ収集サービス・クリーンセンターへ持ち込むときのメリット・デメリット
メリット | 業者に比べて費用が安い 悪質行為の心配がない |
デメリット | ゴミの分別が必要 ゴミの下処理が必要 粗大ゴミシールの購入が必要 予約・持ち込みの手間がかかる 家電リサイクル法対象品・パソコンは収集できない |
自治体の収集サービスでは、自治体の作業員や自治体から委託された業者が回収を行うので、一部の悪質業者のように不法投棄やボッタクリをされる心配がありません。
ゴミの処分に費用がかかりますが、不用品回収業者と比べるとコストを抑えることができます。
しかし、当然ゴミの分別・下処理が必要で、収集サービスを利用する際は粗大ゴミシールをコンビニなどで事前購入しなければいけません。
また、予約から数日〜2週間後に収集されるため、計画的に収集サービスを利用する必要があります。
引っ越し業者
引っ越し業者によっては、家電リサイクル法対象品のお引取りサービスを実施しています。
引っ越し業者に引き取りを依頼するときの料金相場
料金相場 | ブラウン管テレビ:1,320円〜3,700円 液晶・プラズマテレビ:1,870円〜3,700円 エアコン:990円・2,000円 冷蔵庫・冷凍庫:3,740円〜6,149円 洗濯機・乾燥機:2,530円〜3,300円 |
引っ越し業者に引き取りを依頼ときのメリット・デメリット
メリット | 処分の手間がかからない |
デメリット | 基本的に家電リサイクル法対象品に限られる |
このサービスは代行処分という形になるため、ご自身で家電リサイクル法対象品を処分するときと同額の支払いが生じます。
しかし、テレビなどの運搬を引っ越し業者のスタッフに任せられるので、手間はかかりません。
ただし、お引取りできるのは基本的に家電リサイクル法対象品に限られるため、家庭ゴミや粗大ゴミは他の方法で処分する必要があります。詳しくはご利用予定の引っ越し業者にご相談ください。
不用品回収業者
不用品回収業者は、ご家庭や企業からゴミなどの不用品を回収する民間業者です。
不用品回収業者に回収依頼をするときの料金相場
料金相場(単品回収プラン) | エアコン:3,000円〜 ノートパソコン:2,500円〜 テレビ:2,000円〜 冷蔵庫:3,500円〜 洗濯機:2,500円〜 本棚:4,000円〜 ソファー:3,100円〜 布団:3,200円〜 ダイニングテーブル:2,500円〜 炊飯器:2,500円〜 |
料金相場(積み放題プラン) | 軽トラック:15,000円〜30,000円 1tトラック:20,000円〜50,000円 1.5tトラック:40,000円〜60,000円 2tトラック:50,000円〜70,000円 ※3t、4tのプランを設定している業者もある |
不用品回収業者に回収依頼をするときのメリット・デメリット
メリット | 短時間で大量のゴミでを回収できる 即日回収・深夜早朝も対応可できる 自治体で回収できないゴミを回収できる 家具家電の買取に対応している 運搬回収作業を手伝う必要がない 部屋を傷つけずにゴミを搬出できる ベッドや勉強机などの解体を任せられる |
デメリット | 自治体のサービスより料金が高い 悪質業者に注意しなければならない |
引っ越しや大掃除など大量のゴミが発生する際に利用されており、回収作業はすべてスタッフが行うため利用者の負担は一切ありません。
大量のゴミでも30分〜数時間で作業が完了し、床・壁の養生や家具の解体も任せられるので作業に立ち会うだけでゴミを処分することができます。
業者によっては家具家電やアクセサリーなどの買取を行っており、リサイクルショップやフリマアプリを利用せずとも不用品の現金化が可能です。
今回ご紹介した中で最も費用がかかる処分方法ですが、大量のゴミを処分する場合に限っては『積み放題プラン』のご利用で割安になることもあります。
そのため、まずはお見積りを依頼してゴミの処分がいくらになるのかを確認してみてください。
引っ越しまでに大量のゴミを捨てるときの注意点
ここでは、大量のゴミを捨てるとき特有の注意点を以下の4つに分けて解説いたします。
- 引っ越し日までに間に合わせることが最優先
- クリーンセンターの混雑に注意
- 自治体の処分方法に従う
- 無料回収を謳う業者に要注意
トラブルに巻き込まれず円滑に引っ越しするためにも注意点をご確認ください。
引っ越し日までに間に合わせることが最優先
大量のゴミがある場合でも諦めずに処分しきることが大切です。
ゴミを残して引っ越しをすると残置物撤去の費用を後日請求されることもあり、円満に退去することができません。
このように金銭トラブルに発展する可能性が非常に高いため、先ほどご紹介したゴミの処分方法を参考にしてすべてのゴミを処分してからお引っ越しをしましょう。
クリーンセンターの混雑に注意
クリーンセンターの営業日は「平日+土日のいずれか」になります。
そのため土日のクリーンセンターは混雑しており、受付までに数時間かかることも珍しくありません。
クリーンセンターへゴミを持ち込む場合は、時間に余裕を持って早めに自宅を出発することを心がけてください。
また、車に積める量しか処分できないので、複数回往復する必要が出でくる可能性も念頭に置いておきましょう。
自治体の処分方法に従う
ゴミが多い場合は、ゴミの分別や分解などの下処理が雑になりがちです。
かなり面倒な作業になりますが、自治体のルールに従って正しい手順でゴミを処分しましょう。
また、処理困難物や家電リサイクル法対象品など、自治体で回収できないゴミがあるのでお気をつけください。
無料回収を謳う業者に要注意
不用品回収業者の中には、街を徘徊しながら無料回収を呼びかける業者がいます。
無料と聞くと魅力的に感じてしまいますが、違法業者の可能性が高いのでご注意ください。
このような違法業者は、ゴミをトラックに載せた後に態度が急変して高額料金を請求してくるケースが多いのです。
不用品回収業者を利用するときは、実績があり利用者からの評判の良い業者を選びましょう。
引っ越しゴミを大量に処分するなら
引っ越しゴミを大量に処分する際の処分方法とその料金相場・メリットデメリット、注意点をご紹介しました。
引っ越しの際には、可燃ごみや不燃ごみといったゴミを大量に捨てる必要がありますが、それだけでなく不用品も処分したいという方がほとんどでしょう。
そんな時こそ、業者に依頼してまとめて処分してしまうのがおすすめです。
私たち『ワンナップLIFE』は、不用品回収だけでなく粗大ゴミの回収、汚部屋・ゴミ屋敷の清掃と幅広くご相談いただき、近所に回収をばれたくない方や一人暮らしの女性にも高い評価をいただいております。
見積もり・ご相談は無料ですので、もし引っ越しゴミの処分にお困りでしたらお気軽にお電話・メール・LINE@でご相談ください。
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