この記事では、廃油の処分方法を10種類ご紹介します。
処分する際の注意点や費用相場もまとめました。
廃油の種類に応じた処分の仕方が見つかるので、お困りの際に役立ててください。
処分方法に悩む廃油ですが、この記事を読むとすっきり片付けることができます。
廃油は大きく3種類に分けられる
廃油は様々な種類に分けられますが、今回は身近な種類の廃油についてご紹介します。
以下の表を参考に、廃油の種類について確認しておきましょう。
揮発油類 | 灯油、ガソリン、軽油 |
---|---|
鉱物性廃油 | エンジンオイル、重油など |
植物性廃油 | サラダ油、天ぷら油など |
廃油には多くの種類がありそれぞれ適した方法で処分することが求められていますが、なかには危険度が高いものもあります。
危険度が高い廃油は特別管理産業廃棄物に分類され、一般的な産業廃棄物よりも厳しく定められたルールのもと処分しなければなりません。
特別管理産業廃棄物に該当する廃油の特徴は、次の通りです。
- 灯油や軽油など70℃未満で燃えやすいもの
- PCBを含む廃油(食中毒や発がん性などに影響する恐れがある)
- 有機塩素化合物を含むもの
身近な廃油のなかにも処分方法に注意なものがあるので、処分に関する正しい知識を得ておくことが大切です。
【種類別】廃油の処分方法10選
多数ある廃油のなかから、今回は以下4種類について処分方法を詳しく解説します。
- 灯油・ガソリン
- エンジンオイル
- 混合油
- 食用油
油は、不要となったときどのように廃棄すべきか悩み、そのまま放置しがちです。
廃油をすっきり片付けたいとき、次に紹介する方法を参考に処分してみてください。
「灯油やガソリン」の処分方法
最初に、灯油やガソリンなどの揮発性油の処分方法について見ていきます。
ストーブや機械を動かす際に必要となるガソリンは、不要となったときの処分方法に困ってしまうでしょう。
灯油やガソリンなどの揮発油は、先述した通り特別管理産業廃棄物に該当するため気を付けて処分する必要があります。
灯油やガソリンは次のような方法で処分できるので、状況に応じて適した方法をチェックしてみてください。
ガソリンスタンドやホームセンターで引き取ってもらう
灯油などは、ガソリンスタンドやホームセンターで引き取ってもらえます。
灯油を販売している店として引き取ってもらえる場合があるのです。
一方、どの店舗でも灯油などを回収しているとは限らないので事前に確認をしておきましょう。確認する際に、料金や持って行ける量に上限があるのかなども尋ねておくと、安心して廃棄できます。
経営する飲食店や工場の近くにガソリンスタンドやホームセンターがあるときは、ぜひ調べてみてください。
少量なら燃えるゴミとして処分できる自治体もある
ガソリンや灯油の量が少量なら、燃えるゴミとして回収してくれる自治体もあります。
新聞紙や布などに油を染み込ませ、それを濡れた布で包み込みビニール袋に入れましょう。引火するのを防ぐため、濡れた布で包んだりビニール袋に入れる必要があります。
自治体によってルールが異なるので、すべての地域において可燃ゴミとして処分できるわけではありません。少量であれば可燃ゴミとして処分できる自治体もあると理解し、詳細は自治体に確認してみてください。
不用品回収業者に回収してもらう
ガソリンスタンドや自治体などを利用して処分するのが難しいときは、不用品回収業者に依頼する方法があります。
全国各地にある不用品回収業者は、対応エリアに沿ってスピーディーに対応してくれるところが多いです。
分別不要、不用品を何でも回収してくれるので、廃油の処分方法に悩むことなくすべて任せられます。廃油の種類や処分方法について事前に調べたり、回収してくれる場所に持って行く必要もありません。
電話一本で現場に駆け付け、見積もりを出した上で幅広い品目を回収しているのでたよりになります。
廃油をはじめ処分に悩むゴミがある場合は、「なんでもゴミ回収してもらう方法は?分別不要で格安処分!【事業者/生活ゴミ/汚物/資源どんなものでも】」を参考に片付けてしまいましょう。
「エンジンオイル」の処分方法
次に、鉱物性廃油に該当するエンジンオイルの処分方法にについて見ていきます。
エンジンオイルは、主に4つの方法で処分が可能です。
ガソリンスタンドに持ち込む
灯油やガソリン同様、エンジンオイルもガソリンスタンドに持ち込めます。
エンジンオイルが入った缶ごと、または廃油のみを引き取り可能など、店舗によって回収方法が異なるのが特徴です。回収可能であるか、料金はいくらくらいかなどは、近くのガソリンスタンドに尋ねてみましょう。
廃油となったエンジンオイル、ガソリンスタンドで引き取ってもらえたら助かりますよね。
購入した店舗に引き取ってもらう
エンジオイルは、購入した店舗で引き取ってもらう方法もあります。
廃油再生工場でリサイクルできるため、エンジンオイルは購入した店舗で引き取ってもらえるケースがあるのです。購入した店舗に持って行く場合は、以前に購入したことがわかるレシートを用意しておきましょう。
なかには有料でエンジンオイルを引き取っている店舗もあるので、事前に電話などで確認しておくのがおすすめです。
自治体のルールに沿って処分する
自治体によっては、エンジオイルを処分できます。
回収している自治体があっても、そのままの状態では捨てられません。正しく廃油処理を行なった上で、自治体のルールに沿って処分しましょう。
自治体を利用してエンジンオイルを処分する方法は手軽ですが、エンジンオイルの回収を実施していない自治体が多いでしょう。
廃油回収業者に依頼する
リサイクル可能であるエンジンオイルは、廃油回収業者に依頼して引き取ってもらえます。
エンジンオイルは、燃料や潤滑油として再び利用できます。店舗や工場を経営しておりエンジンオイルの処分でお困りの際は、廃油回収業者に問い合わせてみる方法が有力でしょう。
「混合油」の処分方法
廃油のなかには、混合油と呼ばれる、ガソリンにオイルを混ぜ合わせたものも含まれます。
混合油は、危険物に該当するため自治体では処分できません。
処分する際は、ガソリンスタンドに持って行き回収してもらう流れになります。
ガソリンスタンドで引き取ってもらいたい場合は、事前に混合油の引き取りができるか尋ねておきましょう。
近くに混合油を回収しているガソリンスタンドがないときは、自治体に問い合わせると廃棄物処理業者を紹介してもらえるため相談してみてください。
「食用油」の処分方法
廃油のなかには、食用油も含まれます。
食用油にはサラダ油や天ぷら油、ラードなどがあり、次の方法で処分できます。
- 自治体の可燃ゴミとして処分する
- 凝固剤で固めてから処分する
- 廃食用油の回収を依頼する
少量の場合は新聞紙に油を染み込ませ、ビニール袋や牛乳パックに入れて燃えるゴミとして処分が可能です。
その他、凝固剤で油を固めてしまって処分する方法もあり、油がこぼれたり染み出てくる心配がなく処分できます。
自治体によっては使用済みの油を回収してリサイクルを実施しているところもあるので、ホームページで確認して廃食用油を回収してもらう方法もあるので参考にしてみてください。
産廃にあたる廃油とは
廃油のなかには、産業廃棄物に該当するものもあります。
事業活動に伴って発生した使用済みの油が、産業廃棄物にあたる廃油です。
産業廃棄物にあたる廃油にはいろいろな種類があるため、一部分だけ以下にご紹介しましょう。
- 動植物性油・・・サラダ油、天ぷら油
- 鉱物性油・・・エンジンオイル、潤滑油
- 廃溶剤・・・石油、アルコール類
- 揮発油・・・灯油、ガソリン、軽油
産業廃棄物にあたる廃油を見るだけでも、多くの種類があるのがわかります。
事業所で処分したい廃油の種類がわからないという場合は、産業廃棄物の回収も受け付けている業者にご相談ください。
最適な方法で、廃油を回収してくれます。
廃油処分にかかる費用相場
廃油を処分する方法は、種類によって異なります。
種類によって処分にかかる費用も確認して、納得した上で処分できるようにしましょう。
(処分方法) | 費用相場 |
---|---|
ガソリンスタンドやホームセンター、購入した店舗 | 店舗によって異なる |
自治体 | 無料 |
不用品回収業者 | ペール缶・一斗缶で3,000円~5,000円 |
廃油回収業者 | 30円~95円/㎏あたり |
廃油を処分する際の注意点4選
最後に、廃油を処分する際の注意点について4つまとめます。
廃油の種類や状態によっては危険が伴ったり、NGとされている処分方法もあるのでしっかりとご確認ください。
古いガソリンは火災発生の恐れがある
古くなったガソリンは、引火しやすくなります。
放置していると火災を招く原因にもなるので、注意が必要です。ガソリンの処分方法がわからずそのままになっている・・・という状態は避け、できるだけ早く廃油として正しく処分すべきです。
火災が発生すると、事業にも大きな影響が及び、近隣住民にも迷惑がかかります。古いガソリンの危険性をよく理解し、速やかに処分しましょう。
排水溝には流さない
廃油は、キッチンのシンクやトイレなどの排水溝に流して処分するのは避けましょう。
ガソリンや灯油に関しては、下水道管の中で爆発する恐れがあります。流した廃油は、土や川などの自然環境にも大きな影響が及ぶので気を付けましょう。
生き物たちの命が脅かされ、環境破壊につながってしまいます。
土に流して処分するのも禁止されている
排水溝だけでなく、土に廃油を流して処分するのも禁止されています。
廃油は土に流しても分解されず、土壌汚染や生態系にも乱れが生じてしまうのです。事業活動に伴って出た廃油は、一般家庭と比べると量も多いでしょう。
たくさんの廃油を土に流すことで生じる環境への影響は非常に大きいため、廃油の量や種類に合わせて適正に処分するのが大事です。
不法投棄には厳しい罰則がある
廃油を不法投棄した場合、厳しい罰則があるので覚えておきましょう。
5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金が科されます。また、法人の場合は3憶円以下の罰金が科される可能性もあるので、廃油の不法投棄はやめましょう。
廃油は、適切に処理すべきであるという「廃棄物処理法」のもと処分しなければなりません。不法投棄をした場合は重い罰則が科されるため、廃棄物処理法を理解して正しく廃油を処分しましょう。
廃油の処分にお困りならご相談を
種類別に廃油の処分方法について解説しました。
廃油は、種類を把握した上で自治体のルールや残量などを確認しておく必要があります。
廃油の処分に悩んでいるときは、不用品回収業者であればすぐに駆け付けて回収が可能です。
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廃油以外の不用品もまとめて処分できるため、お困りの際はぜひご相談ください。
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