電気シェーバー(かみそり)の捨て方は少し特殊です。当然ながら、一般のゴミとして捨てられるものではありません。
そこで、本記事では電気シェーバーの正しい捨て方について解説します。
電気シェーバーに付属のアイテムの捨て方も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
電気シェーバーの寿命【処分のタイミング】
シェーバーの一般的な使用期限・寿命は、およそ6年程度と言われています。多くのメーカーで交換部品を製造から6年間保有することを定めているためです。
故障がなければそれ以上に長く使い続けることも可能ですが、バッテリー内蔵型のシェーバーであれば、劣化により満足に動作しなくなることもあります。
そのため、コードレスのバッテリー式シェーバーについては、5年程度を目安に買い替えと処分を検討しましょう。製品の寿命は一つの目安にすぎませんが、忙しい朝に急遽使えなくなっても困るシェーバーに関しては、メーカー推奨の期間を参考にすることをおすすめします。
電気シェーバーの捨て方7選
電気シェーバーの正しい捨て方を7つ紹介します。以下の方法であれば問題なく処分できます。
- 一般ごみとして廃棄する
- リサイクル回収ボックスで処分する
- 引き取りサービスを利用する
- リサイクルショップに売却する
- フリマアプリやネットオークションで売る
- 不用品回収業者に依頼する
- 家電量販店で回収してもらう
それぞれの方法について、より具体的に解説します。
一般ごみとして廃棄する
シェーバーの処分で最も手軽な方法は、自治体指定の一般ゴミとして出すことです。
シェーバーは小型家電に該当するため、不燃ごみまたは家電ゴミとして指定されていれば、収集日に合わせて決められた場所に出すだけで済みます。
処分の際の分別ルートは自治体により異なるため、事前に確認しておきましょう。不燃ごみや家電ゴミとして出せるよう指定があれば、いつも通りの一般ゴミ処分で問題ありません。
もし自治体のホームページに処分方法が記載されていない場合は、電話で確認する、または別の方法での処分を検討しましょう。
リサイクル回収ボックスで処分する
使用済みの小型家電を適切に処理し、有用資源を再利用するために制定されたのが「小型家電リサイクル法」です。
この法律の施行により、以前は単に廃棄されていた小型家電からも、鉄やアルミ、銅、貴金属、レアメタルなどの資源を回収し、リサイクルする体制が整備されました。
シェーバーも小型家電に該当するため、この法律の対象品目となります。
従来の不燃ゴミや粗大ゴミとしての処分は可能ですが、資源の有効活用という観点からは適切とは言えません。そこで推奨されるのが、公共施設や家電量販店に設置された「リサイクル回収ボックス」の利用です。
このボックスは、サイズ制限内の小型家電であれば、シェーバーを含むあらゆる製品の回収が可能となっています。
引き取りサービスを利用する
新しいシェーバーを購入する際には、販売店で古い製品の引き取り処分に応じてくれるケースがあります。
同種の製品を取り扱う店舗であれば、ほとんどの場合で古いシェーバーの引き取りに協力してくれます。ただし、サービスを行っている店舗とそうでない店舗がありますので、事前に確認しておく必要があります。
なお、新製品の購入があれば古いシェーバーを無料で引き取ってもらえるわけではありません。引き取り処分にはおよそ1,000円ほどの実費がかかります。
リサイクルショップに売却する
まだ使用可能で正常に動作するシェーバーであれば、リサイクルショップで売却できる可能性があります。製品の箱や説明書などを揃え、新品同様の状態を保っていれば、高い買取価格が期待できるでしょう。
ただし、リサイクルショップでの買取対象には一定の制限があります。保証期間が切れているか、もしくは切れる日が迫っている製品は、正常動作が保証されなくなるため、基本的に買い取りの対象外となります。
また、メーカーが修理用部品の提供を打ち切っている古い製品も同様に、買い取りは難しくなります。
フリマアプリやネットオークションで売る
シェーバーの売却先として、フリマアプリ・オークションサイトも選択肢の一つとなります。個人間の取引になりますが、直接販売できるため、中古相場に近い値付けが可能です。
一方で、出品から発送までの全てを自身で行う必要があり、手間がかかるデメリットがあります。フリマ・オークションでの売却は自由度が高い反面、様々な手続きを自身で行わなければなりません。
不用品回収業者に依頼する
シェーバーの処分方法として、不用品回収業者への依頼も検討してみましょう。
業者のスタッフが自宅まで直接回収に来てくれるので、とても便利に活用できます。
また、自治体の回収とは違い、業者側が依頼者の希望日時に合わせてくれるのも大きな強みです。中には即日対応してくれるところもあります。
一方で、不用品回収業者の利用には一定の費用が発生します。シェーバー1点のみでは割高になる恐れがあるので、シェーバー以外にも処分したいものをあらかじめ集め、まとめて回収を依頼するようにしましょう。
家電量販店で回収してもらう
一部の家電量販店では、使用済みの家電製品を回収するサービスを提供しています。
店頭でいつでも持ち込みが可能なため、ゴミの収集日を気にする必要がありません。営業時間内であれば、タイミングを問わずに利用できます。
有料のサービスにはなってしまいますが、自分のタイミングで処分できます。
電気シェーバー処分時の費用相場
電気シェーバーの処分費用は、方法によって異なります。
- 自治体で処分…無料
- 小型家電リサイクルボックス…無料
- 家電量販店の引き取りサービス…1,000円
- 不要品回収業者…単品500~1,000円
できるだけ費用をかけたくない場合は、自治体での処分やリサイクルボックスを活用しましょう。
電気シェーバー処分時の注意点3つ
電気シェーバーの処分をする際は、注意点も覚えておきましょう。
- 自治体によって分別方法が異なる
- 売却する場合はきれいに掃除する
- 付属品(洗浄液や替え刃)や電池の処分方法も決めておく
それぞれの注意点について、具体的に解説します。
自治体によって分別方法が異なる
シェーバーの分別は、自治体によって分別方法が異なります。とくに替え刃については自治体で定められているルールにのっとって捨てるようにしてください。
基本的に替え刃は金属ゴミまたは不燃ゴミとして回収している自治体がほとんどです。
また、刃は誤った捨て方をすると回収作業員の方が怪我をする危険性がありますので、ケガをしないように布で巻いたりテープで巻くなどして捨てましょう。
売却する場合はきれいに掃除する
シェーバーを売却する際は、きれいに掃除しておきましょう。
汚れが残った使用感の強い製品は売れにくくなります。できる限り掃除してきれいな状態を保つことで、売却の見込みが高くなります。
また、本体に加えて付属の箱や取扱説明書なども残っていれば、それらも合わせて売却しましょう。同梱物が揃っている方が、中古品としての価値が高く評価されやすくなります。
付属品(洗浄液や替え刃)や電池の処分方法も決めておく
電気シェーバーを処分する際は、付属品の捨て方も知っておきましょう。
とくに電池の取り扱いに注意が必要です。リチウムイオン電池やニッケル水素電池などを取り外さずに処分すると、発火や破裂の危険があります。そのため、必ず事前に電池を外しておく必要があります。
洗浄液についても気を付けてください。洗浄液は必ず通気の良い場所でフタを外し、液体が気化したことを確認してから容器を廃棄します。
気化中は発火の恐れがあるので、火気には十分注意が必要です。不要な布やペーパー類があれば、それらに洗浄液を染み込ませ、可燃ゴミとして廃棄するのも一案。
そのほか、シェービングフォームのようなスプレー缶の捨て方にも注意してください。スプレー缶については、以下の記事を参考にしましょう。
電気シェーバーの捨て方に関するよくある質問【処分方法は?】
電気シェーバーの捨て方に関するよくある質問についておこたえします。もしどうしても捨て方が分からない場合は、以下を参考にしてください。
電気シェーバーは何ごみ?
自治体によって異なりますが、電気シェーバーは「不燃ゴミ」として扱われるケースが一般的です。
近くに回収ボックスがない場合はどうする?
近くに回収ボックスがない場合は、郵送で回収している業者を探してみましょう。
電池式や充電式のシェーバーはどうやって捨てるの?
充電式の場合も、本体に充電式電池が入っているので、必ず電池を取り外してから捨ててください。充電式電池は、リサイクルボックスに入れて処分できます。
電気シェーバーの捨て方が決まったら、安全に処分を!
本記事では、電気シェーバーの捨て方について解説しました。不要な電気シェーバーがあれば、必ず本記事を参考に適切な方法で捨ててください。
もし片付けなどで電気シェーバーとあわせて大量の不用品がある場合は、「ワンナップLIFE」をご利用ください。ワンナップLIFEは、電化製品や「どのように捨ててよいかわからない」といった不用品のほとんどを回収できます。
お見積りは無料なので、まずはお気軽にご相談ください。
不用品・粗大ごみのご相談は、ワンナップLIFEへ!
全ておまかせ安心パック
独自のルートで何でも回収!
安心のパックプラン
最安 9,800 円〜
ワンナップLIFEのおすすめポイント
『ワンナップLIFE』は、片付け代行業者の中でも高い評価を得ている業者です。
これまでに以下のランキングで1位を獲得するほどの実力を持っています。