本記事では、実家の片付けにうんざりしたときの対処法について詳しく解説していきます。
実家の片付けに手をつけてみたはいいものの、全然はかどらなかったり、そもそもあまりの量にお手上げ状態、というケースも多いもの。「もうやりたくない」「片付け始めるのが億劫」というのが本音ではないでしょうか。
実家の片付けにうんざりしたときの解決策から、片付けをスムーズに進める手順まで丁寧に紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
実家はうんざりしないように早めに片付けよう
実家の片付けは、可能な限り早めに始めるのをおすすめします。長らく手を着けないでおくと、実家に不要な物がどんどんが増え、いざ片付けようとした時に困難な状態になっている可能性が高いためです。
物であふれた実家の片付けは、労力や時間が必要。うんざりして当然です。
早めに取り組んでおけば、負担を最小限におさえられるでしょう。実家が片付いていれば、以下のメリットもあります。
- 親が安全かつ清潔に生活できる
- 介護サービスをスムーズに導入できる
- 長期空き家化のリスクを回避できる
- 生前整理になる
裏を返せば、実家が片付いていないと、上記項目とは反対のデメリットが生じかねません。現在の実家の状態で一番マシな状況です。
通常より悪化していきますので、早めに着手するようにしましょう。
実家の片付けでうんざりしないための準備と心得
実家の片付けで重要な準備と、大切な心得について解説していきます。以下の3点を踏まえた上で取り組めば、精神的な負担を軽減できるので、片付けのモチベーションを保ちやすいです。
- 親と片付けの価値観について話し合う
- 一気に進めようとしない
- 一人で抱え込まない
それぞれ詳しく解説していきます。
親と片付けの価値観について話し合う
まずは、実家の片付けを快適に進めるための準備として、親と片付けの価値観について話し合いましょう。
互いの価値観をすりあわせずに片付けてしまうと、親と衝突したり、揉めごとに発展したりします。関係性が悪くなれば、片付けもスムーズに進められません。
親の考えや気持ちを先に汲み取っておけば、どのように進めていけば良いかビジョンも見えてくるので、片付けのプランも立てやすいでしょう。
実家の片付けは始め方がとにかく肝心なので、はじめだけでも我慢してしっかり親の意見を聞くようにしましょう。
一気に進めようとしない
片付けを手伝う子どもからしたら、できるだけ早く終わらせたいかもしれません。
しかし、実家の片付けは一気に進めるべきではありません。実家に帰ってきた子どもが、唐突に家中を片付け出したら、親は戸惑ってしまいます。
有無をいわさず親の物を仕分けして勝手に処分するのは、将来を考えて子どもが良かれと思ってした行為であったとしても、良い気分はしないでしょう。その後の関係に大きなヒビが入りかねません。
親子関係を悪くしないためにも、親の生活ペースや人権を尊重し、あせらず進めていってください。
そもそも、物の多い実家の場合は、相当な労力と集中力が必要で、勢いで始めてもうまくいきません。途中で心が折れてしまうでしょう。
一人で抱え込まない
実家の片付けに関する悩みや不満は、一人で抱え込まないようにしてください。一人で抱え込んでいるとだんだんうんざりがつのり、最悪の場合、中途半端に放棄しかねません。
実家の片付けは、親の説得や実際の膨大な作業量など、ストレス要因が多すぎます。ストレスを溜め込まないよう、自身のケアをしつつ休み休み進めることが大切です。
兄弟・姉妹や親戚、友人などに相談や協力を求めるなどして、精神的な負担を減らしましょう。頼れる人がいない場合は、専門の業者を頼るのも有効な手段です。
多くの事例を経験しているプロの業者なら、的確なアドバイスをもらえるかもしれません。
うんざりしがちな実家の片付けを円滑に行う手順
実家の片付けを円滑に進める手順は、以下の通りです。
- 目的を明確にする
- 親に片付けの価値を少しずつアピールしていく
- 実家は自分の部屋(子ども部屋)を先に片付ける
- 生活動線や避難動線を優先して片付けを進める
- 居間などの生活空間を適度に片付ける6.思い出の品は最後に整理する
適切な手順を知っておけば、行程がスムーズになるので、物が多い実家でもうんざりせずに片付けを進められます。順番に詳しく解説していくので、参考にしてください。
1.目的を明確にする
実家を片付ける時は、まずは明確な目的を設定しましょう。目的が不明瞭だと、物であふれた実家の片付けは意欲がわきにくく、うんざりしやすいです。
実家の現状を認識して、明確な目的を設定できれば、優先すべき作業と急がなくていい作業が見えてきます。部屋数や不用品の多い家でも、作業を細分化して考えられるので、効率良く片付けを進めていけるでしょう。
兄弟・姉妹がいる場合は、相談しながら目的を設定するようにしてください。兄弟・姉妹間で目的や片付けの価値観を共有すれば、より効率的に実家を片付けられるはずです。
2.親に片付けの価値を少しずつアピールしていく
目的が定まったら、親に片づけの価値を少しずつアピールしていきます。具体的には、以下のように片付けのメリットがわかる話題をふって話し合うと、片付けの価値を理解してもらいやすいです。
- 最近高齢者の間で「生前整理」がはやっている
- 生活をコンパクトにすると節約になる
- 転倒で亡くなる高齢者が増加している
実家の片付けは、親が快く了承してくれないと円滑に進まないので、じっくりアプローチして理解を深めてもらいましょう。
3.実家は自分の部屋(子ども部屋)を先に片付ける
親の片付けの価値観が高まってきたら、かつて自分が使っていた部屋(こども部屋)から片付けを始めていきます。自分の部屋は親のテリトリーではないため、実家の片付けとして抵抗なく受け入れてもらいやすいです。
また、片付けて整理した自分の部屋を見せれば、言葉で説明するよりもメリットが伝わります。部屋の中にある不要な物も自分の所有物なので、親に無理をいって買ってもらった高級品でもない限り、たいていの物は自己判断で処分しても問題になりません。
ついでにちょっとした箇所の片付けの提案もしやすくなるので、実家の片付けで最初に手を着けるなら、自分の部屋がベストです。
4.生活動線や避難導線を優先して片付けを進める
自分の部屋を片付けたら、廊下や階段など、生活動線や避難動線となる箇所を片付けていきます。生活動線や避難動線は、親が安全に生活する上で大事な箇所なので、親の説得もしやすいです。
実際に歩きやすくなれば、片付けのメリットをダイレクトに感じてもらえます。
床に積まれた物や背の高い棚などを片付け、転倒しそうな家具の転倒防止対策などをして、災害時にすみやかに行動できる環境を整えてあげましょう。
5.居間などの生活空間を適度に片付ける
廊下や階段などで片付けのメリットを体感してもらったら、キッチンや居間などの生活空間に着手します。ただし、親にとって生活空間は、片づけられるのがストレスになりやすい場所です。
片づけ過ぎててしまうと、物の所在が分かりにくくなり、居心地が悪くなってしまいます。捨てる物や物の配置変更は、必ず親に確認しましょう。
生活空間は片付けでガラッと変えるのでなく、親が快適に過ごせるよう、適度に片付けていくのがポイントです。
6.思い出の品は最後に整理する
最後に思い出の品を整理します。思い出の品は、はじめに手をつけてしまうとエピソードや回想にふけってしまって片付けどころではなくなってしまいます。必ず最後に取り掛かりましょう。
子どもからのプレゼントや、記念に買ったブランド品など、親の思い入れがつまったアイテムは数も多いはずです。ただ、思い出の品はエピソードを話すと、気持ちの整理がついて手放しやすくなります。
親の方から「量が多いから整理したい」と申し出があれば、気持ちの整理に付き合ってあげましょう。いずれにしても時間はかかるので、一通りの片付けを終えた後に、ゆっくり時間をかけて話を聞いてあげてください。
実家の片付けでうんざりしなくなるコツ4選
片付けを進めていく中で、うんざりするのを回避するためのコツを4つ紹介します。以下の4点をおさえておけば、家族関係を良好に保ちつつ、片付けを抜かりなく進めていけるでしょう。
- 子どもの判断だけで親の物を処分しない
- 捨てる物は親に判断してもらう
- 捨てる物は家族全員で共有しておく
- リバウンドを防ぐため過剰に片付けない
特に家族の信頼関係は崩れるとうんざりしやすいので、充分に注意を払ってください。それぞれ詳しく解説していきます。
子どもの判断だけで親の物を処分しない
実家に置いてある物が必要かどうかは、子どもだけで判断しないようにしましょう。実家にある物は、基本的に親の私物です。子どもの視点で明らかに不要な物に見えたとしても、親にとっては大切な物である可能性があります。
勝手に処分すると親との関係性を悪くしかねません。関係性が悪化すれば、片付けも円滑に進まなくなります。「私物に触らないで」といわれたり、最悪の場合は、「片付けなんてしなくていい」といわれたりしてしまうでしょう。
確実に親の物である以上、勝手に判断して処分するのは絶対やめてください。
捨てる物は親に判断してもらう
捨てる物は、親に判断してもらうと片付けが円満に進みます。物を溜め込んでいる親の場合、時間がかかる作業ですが、親自身が決めていくので、子どもの手で処分しても揉める事態は回避できるでしょう。
効率良く仕分けするなら、「3秒ルール」を活用するのがおすすめです。親に物を3秒間見せて、いるかいらないかを決めてもらいます。もし3秒間で決められない場合は、空いてる段ボール箱などを利用して、一時保管扱いにしてください。
すぐに捨てるわけではないので、親も納得してくれるはずです。一時保管した物は、一定期間使わなかったら処分すると決めておくと、効率的かつ円満に不用品を減らせます。
捨てる物は家族全員で共有しておく
実家の片付けで不用品を処分する際は、捨てる品目を家族で共有しておきましょう。父親が捨てて良いといった物でも、母親にとっては必要な場合もあります。
誤って捨ててしまうと、故意でなかったとしてもわだかまりが残りかねません。大切な物を捨ててしまわないよう、実家の物を捨てる時は、住んでいる家族には必ず確認を取るべきです。
良好な家族関係を保つためにも、面倒でも、片付けに協力してくれる兄弟・姉妹を含む家族全員で情報を共有するようにしてください。
リバウンドを防ぐため過剰に片付けない
実家の片付けは、家の物を減らし過ぎないように注意しましょう。物を徐々に減らして、少しずつ物の少ない環境に慣れさせていかないと、リバウンドしてしまいます。
もともと物を多く所有していた親からすれば、一気に物が処分された自分の生活空間には、違和感しかありません。違和感の原因が「物がないからだ」と結びつくと、空いたスペースを埋めようとします。
その結果、元に戻るか、より多くの物が置かれていくのです。実家を片付けて、「まだ不用品が多い」と感じたとしても、焦って減らすのはやめましょう。一番重要なのは、親が快適に生活できるかどうかです。安全性や衛生的な環境を整えられたなら、ある程度物が残っても目をつぶりましょう。
実家をスムーズに片付けたいなら専門業者も検討してみよう
実家の片付けに「面倒くさい」「もううんざり」と思ったら、業者へ依頼しましょう。業者に依頼すれば、すべてスムーズに片付けてくれます。
「うんざり」と感じてしまうとそこから先の片付けは進みにくいので、手が動かなくなったら依頼を検討し始めると良いかもしれません。
とくに不要な家具家電が大量にあるのであれば、自分で進めるよりも業者に任せてしまったほうがはるかにスムーズです。
「ワンナップLIFE」ではでは、不用品の回収だけでなく、適切な処分方法のアドバイスも行っているのでぜひ実家の片付けに悩んだら一度ご相談ください。
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