汚部屋やゴミ屋敷は、うつ病やADHD、統合失調症などの病気・精神疾患が関係している場合があります。
ただし、部屋が汚いという事実だけで、病気だと断定することはできません。
片付けの苦手さやストレスなど、病気以外が原因となっているケースも多くあります。
この記事を読むことで、汚部屋になりやすい病気の特徴や、片付けが難しいときの相談先を正しく理解できます。
ご自身やご家族の状況を見極め、適切な対処につなげるための判断材料としてお役立てください。
鷲見真希
整理収納バービースタイル株式会社 代表取締役
鷲見真希
整理収納バービースタイル株式会社 代表取締役
整理収納アドバイザー1級・ルームスタイリスト1級・整理収納教育士の資格を持ち、5,000件以上の片付けを手がける整理収納のプロ。
個人宅や企業のサポート、セミナーでも活躍。
皆様、こんにちは!鷲見真希です。 部屋の片付けが難しいと感じる背景には、ADD・ADHD、うつ病、統合失調症、強迫性貯蔵症、セルフネグレクト、認知症など、さまざまな病気や精神的なご状況が関与していることがあります。
これらの状態は、計画的な行動や意欲の低下を招き、結果としてお部屋が散らかりやすくなることがあります。
もし、このようなお悩みでお困りの方がいらっしゃいましたら、不用品回収業者のご利用が効果的です。専門のスタッフが迅速かつ丁寧に対応します。
また、日頃から整理収納を心がけ、快適な生活空間を維持したいとお考えの方は、ぜひバービースタイルの整理収納サービスをご利用ください。お客様一人ひとりの状況に寄り添い、最適な整理収納の方法をご提案いたします。
ゴミ屋敷・汚部屋と精神疾患・病気は関係がある?
ゴミ屋敷や汚部屋の状態と、精神疾患・病気が関係しているケースは実際にあります。
ただし、部屋が汚いという事実だけで、病気や精神疾患と断定することはできません。
仕事や家事の忙しさ、片付けの苦手さ、物を捨てられない性格、強いストレスなど、病気以外の原因で散らかっているケースも多くみられます。
一方で、うつ病やADHD、統合失調症、ためこみ症、認知症などにより、気力や判断力、計画性が低下し、掃除やゴミ出しが難しくなる場合もあります。
以前は片付けられていたのに急にできなくなった、入浴や食事などの身の回りのこともできていない、物を捨てることに強い不安を感じる、といった様子がみられる場合は、病気が影響している可能性も考えられます。
本人の怠慢だと決めつけたり、無理に片付けを進めさせたりせず、状況に応じて医療機関や支援機関へ相談することが大切です。
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汚部屋・ゴミ屋敷になる可能性がある病気・精神疾患6選
片付けや生活管理に影響する可能性がある病気・精神疾患には、いくつかの種類があります。
代表的なものとして、以下の6つが挙げられます。
それぞれが片付けにどう影響するのか、一覧で確認してみましょう。
| 病気・状態 | 片付けに影響する要因 |
|---|---|
| ADD・ADHD | 手順や優先順位を整理しにくい |
| うつ病 | 気力や意欲が低下する |
| 統合失調症 | 意欲や判断力が低下する場合がある |
| 強迫性貯蔵症 | 物を手放すことに強い苦痛を感じる |
| セルフネグレクト | 掃除やゴミ出しなどの自己管理が難しくなる |
| 認知症 | 分別や必要・不要の判断が難しくなる |
ADD・ADHD
ADDやADHDの特性によって、片付けの手順や優先順位を整理しにくい場合があります。
計画的に行動するのが苦手で、物事に優先順位をつけにくく、1つのことに集中し続けるのが難しいという特性があるためです。
片付けたいという気持ちがあっても、何から手をつければよいのかわからず、結果的に部屋が散らかったままになりやすいのです。
発達障がいは生まれつきの発達特性であり、現れ方や生活への影響には個人差があります。
気になる場合は、自己判断せず専門機関に相談してみましょう。
うつ病
うつ病は、気分の落ち込みや意欲の低下などが続く精神疾患です。
意欲の低下によって、片付けや掃除に取りかかることが難しくなる場合があります。
単なる気分の落ち込みなのか、うつ病なのかは自分で判断するのが難しいものです。
気になる症状が続く場合は、早めにメンタルクリニックを受診しましょう。
統合失調症
統合失調症も、汚部屋になる可能性がある病気のひとつです。
感情の起伏が乏しくなる、無気力になる、目的をもった行動が起こしにくくなる、ひきこもりがちになるといった特性がみられます。
意欲の低下などによって掃除や整理が難しくなり、部屋が散らかった状態につながる場合があります。
症状には個人差があるため、心配な場合は専門医に相談してください。
強迫性貯蔵症
強迫性貯蔵症では、物を手放すことに強い苦痛を感じ、生活スペースまで物が増える場合があります。
「ためこみ症」と呼ばれることもあり、物がなくなってしまうことへの強迫観念にとらわれやすい特性があります。
不用品だけでなく、ゴミまで溜め込んでしまう方もいます。
症状が進むと、生ゴミを含む物を捨てられず、生活スペースが物やゴミで狭くなる場合があります。
セルフネグレクト
セルフネグレクトも、汚部屋に多くみられる状態のひとつです。
セルフネグレクトとは、生活環境や健康状態を維持するための行動を行わなくなる状態です。
ゴミ出しや掃除だけでなく、入浴や食事など生活全般の管理が難しくなることも。
重度の汚部屋やゴミ屋敷で見られることがとくに多い状態です。
認知症
ゴミの分別や必要・不要の判断が難しくなり、部屋が散らかった状態につながることがあります。
汚部屋やゴミ屋敷で孤独死する高齢者の中には、認知症を患っていた方も含まれています。
認知症によって記憶力や判断力が低下すると、ゴミ出しの日程や分別方法を把握しにくくなるケースも少なくありません。
認知症とゴミ屋敷の関係については、以下の記事で詳しく確認できます。
病気や精神疾患だけじゃない!汚部屋になってしまう人の特徴とは
病気や精神疾患がなくても、多忙やストレス、片付けの苦手さなどが原因で汚部屋になる場合があります。
以下の特徴に当てはまる方も、汚部屋になりやすい傾向があります。
- 多忙で片付け・掃除の時間がない
- もったいなくて物を捨てられない
- コレクションの趣味がある
- ストレス過多
- 片付けや掃除が苦手
- 汚部屋の自覚がない
「どこからが汚部屋なのか」と疑問に思う方もいるでしょう。
汚部屋レベルについては、「汚部屋レベルと対処法」で詳しく紹介しています。
汚部屋レベルに応じた対処法も解説していますので、あわせて参考にしてください。
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アンケート調査から見えてくる「片付けができない理由」
ある不用品回収業者が行った「部屋が散らかってしまった一番の理由」に関するアンケート調査では、もっとも多かった回答は「仕事や家事が忙しく、片付ける時間と気力がない」(26.4%)でした。
続いて「モノを捨てるのが苦手で、つい溜め込んでしまう」(21.5%)、「どこから手をつけていいかわからず後回しにしてしまう」(21.1%)という回答が多くを占めています。
この結果からも、部屋が散らかる原因が必ずしも病気や精神疾患であるとは限らないことがわかります。
出典:https://www.atpress.ne.jp/news/554166
ゴミ屋敷や汚部屋を脱出するメリット6選
病気や精神疾患が片付けに影響している場合でも、生活環境を整えることにはさまざまなメリットがあります。
ここでは、汚部屋を脱出することで期待できるメリットを6つ紹介します。
- 健康面への悪影響を減らせる
- リラックスしやすい環境を整えられる
- お金の節約になる
- 時間を有効利用できる
- 自分を責める気持ちの軽減につながる
- 人を招きやすい環境になる
健康面や生活面での負担を減らせる可能性があるため、放置せず少しずつ向き合うことが大切です。
健康面への悪影響を減らせる
汚部屋にはホコリやカビ、害虫などが発生しやすく、アレルギー症状や体調不良につながる場合があります。
床に物が散乱していると、転倒やケガのリスクも高まります。
片付けや清掃によって室内環境を整えれば、こうした健康面・安全面のリスクを減らしやすくなります。
ただし、片付けをするだけで病気が治る、免疫力が上がるといったことが保証されるわけではありません。
すでに症状がある場合は、片付けと合わせて医療機関への相談も検討しましょう。
リラックスしやすい環境を整えられる
物が多く散らかった部屋は、視界に入る情報量が多く、落ち着かないと感じやすい傾向があります。
寝具まわりや生活スペースを片付けることで、休息を取りやすい環境を整えられます。
探し物や片付けへの焦りが減ることで、日常の負担軽減につながる場合もあります。
ただし、「安眠できる」「睡眠障害が改善する」など、治療効果を断定することはできません。
不眠や強いストレスが続く場合は、医療機関への相談も検討してください。
お金の節約になる
部屋が散らかっていると、持っている物を把握できず、同じ物を重複して購入してしまうことがあります。
食品や日用品が見つからず、期限切れや買い直しが増えるケースも少なくありません。
片付けによって所有物を把握しやすくなれば、不要な買い物や廃棄を減らしやすくなります。
ただし、必ず節約できる、年間で一定額が浮くといった保証はできません。
時間を有効利用できる
物の置き場所が決まっていないと、必要な物を探す時間が増えやすくなります。
床や家具の上を整理しておけば、掃除や身支度にも取りかかりやすくなります。
探し物や片付けにかかる時間が減れば、仕事や休息など、別のことに時間を使いやすくなります。
ただし、「遅刻が改善する」「必ず時間に余裕ができる」といった断定はできません。
自分を責める気持ちの軽減につながる
汚部屋を人に見られたくない、片付けられない自分が嫌だと感じ、自分を責めてしまう方もいます。
一度にすべて片付けようとせず、小さな範囲から進めることで、達成感を得られる場合があります。
生活しやすい状態に近づくことで、片付けに対する負担感や自己否定が和らぐ可能性があります。
ただし、「自己肯定感が必ず上がる」「心の病気が改善する」といった断定はできません。
自責感や気分の落ち込みが強い場合は、専門機関への相談も検討しましょう。
人を招きやすい環境になる
部屋が散らかっていることを理由に、人を自宅へ招けないというケースは少なくありません。
玄関や居室を片付けることで、家族や友人を迎えやすい環境を整えられます。
必要な支援者や清掃業者を室内へ入れやすくなる点もメリットのひとつです。
ただし、「人間関係が良好になる」「孤立が解消する」といった結果を保証するものではありません。
物を減らすメリットについては、以下の記事で詳しく確認できます。
病気でも汚部屋の片付けはできる?汚部屋を片付けるコツ3選
病気があっても、自力で進められる状態であれば、体調に合わせて少しずつ片付けられます。
自力での作業が難しい場合は、無理をせず家族や支援機関、汚部屋清掃業者へ相談しましょう。
ここでは、汚部屋を片付けるコツを3つ紹介します。
ゴミを集めて処分する
汚部屋の片付けは、まずはゴミ捨てから始めましょう。
生ゴミがある場合は、衛生面を考えて優先的に処分しましょう。
生ゴミを放置すると、虫が湧いたり、カビや異臭の原因になったりします。
すでに虫が発生している場合は、駆除も必要です。
自治体の分別方法に従い、燃えるゴミや不燃ゴミなどのゴミ袋を準備しておくとスムーズです。
断捨離をする
汚部屋を片付ける次のコツは断捨離です。
汚部屋には不用品が多数あるため、必要なものだけを残して処分することが大切です。
断捨離はルールに沿って機械的に進めるのがポイントです。
- 半年使っていないものは捨てる
- 2つ以上あるものは1つを残して捨てる
- 1年着ていない服は処分する
- 本は本棚に収まる分だけ残して処分する
- 思い入れがあるものは画像や動画で残す
- 使わないけれど価値があるものは売る
上記のルールを守れば、物を捨てるのが苦手な方や、とっさの判断が苦手な方でも断捨離を進めやすくなります。
汚部屋の断捨離のコツを以下の記事でチェックしてみましょう。
小さな範囲から片付ける
汚部屋の片付けは、小さな範囲ずつ進めるのがコツです。
汚部屋は物が多く、片付けや清掃にも時間がかかります。
一度に片付けようとすると、途中で挫折しやすく、かえって部屋が散乱することもあります。
体調に合わせて、無理のない範囲を少しずつ進めることがポイントです。
最初に部屋の一角や一室を、不用品の仮置き場にするのもおすすめ。
それだけでも部屋がグンと片付いて見えるため、モチベーションの維持につながります。
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病気や精神疾患が疑われるときの相談先・依頼先
片付けができない背景に病気や精神疾患が疑われる場合は、一人で抱え込まず専門機関へ相談することが大切です。
相談先は、症状の程度や状況によって異なります。
ここでは、代表的な相談先・依頼先を4つ紹介します。
医療機関を受診する
気力の低下や強い不安が続く場合は、医療機関への相談を検討しましょう。
心療内科や精神科では、症状や生活状況を伝えることで、適切な診断や治療につなげてもらえます。
病気かどうかわからない段階でも、医療機関への相談は可能です。
自己判断で様子を見続けるより、早めに専門医の意見を聞くことが安心につながります。
支援団体に相談する
ためこみ症やセルフネグレクトなど、生活面の支援が必要な場合は支援団体への相談も選択肢のひとつです。
地域の福祉団体やNPOなどでは、片付けだけでなく生活全般の相談に対応していることがあります。
本人だけでなく、家族からの相談を受け付けている団体も多いです。
誰に相談すればよいかわからない場合は、まず自治体の窓口に問い合わせてみましょう。
自治体のサービスを利用する
高齢者や障がいのある方などは、自治体の福祉サービスを利用できる場合があります。
地域包括支援センターや福祉課では、片付けが難しい世帯への訪問支援や、関連サービスの紹介を行っていることがあります。
利用条件はお住まいの自治体によって異なるため、まずは窓口へ確認するのが確実です。
汚部屋清掃業者に相談する
自力での片付けが難しい場合は、汚部屋清掃業者への相談もおすすめです。
汚部屋清掃業者の中には、最短即日の訪問に対応し、大量の不用品を一括で回収できる業者もあります。
ロゴなしの車両や私服での作業など、近隣への配慮に対応している業者もあります。
片付けが苦手な方は、業者の作業を通してコツを掴める場合もあります。
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汚部屋の片付けの料金相場【業者に依頼するといくら?】
汚部屋の片付け料金は、1R・1Kで3万~8万円、1LDKで7万~20万円程度が目安です。
業者に片付けを依頼する際にかかる料金は、大きく分けると以下の3つです。
- 片付け料金
- 不用品回収料金
- 清掃(ハウスクリーニング)料金
部屋の片付けの料金相場
部屋の片付け料金は、間取りごとに設定している業者が多いです。
間取り別の料金相場は、以下の表を参考にしてください。
| 間取り | 料金相場 |
|---|---|
| 1R・1K | 3万~8万円 |
| 1DK | 5万~12万円 |
| 1LDK | 7万~20万円 |
| 2DK | 9万~25万円 |
| 2LDK | 12万~30万円 |
| 3DK | 15万~40万円 |
| 3LDK | 17万~50万円 |
| 4LDK以上 | 22万~60万円 |
不用品回収の料金相場
不用品回収は、パックプランか単品回収のいずれかが適用されます。
汚部屋は物が多いことが予想されるため、パックプランのほうがコストパフォーマンスが良い傾向があります。
パックプランはトラックの大きさによって料金が異なるため、以下の表を参考にしてください。
| パックプラン | 料金の目安 |
|---|---|
| 軽トラック | 1万5,000~3万円 |
| 1.5tトラック | 3万5,000~5万円 |
| 2tトラック | 4万5,000~8万円 |
単品回収プランで不用品を回収してもらう場合は、以下の料金相場を参考にしてください。
- マットレス・ソファー・テーブル:2,000~5,000円
- ベッド:3,000~6,000円
- エアコン・タンス:3,000~8,000円
- テレビ:4,000~6,000円
- 洗濯機:5,000~8,000円
- 冷蔵庫:5,000~10,000円
清掃(ハウスクリーニング)の料金相場
部屋の清掃料金も、間取りごとに設定している業者がほとんどです。
簡易的な清掃は片付け代行に含まれることが多いですが、水まわりのカビや害虫の除去など、本格的な清掃にはハウスクリーニング料金がかかります。
間取り別の清掃代行の料金相場は、以下の表を参考にしてください。
| 間取り | 料金相場 |
|---|---|
| 1R・1K | 1万5,000~3万5,000円 |
| 1DK・2K | 1万5,000~4万1,000円程度 |
| 1LDK・2DK | 2万1,000~4万8,000円程度 |
| 2LDK・3DK | 3万2,000~6万1,000円程度 |
| 3LDK・4DK | 4万~7万5,000円 |
| 4LDK・5DK以上 | 6万円~ |
※料金はあくまで目安です。最終的な金額は、必ず各業者の見積もりでご確認ください。
一軒家の片付け費用の相場を以下の記事でより詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
病気でゴミ屋敷・汚部屋の片付けが難しいなら
汚部屋やゴミ屋敷は、うつ病やADHD、統合失調症、ためこみ症、認知症など、さまざまな病気や精神疾患が関係している場合があります。
ただし、忙しさや片付けの苦手さなど、病気以外が原因となっているケースも少なくありません。
片付けを進める際は、生ゴミの処分や断捨離、小さな範囲から始めることがポイントです。
症状が疑われる場合は、無理に自力で解決しようとせず、医療機関や支援団体、自治体の窓口へ相談することも検討してください。
それでも自力での片付けが難しい場合は、「ワンナップLIFE」にご相談ください。
対応エリアや予約状況によっては最短即日の訪問が可能で、分別や搬出まで依頼できます。
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