いざ部屋の片付けをしようと思っても、なかなかやる気にならないもの。
特に、片付けが苦手な人なら、「どこから、なにから手を付けて良いのか」からつまずいてしまうことも多いでしょう。
流行りの「断捨離」も、最初のハードルはこの「どこから」「なにから」手をつけるかにあります。
実は断捨離にも、いくつかのコツがあります。
このコツを知れば、スムーズに断捨離を進めることができるはずです。
この記事では、そもそもの断捨離の意味やメリット、部屋を片付けるコツや注意点を解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。
部屋を片付ける断捨離とは
『断捨離』というと、一般的に想像するのは
- 物を捨てる
- 不要な物を捨てて部屋をすっきりさせる
こうしたイメージを持つ人が多いと思います。
間違いではないのですが、断捨離には意外と奥が深い意味が含まれています。
心構えとして非常に重要なので、簡単に断捨離の元の意味をご紹介するところから始めさせてください。
部屋が片付く「断行」「捨行」「離行」
断捨離とは、もともとはヨガの教えでした。
断捨離という言葉は、以下3つの言葉に由来しています。
- 『断』→断行:不要な物が入らないように遮断すること
- 『捨』→捨行:今持っている物の中から不要な物を捨てること
- 『離』→離行:物や事への執着から離れること
本来の意味的には、単に「物を捨てれば良い」ということではない訳です。
不要な物を持たず、物や事柄への執着をなくす。そんな心構えまで含んでいるところが大事ですね。
断捨離で部屋が片付くメリット
断捨離を終えると、部屋の中がとてもすっきりします。
そして、気持ちまですっきりと、軽やかになるでしょう。
ここでは、断捨離によって部屋が片付くメリットをご紹介します。
メリット①:時間を有効活用できるようになる
断捨離して部屋がすっきりすると、驚くほど時間の余裕が生まれます。
断捨離によってすっきり片付いた部屋では、洗濯物の動線が確保されたり、探し物の時間がなくなるなど、すべての物事がスムーズに運びます。日々家事に追われて大変だったはずなのに、すべての家事を終わらせても「まだ時間が余っている」ということも。
余った時間を有効活用して、楽しみのショッピングをしたり、新しい「趣味」や「習い事」にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
メリット②:掃除や片付けがしやすくなる
断捨離によって部屋がすっきりすると、床の障害物が無くなり掃除がしやすくなります。
これまで物をどかしつつ掃除機をなんとか隙間に滑り込ませていた苦労が、噓のように楽ちんに。広々とした床では、お掃除ロボットも大活躍です。
また、床掃除だけでなく、棚やクローゼットの片付けも大幅に楽になります。整理整頓されていれば、身の回りのものが部屋の中で行方不明になることも格段に少なくなるでしょう。
物がなくなっても、少し探して見つけ出せるようになれば、『新しい物を買わなくて済む』ということです。
これが、断捨離の『断』(=断行:不要なものが入らないように遮断すること)に繋がるのですね。
メリット③:綺麗な部屋を維持できるようになる
断捨離をして部屋がすっきりすると、だいぶ部屋が広く感じられるようになります。こうやって気分の良い部屋に身を置いてみると、必然的に「この状態を維持したい」と思えてくるものです。
そして、普段から、不要なものを迷わず捨てる意識が持ちやすくなります。
これが、
- 断捨離の『捨』(=捨行:今持っている物の中から不要な物を捨てる)
- 断捨離の『離』(=離行:物や事への執着から離れる)
に繋がってきます。
メリット④:お金が貯まりやすくなる
断捨離して部屋がすっきりすることの最大のメリットは、「お金が貯まるようになる」ことです。
ここまでに紹介してきたメリット①~③すべてが、お金が貯まりやすいというメリットに集約されます。
- メリット①:時間的な余裕が生まれる→「焦って余計な買い物をしない」
- メリット②:掃除や片付けがしやすくなる→「無くしたものを買い直すことが減る」
- メリット③:綺麗な部屋を維持したくなる→「余分に買わない意識が身に付く」
要するに、「お金の無駄遣いをしない」ようになるということです。断捨離が成功すれば、自分にとって必要なものの見極めができるようになるでしょう。
断捨離により一時的に部屋が片付くだけでなく、こんなにも多くのメリットがあるのです。
部屋を片付ける断捨離のコツ
断捨離をすることで、部屋がすっきりしてさまざまなメリットを得られることがお分かりいただけたかと思います。
では、部屋をすっきりと片付ける断捨離を、どのように始めればいいのでしょうか?
- どこから始めれば良いのか?
- なにから手を付ければ良いのか?
といった疑問にお答えしつつ、4つのコツをご紹介します。
断捨離のコツ①:よく使うものから
「どこから」「なにから」手を付ければ良いのか分からないと、面倒になって「また今度でいいや」となり、諦めてしまいます。
片付けの間、「また今度にしよう」という邪念は何度も訪れます。
対策として、「いつも使っているものから」始めるとたいてい上手くいきます。
- カバンの中身
- 洋服ダンス
- 化粧ポーチ
このように、いつも自分が使っている物なら、何でも構いません。「使っているかいないか」という視点で中身をよく見ると、意外と使っていないものがあるはずです。
化粧ポーチ1つとっても、アイシャドウや口紅、眉墨など、ポーチに入っているだけでほとんど手を付けていない物が続々と出てくるものです。
- ポーチの中身を全部出す
- よく使っているものだけをポーチに入れ直す
- 残った物を見て、今後使うかどうか考える
という手順で進めましょう。買ったときは「可愛い!」「綺麗!」と思って買ったものの、ほぼ新品同様で残っているなら、潔く捨てましょう。
このとき大事な考え方は
- 断捨離の『離』…離行:物や事への執着から離れる
です。
「でも、いつか使うかも知れないから」と思ってはダメです。
そう思って残しておいて今まで使わなかったのですから、今後も使いません。
「いつか使う」の「いつか」は来ないことを認識しましょう。
断捨離のコツ②:収納グッズは買わない
断捨離の序盤でよくある間違いは、収納グッズを買い揃えてしまうことです。
「部屋をすっきり片付けるから、収納する物がないと」と思っていませんか?
実はこれが断捨離を難しくしている原因です。
収納グッズを買うのは、不用品を処分を終わらせてから。
はじめから収納グッズに入れてしまうと、それはただ物が別の場所に移動しただけです。
これは「断捨離」とは言いません。
不要な物を捨て、必要なものだけにすると、今あるタンスや引き出しの中にそれらが綺麗に収まってしまうことがほとんど。物が多くて困っているなら、収納グッズを買わずに済むことの方が多いでしょう。
収納グッズに限らず、まず買うところから始めてしまっていては、いつまで経っても物が減りません。まずは不要なものを捨ててスペースを作る。この発想が断捨離においては重要です。
断捨離のコツ③:1日1個捨てる
断捨離しようと思いながら、なかなか腰が上がらない人もいるでしょう。
腰が上がらない原因の一つは、「一度に全部やろうとする」からです。
部屋の広さに関係なく、断捨離しようと思うとなぜか「全部やらなければ」と思い込んでしまうのです。そう思うとストレスになって、結局途中で作業を辞めてしまいます。
断捨離は不要な物かそうでないかを見極める時間も必要です。物の多い部屋を1日で全部片付けようとしても到底できません。
物の量が多い場合は、「1日1個だけ捨てていく」ことをおすすめします。
1日の生活の中で、1個不要と思う物を見付けて捨ててみてください。こうすれば、1年で365個、物が捨てられます。
特に増やしがちでスペースを奪いがちな洋服から手を付けるのもおすすめです。よく「3年着てなかったらもう着ない」などと言いますが、1年着ることがなければもう着ることはないでしょう。
このとき注意したいのは、1日1個捨てていても、1日1個買っていたら物は減らないということです。何か1つでも新しいものを買ったら、1日1個捨てるノルマとは別に、今あるものをさらに1個捨てましょう。
新しい服が欲しいと思ったら、先に今持っている洋服の中で最も長く着ていない服をまずは捨てましょう。
断捨離のコツ④:「いつか使う」は使わない
断捨離できない人がまず捨てるべき発想が「いつか使う」です。
いつか使うと思ってから、一度でも使ったことはあるでしょうか?
ほとんどの物は、ずっと使わないで引き出しやタンスの奥で眠っていたはずです。
物を大事にすることは大切ですが、使わなければむしろ大事にしているとは言えません。
お金と同じで、物は使ってこそその価値があるというものです。
何年も出番がないのであれば、この先もずっと出番は来ません。
断捨離して、広々とした空間を生み出しましょう。
断捨離後の部屋をきれいに保つ方法
部屋の断捨離ができたら、その綺麗さを維持したいですよね?
ここでは、断捨離後、心に留めておいて欲しいことをご紹介します。
出したら戻す
断捨離したあとの部屋には、生活に必要なものだけがある状態です。
必要なものばかりということは、毎日の生活の中で収納から出して使うこともあります。
このときに、「出したら戻す」を心掛けましょう。
出しっぱなしにしておき、無意識にまた別の場所に移動させ……そのうち、物の行方が分からなくなる。
「あれ?ここに置いたと思ったんだけどなぁ」
という経験はありませんか?
多くの場合、出しっぱなしで元に戻さなかったことが原因ですよね。
多少面倒でも一度出したものは、必ず元の場所に戻すクセを付けましょう。
「いつか使う(から捨てない)」と同じく、「またすぐ使うから(元に戻さない)」のも厳禁です。
出したらしまうを心掛けるだけでも、部屋に物が散らかることを防止できます。
1個買ったら1個捨てる
1個買ったら1個捨てるというのも、断捨離後の部屋を維持する一つの方法です。
そして、一番簡単な実践方法は、買ったものと同じ種類のものを捨てることです。
まったく関係ない物を都度一つ捨てようと思っても、決めるのが負担になって辞めてしまう人が多いです。
たとえば、着古した洋服があれば、それを捨てて新しい服を買う。
いつも使っているメイク用品がそろそろなくなると思ったら、なくなったタイミングで新しいものを買う、といった単純作業です。
これを徹底すれば、物を増やさずに済みますね。
買うときは本当に必要かを考える
捨てる物と引き換えに同種の新しいものを買うルールを作ってからも、買うときは「本当に必要かどうか」を考えるクセを身につけましょう。
物を増やさず新しい物を手に入れられても、すぐに使わなくなってしまえば、また要らないものにスペースを割いている状況が続いてしまいます。
そもそも必要な物でなければ、無理して買い換える必要もなく、ただ古い物を捨てるだけでいいのです。
新しい物を買わず1日1個捨てるようにしていれば、確実に物は減っていきます。
物の必要性を見極める目を養う鍛錬になりますので、やってみてくださいね。
断捨離は完璧を求めないほうが上手くいく
今回は断捨離についての情報をお伝えしてきました。
- 断捨離の本来の意味は「不要な物が入ることを遮断し」「不要な物を捨て」「物や事への執着から離れる」こと
- 断捨離のメリットは「時間を有効活用できる」「掃除や片付けがしやくなる」「綺麗な部屋を維持しやすくなる」「お金が貯まりやすくなる」こと
- 断捨離のコツは「よく使っているものから(手を付ける)」「収納グッズは買わない」「1日1個捨てる」「いつか使うは使わない」こと
- 断捨離後の部屋を綺麗に保つ方法は「出したら元に戻す」「1個買ったら1個捨てる」「買うとき本当に必要か考える」こと
でした。一度、断捨離のコツが身に付くと、実はかなり簡単な作業や基本的な心構えで続けられることに気付きます。記事を参考に部屋をスッキリさせてくださいね!
今回の記事を読んで「自分にはちょっと……」と思われたなら、迷わず業者に依頼しましょう!先延ばしは厳禁です。ぜひ、『ワンナップLIFE』にお任せください。
『ワンナップLIFE』は料金体系がシンプル。パック料金に片付け費用も回収費用もすべて含まれています。対応時間も長く、速やかに駆けつけるので、ご自身の都合でご依頼いただけます。
「断捨離して部屋をすっきりさせたい」と思われたならいい機会です。物があふれている部屋でも、見違えるほど綺麗になりますよ。片付け代行に興味をお持ちの方は、メールやお電話にて、お気軽にお問い合わせください。
不用品・粗大ごみのご相談は、ワンナップLIFEへ!
全ておまかせ安心パック
独自のルートで何でも回収!
安心のパックプラン
最安 9,800 円〜
ワンナップLIFEのおすすめポイント
『ワンナップLIFE』は、片付け代行業者の中でも高い評価を得ている業者です。
これまでに以下のランキングで1位を獲得するほどの実力を持っています。