タブレットが不具合を起こしたり壊れてしまった場合、また買い替えの際、どの方法で処分するのか判断が難しいところですよね。「粗大ゴミ」に当たるのか、「不燃ゴミ」で処分できるのかなども気になるところです。
本記事では、そんなタブレットの処分方法について徹底解説します。
処分時の注意点もあるので、タブレットを手放すか検討中の方はぜひ参考にしてみてください。
タブレットの寿命は?【処分のタイミング】
タブレットの買い替え時期は、バッテリーの劣化具合が大きな判断材料となります。
一般的に、日常的にタブレットを使用している場合、バッテリーの寿命は約2年から3年ほどです。ただし、これはあくまで目安であり、使用頻度や充電方法などによって変動します。
バッテリー交換サービスや代行業者も存在しますが、交換費用だけで数万円はかかります。場合によっては、交換費用と新しいタブレットの価格を比較し、本体を新調した方が良いケースもあります。
以上の理由から、バッテリーの持ちが悪くなり、使用中に不便を感じるようであれば、買い替えや処分を検討するタイミングといえます。
タブレットの処分方法9選
タブレットの処分方法は、9つあります。
- 携帯キャリアや販売元に持ち込む
- 自治体のゴミとして捨てる
- 不用品回収業者に依頼して回収してもらう
- 使用済み小型家電回収ボックスでリサイクルする
- 環境省認定の業者に引き取りを依頼する
- 家電量販店に回収を依頼する
- メーカーに回収を依頼する
- リサイクルショップに買取を依頼する
- フリマアプリやネットオークションに出品する
それぞれの方法について、以下で具体的に解説します。
携帯キャリアや販売元に持ち込む
携帯キャリアや販売元に持ち込むと、下取りをしてくれるケースがあります。
下取り価格はタブレットの状態や依頼をする時期によって異なりますが、以下が目安です。
下取り価格 | |
---|---|
docomo | 115,000円 |
au | 46,200円 |
Softbank | 56,400円 |
Apple | モデルによって異なる |
Appleのタブレット(iPad)はモデルによって価格が大きく変動しますので、下取り依頼をする時期にどの位の価格になるか確認しておきましょう。
自治体のゴミとして捨てる
タブレットを処分する際は、ほとんどの場合、自治体で処理できます。
自治体によって処分方法は異なるため、お住まいの自治体の公式サイトを確認するか、直接問い合わせをすることをおすすめします。
また、多くの自治体ではタブレットの無料回収を行っているので、自分の地域が無料回収の対象となっているかどうかを調べてみましょう。
不用品回収業者に依頼して回収してもらう
タブレットを処分する際、不用品回収業者に依頼するのが最も手軽で便利な方法です。
とくにゴミとして出す手間やお店に持っていくのが面倒だと感じる人にとって、不用品回収業者は便利な選択といえるでしょう。業者に依頼すれば、自宅まで回収に来てくれるため、簡単にタブレットを処分できます。
また、飲食店や塾などで使う大量のタブレット処分も可能です。
ご自宅でタブレットを使用されている場合は、大掃除などでその他の不用品を一気に処分したい際に便利です。
使用済み小型家電回収ボックスでリサイクルする
タブレットを処分する際、小型家電回収ボックスへの投入も検討しましょう。
以下のような状況では、小型家電回収ボックスの利用が良いでしょう。
- タブレットが壊れていて売却できない
- すぐにでも処分したい
- 費用をかけたくない
小型家電回収ボックスは、小型家電リサイクル法に基づき設置されています。この取り組みは、まだ使用可能な有用な金属等をリサイクルし、再資源化を促進することを目的としています。
ただし、小型家電回収ボックスに投入できるのは、投入口のサイズ「縦15センチと横30センチ」以内に収まるものに限られます。
自治体によって回収ボックスの大きさが異なる場合もあるので、事前に自治体のホームページ等で確認しておきましょう。
環境省認定の業者に引き取りを依頼する
小型家電リサイクルとして引き取りを依頼する際は、環境省認定の業者へ依頼しましょう。
環境省認定の業者であれば、適切にタブレットを引き取ってくれます。
破損・故障していても引き取り可能ですので、お近くに小型家電回収ボックスがない場合に利用しやすいです。
家電量販店に回収を依頼する
多くの家電量販店では、様々な家電製品の回収を行っており、その中にタブレットが含まれている場合があります。
サービスを利用することで、手軽にタブレットを処分できます。
多くの場合、無料で回収してもらえますが、有料の場合でも、リサイクル費用として数百円程度ですみます。ただし、回収費用はお店ごとに異なるため、事前に問い合わせるか、直接店舗に持ち込んで確認しておきましょう。
メーカーに回収を依頼する
タブレットを処分する際、本体に「PCリサイクルマーク」が貼り付けられている場合は、製造メーカーによる回収が可能です。
PCリサイクルマークは、2003年10月以降に販売された家庭用パソコンに貼り付けられているもので、タブレットにも貼り付けられているケースがあります。
このマークが付いている場合、メーカーによる回収を利用することで、原則無料でタブレットを処分ができます。
メーカー回収を利用する手順は以下の通りです。
- メーカーの回収問い合わせ窓口に連絡し、回収を申し込む
- 郵送用の伝票が送られてくるので、タブレットを梱包し、伝票を貼り付ける
- 郵便局へ持ち込んで発送する
- メーカー側でリサイクル処理を行う
ごみとして処分する前に、必ずPCリサイクルマークの有無を確認しましょう。
リサイクルショップに買取を依頼する
タブレットを処分する際、リサイクルショップでの買い取りも検討すべき選択肢の一つです。
リサイクルショップでは、タブレットの状態や付属品の有無によって買い取り金額が変動します。購入時の箱や付属品がある場合は、セットで持ち込むことで買い取り金額がアップする可能性があります。
ただし、以下のような状態のタブレットは、買い取りが困難な場合があります。
- 本体に傷がある
- 画面が割れている
- 動作不良がある
- 各種ロックがかかっている
リサイクルショップに持ち込む前に、タブレットの状態を確認し、可能な限り付属品や箱と一緒に持参しましょう。
フリマアプリやネットオークションに出品する
タブレットを処分する際、オークションやフリマアプリも検討してみましょう。
使用可能なタブレットは、買い手がつきやすいため、ゴミとして処分する前に出品してみる価値があります。
ただし、オークションやフリマアプリを利用する場合、出品するための手間や発送するための手間がかかります。
学習タブレットの故障時…処分?修理どっち?
ご家庭でタブレットを使用している方のなかには、学習の付属品として使っている人もいるのではないでしょうか。
代表的なものでは、ベネッセや進研ゼミなどがあります。
以下、学習目的のタブレットが故障した場合の対応について解説します。
サポートプランに加入していれば修理可能
ベネッセや進研ゼミで提供しているタブレットには、基本的に1年間の保証期間があります。この期間中であれば、無償で修理・交換してくれます。
ただし、自然に故障したものではなく、お客様都合による破損は対象外です。
しかし、サポートプランに加入していれば、1年目以降のお客様都合による故障・破損してしまった場合でも安価で交換できます。
タブレットを処分・再購入する
もしサポートプランに加入しておらず、お客様都合で破損してしまった場合は、再度購入するほかありません。
タブレットの価格はモデルによって異なりますので、学習塾などのパンフレットやHPを確認しましょう。
タブレット処分前の準備【4つのポイント】
タブレット処分前の準備について解説します。
以下の部分は、処分する前に必ず確認しておきましょう。
- 契約期間や未払いがないか確認しておく
- 手放す前に必ずデータを消去する
- 初期化できないタブレットは強制リセットする
- タブレットを捨てる前にバッテリーを取り外す
以下で、それぞれについて具体的に解説します。
1.契約期間や未払いがないか確認しておく
タブレットを処分する前に、契約内容を確認しておきましょう。
下取りや買取、リサイクル業者への引き取り依頼など、どの方法を選択する場合でも、この確認作業は必須です。
契約内容を確認する理由は、以下の通りです。
- 契約期間が終了していない場合、タブレットを処分できない可能性がある
- 未払いの料金がある場合、処分前に支払いを完了する必要がある
- キャリアによっては、契約が継続中のタブレットの下取りや買取を受け付けない場合がある
具体的には、以下の手順で契約内容を確認しましょう。
- タブレットを購入したキャリアに連絡する
- 契約期間の残存や未払い料金の有無を確認する
- 必要に応じて、残りの料金を一括で支払う
- 料金の支払いが完了したら、タブレットを処分する
万が一、契約期間の残存や未払い料金がある場合は、必ず問題を解決しておきましょう。
2.手放す前に必ずデータを消去する
タブレットを処分する際、データ消去は自分で行う必要があります。ただし、携帯電話のキャリアショップでの下取りの場合は例外で、データ消去を代行してもらえます。
自分でデータを消去しないまま、タブレットを処分してしまうと、個人情報が悪用される危険性があります。タブレットには、多くの個人情報や機密データが保存されているため、これらの情報が第三者の手に渡ってしまうと、深刻な問題につながる可能性があります。
データ消去を自分で行う場合、以下の点に注意しましょう。
- 簡単なデータ削除ではなく、完全なデータ消去を行う
- 外部ストレージ(SDカードなど)のデータも忘れずに消去する
- 必要に応じて、専用のデータ消去ソフトを使用する
個人情報の悪用を防ぐため、タブレットの外身だけでなく、中身のデータもしっかりと処分するよう心がけましょう。
3.初期化できないタブレットは強制リセットする
データ消去の方法として、タブレットの初期化をする方法がありますが、何らかの理由で初期化ができない場合は強制リセットをおこないます。
使用中のタブレットによって強制リセットの方法は異なりますので、公式サイトもしくはお問い合わせなどから確認してください。
4.タブレットを捨てる前にバッテリーを取り外す
タブレットを不燃ゴミとして処分する場合、必ずバッテリーを取り外しておきましょう。動作や状態に問題があり、下取りや買い取りが難しく、PCリサイクルマークも付いていないタブレットは、不燃ゴミとして処分するしかありません。
しかし、そのまま捨ててしまうと、ルール違反になるだけでなく、ゴミ収集車での火災の原因にもなりかねない危険性があります。
取り外したバッテリーは、家電量販店などに設置されているリサイクルボックスに入れるなど、適切な方法で処理してください。
タブレット処分時の注意点
タブレット処分時には、以下の2つに注意しておきましょう。
- 機種やメーカーを確認しておく
- 故意に壊して捨てない
なぜ上記の2つが重要なのか、以下で解説します。
機種やメーカーを確認しておく
タブレットを処分する際、機種やメーカーを確認しておきましょう。
下取りや買取の金額は、タブレットの機種とメーカーによって大きく異なります。新しい機種や人気のメーカーのタブレットほど、下取りや買取の金額が高くなる傾向があるため、正しく相場を理解しておく必要があるのです。
故意に壊して捨てない
タブレットを処分する際、データを完全に消去する作業が面倒だからといって、故意に画面を割ったり水没させたりしてはいけません。タブレットを物理的に破壊しても、データを完全に消去できるとは限りません。
また、破損したタブレットを不適切に処分すると、以下のようなリスクがあります。
- ゴミ収集スタッフがケガをする恐れがある
- 破損したタブレットが適切にリサイクルされない
- 環境汚染の原因となる
環境に配慮するためにも、適切な方法で処分しましょう。
タブレットの処分でお困りなら!
タブレットを処分するときは、そのまま捨てないようにしてください。
まず、使えるのであれば下取りをしてもらうのがおすすめです。
もし使えなくなっている場合は、必ずデータを消去して、バッテリーを外した状態で捨ててください。
もしどのように捨ててよいかわからない場合は、不用品回収業者へ依頼するのも一つの方法です。タブレット一つだけで依頼するのはもったいないので、ぜひ様々な電化製品を一気に処分したい場合に活用してください。
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