電子レンジの処分方法を解説しています。電子レンジはどう処分するのが正しいのか?無料で処分できるの?不燃ゴミで捨てられるのだろうか……、このような疑問に答えます。
電子レンジはテレビや冷蔵庫とは違い、小型家電リサイクル法対象品目です。処分方法は自治体によって異なり、不燃ゴミとなる場合や粗大ゴミとなる場合、不用品回収業者を利用するのがベストな場合とさまざまです。
まずは、電子レンジが何ゴミか理解し正しく処分していきましょう。
今回は、電子レンジの処分を業者に依頼する際の費用相場や、知っておきたいキホンなども紹介します。
電子レンジを処分方法【小型家電リサイクル法とは】
小型家電リサイクル法とは、有用なゴミを再資源化することを目的に環境省が定めた法律です。
この法律によって電子レンジもできる限りリサイクルすることが推奨されています。
有用な資源とは次のとおりです。
- 鉄
- アルミ
- 銅
- 基金属
- レアメタル
これらの金属類は年間で20万トン以上ゴミとなる希少な工業製品で、リサイクル制度が始まってから積極的にリサイクルされています。
一方、各自治体ごと捨て方のルールが異なるため、まずは電子レンジが何ゴミに分類されるか、市区町村のホームページなどでチェックしてみましょう。
電子レンジの処分方法は7つ【状態によって捨て方は異なる】
電子レンジの処分方法はいくつかありますが、製品の状態によっておすすめの処分方法が以下のように異なります。
状況 | 処分方法 |
電子レンジのみを廃棄する場合 | 不燃ゴミ、粗大ゴミ回収、資源ゴミ回収 |
買い替える場合 | 家電量販店の小型家電リサイクル回収サービス、下取り |
まだ使える良品の場合 | リサイクルショップ、フリマアプリ |
電子レンジ以外のゴミも処分したい場合 | 不用品回収業者 |
このように、電子レンジを捨てる際はいくつかの処分方法があります。それぞれメリット・デメリットがあるので、自分にとってピッタリな処分方法を見つけていきましょう。
不燃ゴミ
電子レンジを不燃ゴミとして処分できる場合は、無料で廃棄できます。有料のゴミ袋に入れて、週に1度ゴミ集積所に運ぶのがほとんどです。
万が一、ゴミ袋に入らなければ、自治体が指定する共通シールを貼って不燃ゴミに出すこともできます。
メリット | デメリット |
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電子レンジを不燃ゴミに出せれば、処分費用がかからない一方、持ち運びの手間がかかります。
粗大ゴミ回収
電子レンジの1辺のサイズが30cmを超える場合は、粗大ゴミ回収に依頼することができます。自治体によって、50cm以上、1m以上など条件は異なるので注意が必要です。
粗大ゴミ回収は、事前受付が必要となり、次の4ステップで簡単に依頼できます。
- 粗大ゴミ受付センターへ電話、もしくはインターネットで受付を済ませる
- 指定日・指定場所・受付番号を教えてもらう
- スーパーやコンビニなどでリサイクル券を購入
- 回収当日、受付番号を記入したリサイクル券を電子レンジに貼って指定場所に持ち運ぶ
自治体の粗大ゴミ回収は、朝8:00までに指定場所へ運ばなければならないことが多いようです。
メリット | デメリット |
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自治体の粗大ゴミ回収日が決まっており、月に1~2回程度です。捨てるまで時間に余裕がある人は気軽に利用できるでしょう。
資源ゴミ回収
自治体では月に1度、数ヶ月に1回など資源ゴミ回収をおこなっている自治体も多いです。
粗大ゴミ回収と同じく、指定場所や日時に持ち運ぶ必要はあるものの、無料で回収してもらえます。
資源回収方法は主に以下の2つです。
- 資源ゴミ回収拠点で回収
- 小型家電リサイクル回収ボックス
自治体によって、上記の回収方法がとられています。小型家電リサイクル回収ボックスは、公民館やスーパーの一角に設けていることが多いです。お住まいの近くに回収ボックスが設置していれば、日時を気にせずに電子レンジの処分ができます。
メリット | デメリット |
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自治体の資源ゴミ回収を利用できれば、地域のルールに従って正しく処分できます。ただ、回収ボックスのサイズよりも大きい電子レンジは、粗大ゴミ回収や不用品回収業者に依頼することになります。
家電量販店
電子レンジを新しく購入する際は、家電量販店の「小型家電リサイクル回収サービス」を利用する方法もあります。
電子レンジを購入する際は、店頭もしくは事前に回収の有無や費用などを電話で確認してみましょう。
小型家電リサイクル回収サービスの内容は店舗ごとに料金や条件が異なるため、参考までに下記に一部の店舗を紹介します。
ヤマダ電機
ヤマダ電機では店頭持ち込みに限り、電子レンジを1,100円で回収してもらえます。訪問回収もおこなっており、足の不自由な方や持ち運びが面倒なときにも便利に活用できます。
ヤマダ電機は基本的に年中無休のため、曜日を気にせずに持ち込み可能です。
ケーズデンキ
ケーズデンキでは、家電サイズによって回収費用が異なり、電子レンジは大型品目に分類されています。回収費用は店頭持ち込みの場合2,200円で、訪問回収の場合は別途料金がかかります。
回収された電子レンジは、国の認定を受けた再資源化事業者に適切に引き渡してリサイクルされるので安心です。
エディオン
エディオンでは、宅配便にて小型家電リサイクル回収をおこなっています。フランチャイズ店舗では、回収サービスをおこなっていないので注意しましょう。
エディオンの宅配便小型家電回収サービスは、指定ダンボール縦・横・奥行きの合計サイズが160cmかつ30kg以内に納まれば550円です。家電量販店の小型家電リサイクル回収の中では、金額が安くお得に処分できます。
ビックカメラ
ビックカメラでは、400品目以上を対象とした小型家電リサイクル回収をおこなっています。指定箱に入れは、どれだけ詰めても1,958円です。
また、ビックカメラでは、買取りサービスも「ラクウル」用意されています。売りたいアイテムを箱に入れて送るだけで買取してもらえるサービスです。「ビックカメラ.com」のアカウントを使うことで利用登録ができます。
メリット | デメリット |
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家電量販店の小型家電リサイクル回収は店舗ごとにサービス内容が異なるので、どこが使いやすいのかリサーチしてみましょう。
リサイクルショッップ
不要になった電子レンジでもまだ使える良品は、リサイクルショップに査定依頼する方法もあります。買取りしてもらえれば、電子レンジをお得に手放すことが可能です。店頭持ち込みの他、ネット申し込みで配送、もしくは出張買取りなどもあります。
ただし、買取りの対象となるのは型式が5年以内かつ正常に動く製品など、店舗ごとの条件をクリアしなければなりません。
買取りを断られることも多いので、その点は注意が必要です。
メリット | デメリット |
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リサイクルショップに査定依頼する際は、家電専門買取りショップを選んだり、過去の実績や口コミを参考にしたりするのがよいでしょう。
フリマアプリ
フリマアプリに出品して、必要な人に売買する方法も一つです。フリマアプリは誰でも気軽に利用でき、自分で出品価格を決められます。
「メルカリ」をのぞいてみると、シャープやアイリスオーヤマ、東芝、ニトリなどさまざまな電子レンジが勢揃い。未開封の電子レンジも出品されています。
メリット | デメリット |
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フリマアプリは、リサイクルショップで断られた電子レンジも気軽に出品できます。手数料や送料がかかるものの、購入者が見つかれば収入になるのが嬉しいポイントでしょう。
不用品回収業者
電子レンジの他にも電化製品を処分したいときは、不用品回収業者に依頼することもできます。不用品回収業者は、即日対応してくれる業者も多いので、急ぎで捨てたいときや一気に部屋を片づけたいときなどに便利です。
ただ、電子レンジのみの回収となると、自治体の粗大ゴミに比べて費用が高くなってしまいます。
不用品回収業者に依頼する際は、粗大ゴミや家具などの不用品が5点以上あるときにおすすめです。
メリット | デメリット |
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不用品回収業者は、引越しや断捨離、遺品整理などの片付けの際にも便利に活用できます。一方、悪徳業者も存在するので、無料回収や訪問営業にはくれずれも注意が必要です。
電子レンジ処分の費用相場の目安
電子レンジの処分方法がわかったところで、業者に依頼した際の費用相場を見ていきましょう。
処分方法 | 費用相場の目安 |
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無料 |
粗大ゴミ回収 | 400~1,000円 |
家電量販店の小型家電リサイクル回収サービス | 550~2,500円 |
リサイクルショップやフリマアプリ | 電子レンジの型式や状態によって査定価格は上下する |
不用品回収業者 | 単品:3,000円~
軽トラックの載せ放題:15,000~25,000円 |
処分方法によって費用相場は大きく変わります。単品だけを捨てたいときは自治体が一般的ですが、電子レンジ以外の不要品も処分したい場合は不用品回収業者を利用するのが便利です。
電子レンジを捨てる際に知っておきたい4つのキホン!
電子レンジを捨てる際に気をつけなければならにことはなんだろう。このように思っている人も多いでしょう。
そこで、電子レンジを捨てる際に知っておきたい4つのキホンを以下に紹介します。
小型家電リサイクル回収は壊れている電子レンジでもOK
電子レンジが作動しない、途中で止まるようになったなど、電子レンジが壊れている場合でも、小型家電リサイクル回収に出して問題ありません。
なぜなら、電子レンジの中に含まれている鉄やアルミなどの回収を強化しているからです。
電子レンジごと再利用するわけではないので、壊れていても資源ゴミとして回収してもらえます。
捨てるときは分解・解体しない
電化製品でも分解すれば不燃ゴミに出せる?こんな疑問を持つ人もいると思います。結論をお伝えすると、電化製品を分解・解体することを禁止している自治体が多いです。
分解・解体した電子レンジを集積所に置いておくと、爆発や引火の恐れがあり、非常に危険です。
電子レンジを捨てる際は、分解・解体しないで処分するようにしましょう。
不用品回収業者に依頼する場合は複数の業者をリサーチ
不用品回収業者を利用する際は、複数の業者をリサーチすることが大切です。1社だけで検討すると、処分費用の妥当性やサービス内容の手厚さなどの判断ができません。
業者によっては初回割引サービス、2回目以降割引などお得なサービスを提供している業者もあります。
優良業者を見極めるためにも、2〜3社チェックしてみることがおすすめです。
不用品はまとめて処分するのがお得
業者を利用して不用品を処分する際は、まとめて回収してもらうとお得です。
不用品回収業者は、軽トラック、1.5tトラックなどの積み放題プランが充実しています。単品で何度も依頼するよりも割安になるのが特徴です。
ガスコンロや冷蔵庫など、電子レンジと同じ時期に買って耐用年数のきている家電があれば、まとめて処分するのがよいでしょう。
電子レンジの処分で業者選びに失敗したくない人は
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