ガスボンベの処分は思った以上に難しいものです。間違った方法で処分すると危険であり、環境にも悪影響を及ぼす可能性があります。
この記事では、種類別に(カセットコンロ用、プロパン、キャンプ用など)ガスボンベの処分方法を分かりやすく解説します。自治体のルールを把握し、正しく処分する方法から、未使用のガスボンベを有効活用する方法まで、詳しく説明しています。
処分時に注意すべき点も含めて紹介していますので、ガスボンベの処分に困っている方や、適切に処分したいと思っている方は、ぜひ一読してください。安全で環境に配慮した処分方法を簡単に知ることができます。
ガスボンベの処分方法4つ【種類別の手順】
ガズボンベの処分方法を、種類別に解説します。
カセットコンロ用:自治体のルールに従う
カセットコンロ用のガスボンベは自治体のルールに従って処分しましょう。手順は以下のとおりです。
- 火の気のない場所に移動
- ガスを抜く
- ガスボンベを振る
- 自治体のルールにしたがって廃棄
STEP1:火の気のない場所に移動
まず、ガスボンベを持って火の気のない場所に移動しましょう。ガスが引火する可能性を最小限に抑えるための重要な手順です。万が一、ガスが漏れてしまった場合でも、火花や熱源から遠ざけておくことで事故を防げます。
屋外の風通しの良い場所に移動してください。念のため、電車や子機器の近くも避けましょう。
STEP2:ガスを抜く
次に、ガスボンベからガスを抜きます。ガスを完全に抜くことで、廃棄時の爆発リスクを大幅に減らせるからです。
ただし、事故の危険性から穴を開けずにガスを抜くよう指示する自治体も増えています。自治体のルールを確認したうえでガス抜きを実践しましょう。
STEP3:ガスボンベを振る
ガスを抜いたあとは、ガスボンベを振りましょう。ガスが残っていないかを確認するための重要な工程です。
ガスが残っている場合、振るとボンベ内でガスの音が聞こえます。ガスの音が聞こえなくなるまで、安全な場所でガスボンベをゆっくりと振り続けてください。
STEP4:自治体のルールにしたがって廃棄
最後に、自治体のルールに従ってガスボンベを廃棄してください。各自治体によりガスボンベの処分方法は異なります。処分する前に必ず、地元のゴミ分別ルールを確認することが大切です。
一部の自治体では、ガスが完全に抜けた後にボンベに穴を開けるよう指示している場合があります。自治体のルールを守り、適切に処分してください。
キャンプ用:自治体のルールに従う
コールマンなどキャンプ用のガスボンベも、自治体のルールに従って処分しましょう。手順は以下のとおりです。
- 火の気のない場所に移動
- ガスを抜く
- 自治体のルールにしたがって廃棄
STEP1:火の気のない場所に移動
まず最初に、ガスボンベを火のない場所に移動させてください。ガスボンベのガスが意図せずに放出された場合、火花や熱によって引火するリスクを減らすためです。
STEP2:ガスを抜く
ガスボンベからガスを抜いてください。ガスが残っていると、処分時に爆発や火災の危険性があるからです。
ホームセンターやインターネットなどで、ガス抜きツールが販売しています。ガス抜きツールを使えば、キャンプ用のガスボンベでも簡単にガス抜きを行うことが可能です。
STEP3:自治体のルールにしたがって廃棄
最後に、自治体のルールに従ってガスボンベを廃棄しましょう。各自治体が異なるガスボンベの廃棄方法を定めているためです。
プロパンガス:ガス会社に依頼
プロパンガスのボンベは、ガス会社に処分を依頼してください。手順は以下のとおりです。
- 記載されている会社に連絡
- 持ち込みorガス会社が回収
- ガス会社が適切に処分
STEP1:記載されている会社に連絡
プロパンガスボンベを処分する場合は、まずボンベに記載されているガス会社に連絡しましょう。プロパンガスボンベの管理や処分は一般的にガス会社が担当しており、適切な処分方法に関する専門的なアドバイスを得られるからです。
STEP2:持ち込みorガス会社が回収
次に、ガス会社の指示に従って、ボンベを持ち込むか回収してもらうことになります。ガスボンベが危険物であるため、適切な処理が必要とされているためです。
ガス会社が回収に来たり、指定の場所に持ち込んで処分してもらったりしましょう。ガス会社の指示に従って行動することで、安全にガスボンベを処分可能です。
STEP3:ガス会社が適切に処分
最後に、ガス会社がガスボンベを適切に処分します。ガスボンベの処分には専門的な知識と技術が必要であり、環境への影響を最小限に抑えるため、専門家が行うべきだからです。
炭酸ガスシリンダー:販売店に返却
炭酸ガスシリンダーの処分は、販売店に返却する方法が一般的です。多くの販売店が使用済みシリンダーの回収と再利用に協力しています。
ホームセンターや専門店では、購入時に預かったシリンダーを返却することで新品の交換や返金が可能です。炭酸ガスシリンダーの適切なリサイクルと処分が実現できます。
未使用のガスボンベを処分する方法
ガズボンベが未使用の場合、以下の方法での処分を検討してみてください。
- 知人・親族に譲る
- リサイクルショップに持ち込む
知人・親族に譲る
未使用のガスボンベを処分する方法として、知人や親族に譲る方法があります。未使用のガスボンベはまだ使用可能だからです。譲ることで無駄を防げます。
リサイクルショップに持ち込む
リサイクルショップにガスボンベを持ち込むことも、処分方法として有効です。リサイクルショップは使用されなくなった品物を適切に処理し、再利用できるからです。
リサイクルショップで受け入れ可能なガスボンベであれば、買い取ることで販売できます。ガスボンベのリサイクルが促進され、環境への負荷を軽減することが可能です。
ガスボンベ以外の不用品も処分するなら不用品回収業者がおすすめ
ガスボンベ以外の不用品も一緒に処分する場合は、不用品回収業者に依頼することがおすすめです。不用品回収業者であれば、不用品をまとめて処分してくれます。
不用品回収業者はガスボンベ以外の不用品とともに、未使用でも危険性のあるガスボンベの適切な処分におすすめです。ガスボンベだけでなく、その他の不用品も含めて処分する場合や大量のガスボンベを処分する必要がある場合は、不用品回収業者への依頼を強くおすすめします。
ガスボンベ処分時の注意点5選【安全第一!】
ガズボンベを処分するときの注意点は以下のとおりです。スムーズにガスボンベを処分するためにも、必ず押さえておきましょう。
- ガスボンベの使用期限は7年
- ガスを抜いてから穴を開ける
- キッチンでガス抜きをしない
- 車の近くやガス抜きをしない
- 風通しの良い場所でガス抜きをする
ガスボンベの使用期限は7年
一般的に、ガスボンベの安全な使用期限は7年です。ガスボンベの材質は製造から時間が経過すると劣化し、ガス漏れや爆発のリスクが高まります。
ガスを抜いてから穴を開ける
ガスボンベを処分する際の基本的な手順は、ボンベに残ったガスを完全に抜いたあとに穴を開けることです。ガスが残ったまま穴を開けると、突然のガス噴出や火花により爆発の危険性があります。
キッチンでガス抜きをしない
ガスボンベからガスを抜く作業は、火気のある場所では絶対に行ってはいけません。キッチンは火を使う場所です。ガスを抜くと、放出されたガスが火に触れて爆発を引き起こす危険性があります。
キッチンでガス抜きを行い、家全体が火災に見舞われる可能性もあります。キッチンなどの火気のある場所でガス抜きを行わないことは、ガスボンベの安全な処分における重要なポイントです。
車の近くでガス抜きをしない
ガスボンベのガスを抜くときは、車の近くで作業を行わないようにしてください。車はエンジンや排気管から火花を発生させる可能性があるためです。ガスと接触することで爆発を引き起こす危険性があります。
風通しの良い場所でガス抜きをする
ガスボンベのガス抜きを行う場合は、風通しの良い場所で行うことが推奨されます。ガス抜きにより放出されたガスが周囲に滞留し、火花などにより爆発を引き起こすリスクを軽減するためです
アウトドア活動をするときには、一定のエリア内でガスボンベのガスを抜きましょう。風通しの良い場所でガス抜きを行うことは、ガスボンベを安全に処分するためにも重要です。
ガスボンベの処分を検討しているなら
ガスボンベはカセットコンロ用やキャンプ用、プロパンガス、未使用のものなど、種類により処分方法は異なります。ガスボンベを処分する手間やリスクを避けたい場合、不用品回収業者を利用するのも一つの解決策です。不用品回収業者はガスボンベ以外の不用品も一緒に処分できます。
「ワンナップLIFE」なら専門のスタッフが安全にガスボンベを回収し、適切に処分します。ガスボンベの種類は問いません。ガス抜きの必要もなく処分できるので、非常に便利です。大量のガスボンベや複数の不用品処分に頭を悩ませているなら、まずは「ワンナップLIFE」の無料見積りをご活用ください。
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