引越しや断捨離などで、家電の処分方法に悩んでいませんか?自治体の家電処分には細かい決まりがあり、そう簡単には処分できません。
そこで、本記事では、エアコンやテレビなどの大型家電から、デジカメやヘッドホンなどの小型家電に至るまで、家電ごとの適切な処分方法について解説。注意点や買い替え、処分のタイミングまで詳しく見ていきます。
この記事さえ参考にしておけば、家電の処分に困ることはありませんので、ぜひ最後までご覧ください!
家電ごとの処分方法【適切な廃棄やリサイクルを!】
使えなくなった家電を処分するには、2つの法に則って正しく処分しなければいけません。
- 家電リサイクル法
- 小型家電リサイクル法
家電リサイクル法は、使えなくなった大型家電のまだ使える部分や材料をリサイクルして有効活用をするための法律です。
家電リサイクル法に指定されている家電は、以下の4つ。
以下では、家電リサイクル法の対象品目・小型家電・パソコンに分けて処分方法を解説します。
エアコンの処分方法
エアコンの処分は、基本的に専門の業者に依頼して引き取ってもらいます。
なぜなら、エアコンは取り外しの作業が発生するからです。
取り外しを行ってくれる業者であれば、ほとんどの場合で不要なエアコンを引き取ってくれます。
また、新しいエアコンを設置する場合も、購入店で処分してくれるケースがほとんどです。
>>エアコンの処分方法7選!メリット・デメリットや料金も徹底解説
テレビの処分方法
テレビの処分方法も基本的にエアコンと同様です。
新しいテレビを購入した場合は、購入店舗で引き取ってもらえるケースがあります。使えなくなったテレビの購入店舗がわかる場合は、その店舗での引き取りが可能です。
もし購入店舗での引き取りが不可の場合は、家電リサイクル券を購入して、自治体で処分してもらいます。
>>ブラウン管テレビの正しい処分方法|処分費用や注意点を徹底解説
冷蔵庫・冷凍庫の処分方法
冷蔵庫の処分方法も、基本的には以下の2つになります。
- 新しい冷蔵庫を購入した際に購入店舗で引き取り
- 使えなくなった冷蔵庫を購入した店舗で引き取ってもらう
購入店舗での引き取りが不可の場合は、家電リサイクル券を購入して自治体で処分してもらいましょう。
ただし、自治体処分では搬出を行ってくれないので、不用品回収業者に依頼するのもおすすめの方法です。
>>冷蔵庫の処分方法5選!費用の安い捨て方は?【格安料金で捨てよう】
洗濯機・衣類乾燥機の処分方法
洗濯機や衣類乾燥機も家電リサイクル法の対象なので、購入店舗での引き取りが可能です。または、家電リサイクル券を購入して自治体で処分してもらいます。
ただし、冷蔵庫と同様、搬出は行ってもらえないので、不用品回収業者におすすめするのがおすすめです。
>>洗濯機の処分方法6選!安い捨て方を徹底解説【費用相場はいくら?】
パソコンの処分方法
パソコンは、小型家電に含まれますが「資源有効利用促進法」に従って、製造メーカーが回収しなければいけません。パソコンに「PCリサイクルマーク」がついていれば、無料で回収してもらえます。
ただし、他社メーカーの製品は回収不可であったりモニターは別途申し込みが必要になったりと、メーカーごとに回収条件が異なるので、事前に確認しておきましょう。
また、基本的にデータ消去は行ってくれますが、不安な場合は自分で消しておいた方が良いです。
>>パソコンを処分する方法7選!データ消去の方法や楽な捨て方は?
>>液晶モニターの処分方法8選【パソコン用・テレビ用・事業用完全対応】
そのほか小型家電の処分方法
家電リサイクル法対象外の小型家電は「小型家電リサイクル法」に則ってリサイクルを行います。基本的な処分方法は、以下のとおりです。
- 特定家電は自治体が設置する回収ボックス
- 特定家電以外は自治体で粗大ごみとして処分
- 認定業者に持ち込んで処分
また、特定品目に指定されていない小型家電は処分費用が必要になります。
処分費用 | 品目 | |
---|---|---|
特定品目 | 無料 | デジタルカメラ・カーナビ・ゲーム機・携帯電話 など |
小型品目 | 550円前後 | ヘッドホン・小型スピーカー・電話機・電気ポット など |
中型品目 | 1,100円前後 | CDコンポ・炊飯器・掃除機・空気清浄機 など |
大型品目 | 2,200円前後 | 電子レンジ・石油ストーブ・ファンヒーター など |
超大型品目 | 4,400円前後 | 電子ピアノ・床暖房機器 など |
家電の処分方法6選!
家電の処分方法としてよく利用されているのは、購入店舗(家電量販店)での引き取りや自治体収集、そして不用品回収業者への依頼でしょう。しかし、そのほかにも以下のような方法があります。
- 譲渡
- リサイクルショップ
- フリマ・オークション
以下では、6つの方法それぞれの特徴や具体的な手順等について解説します。
家電量販店で引き取ってもらう
家電量販店で家電を買い替えた場合でも、無料で引き取ってもらえるわけではありません。基本的に「リサイクル料金」「収集運搬料金」がかかります。
以下は、家電量販店で洗濯機を処分する場合の参考費用です。
リサイクル料金 | 収集運搬料金 | |
---|---|---|
ヤマダ電機 | 2,530円~3,300円 | 1,650円 |
ビックカメラ | 2,530円~3,300円 | 1,650円 |
エディオン | 2,530円 | 1,650円~2,750円 |
ヨドバシカメラ | 2,530円 | 550円 |
>>ヤマダ電機の家電回収サービスを徹底解説【引き取りは持ち込みのみ?】
>>エディオンの家電回収サービスを徹底解説【引き取りは持ち込みのみ?】
使える家電なら譲渡
もしもまだ使える家電であれば、友人や知人に譲渡する方法もあります。
引っ越しなどに伴って古い家電を処分したい場合には、一度友人に確認してみましょう。
タイミングが合えば、古い家電でも欲しがる友人がいるかもしれません。
リサイクルショップで買取
まだ使える家電であれば、リサイクルショップで買い取ってもらう方法も良いでしょう。もし買い取り可能な製品であれば、費用がかかるどころか収入になります。
しかし、まだ使える製品だとしても、あまりにも古い場合は査定額がつかなかったり引き取り不可になったりします。
また、搬入や搬出は行ってもらえないので、自身でリサイクルショップに持ち込まなければいけません。
フリマ・オークションで販売
フリマやオークションで販売する方法もあります。フリマやオークションであれば、使えない家電でも購入される可能性があります。
ただし、フリマやオークションは必ず買い手が現れるとは限りません。引っ越しなどで時間がない場合には、おすすめできない方法です。
時間に余裕があるなら自治体回収
家電を処分するまでに時間の余裕があるなら、自治体での回収をおすすめします。家電や粗大ごみの処分は基本的に自治体で行っていますが、自治体は回収日が定められています。
また、自治体ごとに細かいルールが分かれているので、事前に確認し、ルールに適切に従わないと処分してもらえません。
家電・家具をまとめて処分するなら不用品回収業者
家電や家具をまとめて手軽に処分するなら、不用品回収業者がおすすめです。不用品回収業者であれば、最短即日、家電リサイクル法対象製品まですべて回収してくれます。
また、不用品回収業者であれば、以下のシーンでもメリットがあります。
- ゴミ屋敷片付け・清掃…大量のごみ収集も可能・ごみの分別も可能
- 汚部屋片付け…ごみの分別も可能・部屋の清掃も可能・粗大ごみの解体運搬も可能
- 引っ越し…引っ越しと合わせてごみの収集可能・当日予約も可能
- 断捨離…自治体での手続き不要・搬出作業はすべてスタッフが行う
不用品回収業者は、ほとんどの作業をすべてお任せできます。
家電を処分する際の注意点4つ
家電を処分する際には、注意すべき点が4つあります。不要な家電を残さないためにも、損をしないためにも、以下の点を気を付けておきましょう。
壊れた家電でも回収・買取可能
家電は、壊れていても回収や買取が可能な業者があります。なぜなら、家電自体が動作しなくても、中の部品などをリサイクルできる可能性があるからです。
「壊れているから引き取ってもらえないかも……」と心配する必要はありません。ただし、リサイクルショップなどでは受け付けてもらえない可能性があるので、事前に確認しておきましょう。
ポストチラシやスピーカー宣伝の業者は避ける
ポストチラシやスピーカー宣伝で「壊れた家電引き取ります」と募集している業者には、依頼しないようにしてください。悪質な業者である可能性が高いです。
「無料」としているにも関わらず実際には高額な費用を請求したり、他の不用品を買い取ろうとしたりするケースもあります。
そのため、不用品の回収は、安心できる業者を選びましょう。
>>【不用品回収業者の危険とは?】無料に惑わされない安全な業者の選び方
重い家電を無理して運ばない
冷蔵庫や洗濯機のような重量のある家電は、一人で無理して運ばないようにしましょう。とくに女性や高齢者の方は注意してください。
無理に一人で運ぼうとすると、大きなけがや事故につながる可能性があります。
不用品回収業者のような搬入や搬出も行ってくれる業者に依頼しましょう。
家電の不法投棄は絶対にNG
家電の処分に困った場合でも、絶対に不法投棄をしてはいけません。不法投棄は違法行為です。
もし不法投棄をした場合は、5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金、またはその両方が課せられます。法人の場合は、3億円以下の罰金です。
違法行為というだけでなく、地球環境を壊す原因になるので、絶対に不法投棄はしないでください。
家電の買い替え・処分タイミング
家電の買い替え時期や処分タイミングについて解説します。家電には基本寿命があるので、寿命に合わせて買い替えたり処分したりすると良いでしょう。
そのほか、おすすめの時期についても解説します。
大型家電の基本寿命は7年~10年
大型家電の基本寿命は、7年~10年といわれています。しかし、メーカーの部品保管期間は製造年から5年とされているケースが多いので、製造年から5年経過したら、修理ではなく買い替えを検討すると良いでしょう。
引っ越しに合わせて家電を買い替え・処分
引っ越しは、断捨離をする良いきっかけです。ほとんど使っていないような家電があれば、新居に移るのと合わせて処分してしまいましょう。
家電製品にもよりますが、半年に1回しか使わない程度の家電であれば、持っておく必要はありません。引っ越しの機会に思い切って処分しましょう。
家電の年末セールに合わせて買い替え
家電を買い替えるなら、家電量販店の年末のセールに合わせると良いです。年末は、家電量販店で最新の家電を安く購入できる可能性があります。
とくに12月30日・31日がおすすめなので、ぜひ年末セールで古い家電から新しい家電に切り替えてください。
家電の新製品発売に合わせて買い替え
家電の新製品発売は「モデルチェンジ」と呼ばれる時期で、家電量販店としては旧製品を売り切っておきたいと考えます。そのため、旧製品の家電製品が大幅に値下げされる可能性があります。
最新の家電ではありませんが、1段階古いレベルの製品であれば、機能性は大きく変わりません。
このモデルチェンジ時期を狙って、家電製品を買い替えすると、お得です。
不要な家電がたくさんあるなら
家電の処分方法は、壊れているなら自治体や不用品回収、使えるならフリマやリサイクルショップなどのように、状況によって変えた方が良いです。
とくに不要な家電が大量にあるのであれば、不用品回収業者への依頼をおすすめします。
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