粗大ゴミ収集の出し方徹底解説!

杉並区の粗大ゴミ収集|回収できる種類は?【申し込み・持ち込み方法・料金解説】

杉並区の粗大ゴミ回収受付窓口|ごみ処理券のご案内

杉並区の粗大ごみ回収の申請受付窓口。
粗大ごみ処分の申し込み方法、粗大ごみの出し方・処理手数料金などを解説します。

杉並区で定めている粗大ごみの種類

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杉並区の粗大ごみについて解説します。粗大ごみと聞くと大型の家具や家電を想像するかもしれませんが、厳密な規定は自治体によってさまざまです。

杉並区では、最大辺が30cm以上で2.2m以下の、下記のような大型ごみを指します。

  • 布団
  • テーブル
  • たんす
  • 椅子
  • ソファー
  • ストーブ
  • 衣装ケース
  • 自転車

解体や分解をしても、本来の大きさで粗大ごみであれば、粗大ごみの処理が必要になるので注意しましょう。

杉並区の粗大ごみ処分 【自治体vs回収業者】

粗大ごみを処分する際、杉並区の粗大ごみ収集を利用した場合と、民間の不用品回収業者を利用した場合で比較を行いました。どのような違いがあるか参考にしてください。

杉並区の粗大ごみ収集 不用品回収業者
回収までの期間 1ヶ月待ちのケースもある 最短即日
電話受付時間 8時〜19時(年末年始休業) 最大24時間
料金 400円〜 1,000円〜
家電リサイクル対象家電 回収不可 回収可
搬出 原則として排出者が行う 業者が行う
買取 なし 可能な業者が多い

処分を急いでおらず、小さいサイズの粗大ごみしかないのであれば、自治体のごみ収集でも充分でしょう。ただし、以下のような場合は不用品回収の利用がおすすめです。

  • 粗大ごみが大量にある
  • 搬出が困難
  • エアコンやテレビを処分したい・
  • きるだけ早く処分したい

不用品回収業者であれば、エアコンを回収してもらう際も、事前の取り外しは必要はありません。買取可能な業者であれば、費用を減額できるのもメリットです。

杉並区での粗大ごみの出し方【自治体回収】

杉並区の自治体回収による粗大ごみの出し方について紹介します。杉並区の粗大ごみの収集は、事前申し込み制(申し込み順)で有料です。収集の流れは以下のようになります。

  1. 申し込む
  2. 粗大ごみ処理券を購入
  3. 粗大ごみ処理券を粗大ごみに貼り付け
  4. 粗大ごみを排出

詳しく説明していくので参考にしてください。

1.申し込む

粗大ごみ収集の申し込み方法は以下の4通りです。

  • インターネット
  • チャットボット
  • 電話
  • FAX

いずれかの方法で、収集希望日の4日以上前(インターネットは5日以上前)までに、「粗大ごみ受付センター」に申し込んでください。収集日の希望(インターネットでは収集日の選択)は出せますが、申し込み順での受付のため、希望が通らない場合があります。

各申し込み方法について、詳しく紹介するので参考にしてください。

インターネット

インターネットは粗大ごみ受付センターのサイトから、24時間申し込みが可能です。以下の手順で進めていきます。

  1. 手続き選択をする
  2. メールアドレスの確認
  3. 内容を入力する
  4. 申し込みをする

自動返信メールが届いたら内容を確認し、24時間以内に再度データを送信すれば、本申し込みの完了です。データ送信を忘れると無効になるので注意しましょう。

チャットボット

杉並区はチャットサポートの『チャットボット』で、24時間申し込みを受け付けています。AIチャットボットを使った、対話形式での申し込みです。

チャットボットでは、手数料や分別方法、収集日も調べられます。申し込みの際は、インターネットと同様に、収集日の選択が可能です。

電話

電話による受付は、年末年始(12月29日〜1月3日)を除いて毎日受け付けています。粗大ごみ受付センターの受付時間は、8時から19時までです。

電話は比較的つながりにくいので、問い合わせなどはチャットボットを利用した方が良いかもしれません。急ぎでない場合はインターネット、またはFAXを利用するようにしましょう。

FAX

FAXでの申し込みは、24時間受け付けています。ただし、手数料や収集予定日などの返答が翌日以降になる場合があるので、お急ぎの人は注意が必要です。

以下の項目を記入し、粗大ごみ受付センターに送信します。

  1. 住所
  2. 氏名
  3. 日中連絡可能な電話番号およびFAX番号
  4. 申し込み品目名・大きさ(高さ/幅/奥行き)・数量

書式の指定はありません。粗大ごみを住所以外の場所から出す場合、出す場所の住所も記載する必要があります。

2.粗大ごみ処理券を購入

申し込み時に粗大ごみ手数料をお知らせしてくれるので、杉並区の「有料粗大ごみ処理券」を必要な金額分、購入してください。杉並区の有料粗大ごみ処理券は、以下の2種類です。

  • A券…200円
  • B券…300円

粗大ごみ処理券は「ごみ処理券取扱所」のステッカーが貼られた、コンビニエンスストアやスーパーマーケットで1枚から買えます。また、杉並区役所のごみ減量対策課や杉並清掃事務所でも購入可能です。

3.粗大ごみ処理券を粗大ごみに貼り付け

粗大ごみ処理券は、氏名欄に収集日と氏名、もしくは受付番号を記入して、品目ごとに金額分を貼り付けます。

間違えて貼って金額が足りていないと収集されないので、しっかり確認して貼りましょう。2枚以上使用する場合は並べて貼り、重ねて貼らないようにしてください。

4.粗大ごみを排出

粗大ごみ処理券を貼った粗大ごみは、指定日の午前8時までに自宅の玄関、または敷地の入口など、道路に面した場所に出してください。

集合住宅やアパートであれば粗大ごみ専用置場、専用置場がない場合は共有玄関前の敷地など、わかりやすい場所に出します。

杉並区で粗大ごみ排出が困難な人へ

粗大ごみの排出が困難という人は、杉並区が実施しているサポートや制度について知っておきましょう。杉並区には運び出しサービスや減免制度があります。

物理的に出すのが難しい場合や、経済的に出すのが難しい場合、条件を満たしていれば利用可能です。詳しく解説するので参考にしてください。

粗大ごみを自宅から運び出すことができない人へのサポート

杉並区は、自宅から粗大ごみを運び出せない人のための「屋内からの運び出しサービス」を行なっています。対象となる条件は以下の通りです。

1. 65歳以上の高齢者や障害者のみの世帯で、自ら集積所までごみを持ち出すことが困難 であり、身近な人などの協力を得ることができない世帯
2. 1に順ずる世帯で、必要と認められる人

引用元:杉並区 ふれあい収集

申し込み(ごみの排出者及び代理人のみ可能)や詳しい問い合わせは、杉並清掃事務所に問い合わせてください。

粗大ごみ処理手数料の減免制度

杉並区は粗大ごみの収集手数料が免除される「減免制度」があります。申請によって免除が受けられる対象は、以下の通りです。

・生活保護受給者
・児童扶養手当/特別児童扶養手当を受給している世帯
・暴風/豪雨/地震などの天災その他大規模な災害を受けた人
・老齢福祉年金の支給を受けている人

引用元:杉並区 減免制度

火災などの被害を受けた人であれば9割減額、また区長が特別の理由があると認めれば、減額か免除される場合もあります。ただし、家電リサイクル法対象家電は粗大ごみ収集の対象外です。

粗大ごみの持ち込み方法

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収集以外の処分方法として、粗大ごみの持ち込み方法について紹介します。杉並区は粗大ごみの持ち込み制度があり、区民の人であれば、車などを利用しての直接持ち込みが可能です。

申し込みと持ち込みのいずれの時点においても、杉並区民であるのが条件になります。申し込み方法や、詳しい情報について紹介するので参考にしてください。

持ち込む前に事前申し込みが必要

持ち込みは収集と同様、事前申し込み制です。粗大ごみ受付センターに電話かFAXで、希望日の5日前までに申し込みます。

インターネットやチャットボットでは受け付けていません。FAXは24時間受け付けていますが、電話の受付時間は8時から19時までです。

持ち込みに関する情報

持ち込みができるのは日曜日のみで、時間は9時から16時までになります。持ち込み場所の詳細は、申し込み時にお知らせしてくれますが、環七通り沿いの堀ノ内地域です。

申し込み者本人、または同一世帯の人のみしか持ち込みはできません。別世帯の家族や、他人による代行はできないので注意しましょう。

持ち込み時に必要な物

持ち込み時に必要なものは以下の通りです。

  • 申請した粗大ごみ
  • 必要な金額分の粗大ごみ処理券
  • 身分証明書

身分証明書は、区内住所や氏名の本人確認ができれば問題ありません。粗大ごみ処理券は、1品ずつ貼った状態にしておいてください。

粗大ごみ処分手数料

持ち込みに限り、粗大ごみの処分手数料は一律400円です。ただし、1回につき5点までの利用制限があります。

支払いは、持ち込み場所での現金払いは受け付けていないので注意しましょう。収集と同様に、事前に粗大ごみ処理券を購入して、貼り付けた粗大ごみを持ち込みます。

粗大ごみとして自治体では回収できないもの

参考までに、杉並区で粗大ごみとして収集できないものについて紹介します。杉並区で回収できないものは以下の通りです。

  • 家電リサイクル法対象の家電製品
  • パソコン
  • 区が収集できないもの
  • 事業活動に伴って生じた粗大ごみ

それぞれ詳しく解説していきます。

家電リサイクル法対象の家電製品

以下は、杉並区では粗大ごみとして回収していない家電製品です。

テレビ・エアコン・冷蔵庫・冷凍庫・保冷庫・冷温庫・洗濯機・衣類乾燥機

上記の家電は家電リサイクル法に基づいて、製造業者の責任でリサイクルしなければなりません。リサイクルにかかる費用は、原則として排出者が負担します。

購入・買い替えをする販売店か、家電リサイクル受付センターに引き取りを依頼するか、中間集積所や指定引取場所へ持ち込めば、処分が可能です。

パソコン

杉並区では、不要になったパソコンや、パソコン用ディスプレイは回収できません。これらは資源有効利用促進法によって、メーカーによる回収とリサイクルが義務付けられているためです。

杉並区が推奨する処分方法としては、メーカによる回収か、区の連携・協力事業者による宅配便を使った自宅回収があります。自宅回収は条件を満たせば無料です。

回収条件などの詳細は、連携・協力事業者のリネットジャパンリサイクル株式会社に問い合わせてください。

区が収集できないもの

杉並区が粗大ごみとして収集できない主な品目は以下の通りです。

プロパンガスのガスボンベ・消火器・耐火金庫・ピアノ・車のバッテリー・タイヤ・オートバイ

上記の品目は、購入店や製造メーカーに処分を相談するか、専門業者に依頼して適正処理を行なってもらわなければなりません。

専門業者は、杉並清掃事務所か、区役所のごみ減量対策課に問い合わせれば、受付窓口を紹介してくれます。

事業活動に伴って生じた粗大ごみ

事業活動に伴って生じた粗大ごみも、杉並区では収集の対象外です。お店や事務所、会社などの事業活動により生じた廃棄物は「事業系ごみ」に該当します。

事業系ごみは、事業者自らの責任で適正に処理をしなければなりません。事業者が出す粗大ごみは、産業廃棄物処理業者へ処分を依頼する必要があります。

杉並区で粗大ごみを出す際の注意点

杉並区で粗大ごみを出す際の注意点をまとめました。不明な点があった人は参考にしてください。

  • 収集時間は指定できません
  • 土日祝日も収集できます
  • 申し込み順での受付のため余裕を持って申し込んでください
  • 杉並清掃事務所と区役所ごみ減量対策課では申し込みは受け付けていません

特に年末年始や引越しシーズン、GW明けは混み合う傾向です。混雑時期の申し込みには注意しましょう。

粗大ごみを手軽に処分したいなら不用品回収業者がおすすめ

粗大ごみを手軽に処分したいなら不用品回収業者がおすすめです。不用品回収業者なら、粗大ごみが大量でも1回の依頼で処分できます。

回収品目の多い業者なら、品目ごとに処分方法に悩まされる必要もありません。買取に強い業者なら、費用がかかるどころかプラスになる可能性もあります。

粗大ごみ以外の不用品もまとめて引き受けてくれるので、大掃除や断捨離で大量の不用品や粗大ごみが出そうな人は、不用品回収業者に相談してみましょう。

 

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