そこで今回は、ゴミ屋敷のレベル別の脱出方法を参考に、コストパフォーマンスの良い方法をチェックしていきます。記事後半では、専門業者に依頼するメリットや費用相場もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
ゴミ屋敷脱出のための引越しはあり？
引越しは、ゴミ屋敷状態から脱出するための選択肢ではありますが、ゴミ屋敷をそのままにして引越しできるかというと、そうはいきません。
ゴミ屋敷化した住居の場合、引越し業者に見積もりの時点で断られるケースも多く見受けられます。賃貸物件なら、原状回復義務が守られていないとして、損害賠償を請求される場合もあるのです。
新居にゴミをそのまま移動するのはもってのほか。ゴミ問題の根本的な解決にはならず、時間と費用が無駄になるでしょう。
ゴミ屋敷から脱出するには、ゴミ屋敷を解消するのが一番現実的な方法です。
片付けを含めたゴミの処分と、再びゴミを溜め込まない生活習慣の見直しが不可欠と言えるでしょう。
片付け専門業者なら、大量のゴミでも定額で処分してくれる魅力的なプランを用意していますよ。
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ゴミ屋敷を片付けて引っ越したい方は、以下記事を参考にしてください。
ゴミ屋敷脱出に向けた現状確認【レベル別】
ゴミ屋敷の脱出計画として、まずは自宅のゴミ屋敷レベルをチェックしてみましょう。
- レベル1：床にゴミが散乱している程度
- レベル2：ゴミで床全体が覆われている
- レベル3：ひざあたりまでゴミが積みあがっている
- レベル4：害虫や悪臭が発生してきた
- レベル5：家内外にゴミがあふれている
軽めのレベルから順に、解説していきます。
レベル1：床にゴミが散乱している程度
ゴミが床に点在している程度で、歩くスペースはまだ確保されているのはレベル1。
家庭ゴミや雑誌、衣類などが散らかっている状態のこのレベルは、ゴミ屋敷の中では比較的軽度で、自力の片付けや清掃で充分改善できるでしょう。
ただし、生活習慣から散らかっているため、そのまま放置していると次第にゴミが増え、より深刻なレベルに進行する恐れも。引き返せるうちに、早めの対処が必須です。
レベル2：ゴミで床全体が覆われている
ゴミが床全体を覆い、スペースが狭く感じられる状態は、レベル2。まだまだ自分で片付けるのも可能ですが、ゴミの量が多いため、計画的に進める必要があります。
ゴミが床に積み重なり始めているので、生ゴミの腐敗などに気付かず状況は一気に悪化するでしょう。自己対応が難しい場合は、専門業者を検討し始めるのも得策です。
レベル3：ひざあたりまでゴミが積みあがっている
ゴミが膝の高さまで積み上がり、移動が困難な状態になってくると、ゴミ屋敷レベルもだいぶ高めと言えるでしょう。
歩くスペースがほとんどなく、ゴミをかき分けないと部屋の奥へ進めないこのレベルでは、衛生面にも注意が必要。ゴミの腐敗だけでなく、ゴキブリやハエなどの害虫が発生し始める恐れがあります。
個人で片付けるには、気合と計画性が必須。ご近所さんにも、怪しまれ始める段階です。
レベル4：害虫や悪臭が発生してきた
レベル4は、ゴミの量が多いだけでなく、腐敗による悪臭や害虫が発生する状態です。室内環境が悪化して、健康被害のリスクが大幅に増加します。
この段階では、清掃だけでなく、害虫駆除や消臭作業も必要になるため、個人での対応は非常に難しいと言えます。専門業者に依頼し、ゴミの撤去と消毒を含めた徹底的な対策を取る必要があるでしょう。
レベル5：家内外にゴミがあふれている
家の中だけでなく、庭やベランダなど屋外にもゴミがあふれ出している状態で、近隣からクレームが発生しても不思議ではないレベルです。
衛生面だけでなく環境にも悪影響を及ぼすため、場合によっては行政指導を受けるケースもあります。ゴミの量が膨大で、通常の清掃作業では到底対応できないでしょう。
早急に専門の片付け業者に依頼し、ゴミの撤去、特殊清掃、消臭処理、害虫駆除などを実施すべきです。
ゴミ屋敷の脱出方法【レベル1〜3は自分でも】
自宅のゴミ屋敷レベルを把握したところで、具体的なゴミ屋敷脱出方法を見ていきましょう。上記のレベル1～3程度の状態であれば、自分で解決できる可能性がありますよ。
- 明らかなゴミを捨てる
- 断捨離のために分別する
- 残すものの置き場所を決める
- 決めた場所に都度戻す
上記4点を、それぞれ参考にしてください。
明らかなゴミを捨てる
ゴミ屋敷脱出の第一歩は、目に見えて不要なゴミを捨てることです。
食べ終わった容器や破れた袋、壊れた物など、迷う必要のない明らかなゴミをどんどん処分していきましょう。ゴミ袋を複数用意し、燃えるゴミや燃えないゴミ、資源ゴミなど、自治体のルールに従って分別すればあとは捨てるだけ。
一度に大量を処分しようとするとモチベーションが保てませんが、簡単な作業から始めて少しでもスペースが確保できれば、次の作業も進めやすくなるでしょう。
断捨離のために分別する
捨てやすいゴミを捨てた後は、断捨離のために分別してみましょう。
「必要」「不要」「保留」の3つのダンボールを用意してください。「不要」のダンボールは、そのまま捨てられるように自治体のゴミ袋を内部に用意して、直接分別していきましょう。
「保留」に入れた物は、後で再度見直せはOK。捨てるべきか否かを都度迷っていては作業が滞るので、「一旦保留しても問題ない」とハードルを下げてみると、前に進みやすくなりますよ。
「1年以上使っていない」「今シーズン使用予定がない」などの具体的な基準を設けつつ分別すると、スムーズに判断できるはずです。
残すものの置き場所を決める
「必要」のダンボールに入れたものは、それぞれの物の置き場所を決めていきます。断捨離後の空いたスペースに収納場所を設け、使う頻度や種類に応じた配置を考慮してください。
収納の動線がよければ、整理した状態を長く保てるでしょう。
決めた場所に都度戻す
せっかく片付けた状態を維持するためには、物を使った後に必ず決めた場所に戻す習慣をつけてください。
「後で片付ければいい」という選択肢を排除してすぐ戻すルールを徹底すれば、必然的に散らかりにくくなるでしょう。結果的に、定位置に戻さないと落ち着かなくなるようになったら大きな進歩です。
大切なのは、ゴミ屋敷化を再発しない生活習慣を意識すること。毎日少しの時間を使い、「片付けリセット」の時間を作るのも効果的ですよ。
自分でゴミ屋敷の片付けに挑戦したいなら、以下記事をチェックしてみてください。
ゴミ屋敷の脱出方法【レベル4〜5は業者依頼がおすすめ】
自力でゴミ屋敷から脱出する方法をお伝えしましたが、レベル4，5の重度のゴミ屋敷は、自分だけで対処するのは不可能に近いでしょう。
なんとか脱出するためには、一刻も早く専門業者に頼るのをおすすめします。業者に依頼するメリットや、お任せしやすい業者の選び方を見ていきましょう。
業者に依頼するメリット
まず、業者に依頼するメリットを見ていきましょう。
- 迅速に対応してくれる
- あわせてハウスクリーニングなども依頼できる
- プライバシーを遵守してくれる
頼りになるメリットを3つに絞ってご紹介します。
迅速に対応してくれる
専門業者に依頼すれば、膨大な量のゴミや運搬の大変な大型の不用品を短期間で回収し、効率よく片付け作業を進めてくれます。
24時間365日受付対応している業者も多いゴミ屋敷清掃サービスは、スケジュール調整も迅速で、即日対応に応じてくれる業者もあるほど。
ゴミ屋敷からの脱出に向けた決意がにぶらないうちに対処してくれるのは、とても心強いですね。
あわせてハウスクリーニングなども依頼できる
専門業者の多くは、不用品やゴミの回収に加え、ハウスクリーニングなどのオプションサービスも提供しています。
ゴミこそなくなったとしても、ゴミ屋敷の名残りで室内が汚れているケースは多く見られます。床や壁、水まわりなどの清掃も依頼できれば、住環境が一新されるでしょう。
特殊清掃や害虫駆除などもひとつの業者に丸投げできる場合が多いので、個別に業者を手配する手間やコストも削減できますよ。
プライバシーを遵守してくれる
ゴミ屋敷の片付けを先延ばしにしがちな理由のひとつに、近隣への目が気になっている方も少なくないでしょう。
その点、専門業者はプライバシーの保護に配慮して作業を進めてくれます。車両に社名を表示しない、周囲に知られないよう迅速に作業するなどの、依頼者が安心して業者を利用できる環境がしっかり整えられていて心強いものです。
業者の選び方
安心して丸投げできる業者の選び方も、以下3点お伝えします。
- ゴミ屋敷片付けの実績が多い
- パックプランがある
- 口コミもチェックする
ぜひ参考にしてください。
ゴミ屋敷片付けの実績が多い
ゴミ屋敷の片付けは特殊な作業のため、実績が多い業者を選ぶべき。業者のホームページで事例紹介などを確認してみましょう。
特に、地元での活動が多い業者なら、地域の廃棄ルールにも詳しくスムーズな対応が期待できます。
パックプランがある
ゴミ屋敷の片付けは、大量のゴミがあればあるだけコストパフォーマンスが良くなる、パックプランを提供している業者を選びましょう。
追加費用が一切かからない定額プランが設定されていれば、あらかじめ費用が把握できるので、安心してお任せできますね。
口コミもチェックする
口コミ評判も必ずチェックしましょう。
実際に利用した人の意見が反映される口コミは、作業の丁寧さや対応の迅速さを見極める指標になります。
口コミ数が多く、高評価な業者は、満足できるサービスを提供している可能性が高いでしょう。
ゴミ屋敷の脱出にかかる業者費用相場
ゴミ屋敷清掃サービスには、トラックにたくさんのゴミを載せられるだけ載せられる、お得な定額積み放題プランを提供している業者がほとんどです。
ゴミや不用品の量によって、トラックのサイズを選べます。
| 間取り | ゴミ屋敷片付け料金目安 |
|---|---|
| 1R/1K | 1～3万円（軽トラック） |
| 1DK/1LDK | 3～5万円（1.5tトラック） |
| 2DK/2LDK | 5～8万円（2tトラック） |
| 3DK/3LDK | 8～10万円（4tトラック） |
| 4LDK以上 | 10万円～（4tトラック） |
大量のゴミがあっても価格が定額であれば、ゴミ屋敷からの脱出も難しくないでしょう。
ゴミ屋敷清掃業者の費用相場は、以下記事で詳しく解説しています。
ゴミ屋敷の脱出は「ワンナップLIFE」に相談してみよう
ゴミ屋敷からの脱出方法について、ゴミ屋敷のレベルに沿って解説しました。
自分でためこんでしまったゴミや不用品でも、自力で片付けるのは至難の業。脱出したいという決意とは裏腹に片付けが進まないなら、早めにプロの業者に依頼しましょう。
「ワンナップLIFE」は、年間15,000件以上のゴミ屋敷清掃サービスを受け付けている実績豊富な専門業者です。近隣からのプライバシー遵守も徹底しているため、安心して依頼できますよ。
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